君に届け 2巻 | お役に立ちません。

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映画はWOWOWとTSUTAYAのお気持ち次第(笑)

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だんだん受け入れられ始めた爽子の周りに黒いうわさが。

なんと、爽子が、吉田、矢野の悪口を言っていると。

ひぃ、爽やか漫画がいきなりどろっとした!
どうなるかとひやひや。
でも、ふたりは始め信じなくって、全然爽子信用してて。
だって爽子はピュアだもんね!

だけど、口下手で、自分のこと一段低く見てるから、
誤解が生じる。
噂も広まる。

爽子は、自分のせいで大切な友達に嫌なうわさがたつのを恐れて、
またひとりになろうとするんだけど…

友達に囲まれる楽しさを知っちゃったから、
もうひとりで平気でいられるやりかたが分からなくて。
ここで涙した。
だってそんな、ふつう、人はひとりじゃないもん。
爽子そんな我慢しなくていいのに、一緒にいればいいのに、って。
前回の、席替えエピソードが凄く良くて感動してたのに、
ひー、なにこれー、って。

勉強ノートで、爽子クラス全体に受け入れられそうなのになにこれー、て。

吉田・千野も信じたいけど、うまく信じられなくて、
でもそれは爽子のこと好きだからって。

こんな真正面からぶつかっていく友情いいよね。

で、一番良かったのは、きっかけを与えてくれたのは風早くんだけど、
解決したのは爽子自身なところ。

どこまでもピュアなこで、
気持ちは話さなければわからない、
話せば、きっと理解してくれる(←いいところ。泣いた)
って信念のもとに、黒いうわさをしている人たちに真正面から立ち向かう。

それは嘘なので、と噂を消そうとする。
いじめみたくなっても、全然ひとりで頑張って。
強い子。
そんな爽子が大好き。

で、それを見ていた吉田・千野が助けに来てくれて誤解解けて。
サリオも泣きたいくらい嬉しかったよ。

ピュアでまっすぐで、こうあれたらな、って物語。
サリオのピュア願望をすごい満足させてくれる(笑)


龍の「なぐさめてやろうか」にちょっと萌えた(笑)
ひゃー、吉田と龍に幼馴染恋の予感!