たかしちゃんの自虐的絵日記１
「ゴジラは何て鳴くと？」
これは2007年３月末、大学の同期・ヒサノリを訪ねて行った福岡小旅行での思い出。
当時ほぼニートだったボクは(←ダメ人間やん！)、青春18きっぷを手に片道12時間(！)かけて、福岡初上陸！ヒサノリと一年ぶりの再会を果たしたわけです(涙)その夜は初福岡の街中をドキドキで歩いたり、中洲でラーメン食ってボッタクられたりして…
そして次の日、ボクはゴジラになったのです。
それはヒサノリの仕事場でした。彼は酒も飲める飲食店で働いてて、昼飯を食いにそこへ連れてってもらったんやけど、どうやら「ここにオタクが来る！」ということになってたらしく… 「うわっ！初めてオタク見た！」
「いや、別にオタクじゃないんですけど…」
「何が好きと？」
「何って…ゴジラ？」
「充分オタクやん！」
それからそこでのボクの名は“ゴジラ"に…
いくら好きやからって、まさか自分がそう呼ばれる日が来るとは。松井じゃあるまいし。ねぇ？
それでも店の人たちはめっちゃええ人たちで、こんなゴジラにも色々喋りかけてくれて…
そんな会話の最中でした。 「ゴジラは何て鳴くと？」
「え？知りません？ギャアアオォンって…」
「ゴジラは何て鳴くと？」
「え？だから…」
「ダメやん！フツーに答えたら。それでも関西人なん？」
………
そこから五分間隔での「ゴジラは何て鳴くと？」のムチャ振り！
とりあえずなんか言うても「え～、ちゃうな～」「で、ゴジラは何て鳴くと？」 ってもう勘弁して！
そんでもって、せっぱ詰まって出たのが…
ああそうさ！寒いさ！イタイさ！イタイ男ですよ！
充分知っとうっちゅーねん(泣)
ただ、そのイタさがウケた？みたいで…。
その後ももう一回行って、結局「関西人て言っても、ただ大阪から来ただけの人やったね」の烙印を押されてしまいましたが、楽しいひとときでした。
それとあと一つ、そこで発見したことが。
それは福岡独特の笑いの空気というか…
そこのヒサノリの後輩も昼飯を食いに来て(仲ええな、ここの人たち)、先輩たちがやっぱりどんどんムチャ振りして行くんやけど、その後輩くんもちゃんとボケ返す。 ただ、ただ！ 誰もツッコまへん！
なんで!？
振っといて放ったらかし!？
やっぱ関西人としてはツッコミたくてウズウズ。「てか何でツッコまんの！？」て言うてもた。 ヒサノリは「(笑)そうやねぇ、こっちはツッコまんねぇ」やって。どうやらそれが博多流。 ただ、慣れてくるとこれはこれで心地良いんです！「あちゃあ…言っちゃったな…」みたいな余韻がおもしろくて。なんかゆったりした空気が良かったな～。
福岡、ホンマにまた行きたいです