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落書き

 

久々に月猫のみゃあを書きました。

小説の方は徐々に上がっており、正直アップが遅れているだけだったり。

 

絵の方、ちょっとは進化しただろうか????

DADA and KuRU/kurU RE; 【設定ラフ集】

2015年 10月25日 みーしゃ ラフ を追加しました。
2015年 10月27日 カミロ グラシア ラフ 追加しました。
                                       ペドロ グラシア ラフ 追加しました。
          ミランダ  ラフ 追加しました。
2016年 1月10日  タバコ屋 ラフ 追加しました。 
DADA
2017年 5月10日  のあ。 ラフ 追加しました。

●のあ。


●タバコ屋のババァ




●ミランダ


●ペドロ グラシア


●カミロ グラシア


●みーしゃ



●霧宮 瑠璃



●トニー ベイカー




●ボブ ボンバヘッド


●C(シーネ)


●ゴライアス バンヘッド


マスク ド カーネル


KuRU/kurU RE;

憂鬱多弁(ブルーブルー)


その他



DADA ~KuRU/kurU RE; SS~ Episode1  #39

 

―そうして3ヶ月後

 

彼は、完全にオタクになっていた。

伝統的オタクファッションで、チェックのシャツをジーパンにインしてリュックを持って歩く様になった。

 

ある日、コミック特典の限定トレカのため忌まわしいあの秋葉原に彼は戻ってきた。

 

彼はその日朝6次から虎の穴にならび店鋪特典の『ミルフィちゃん』というキャラカードを得ようとしたが、残念ながらそこには既に長蛇の列が出来ていた。

ギリギリだがなんとか手に入れられると踏んだ彼はそれに長時間ならぶこと二時間、回転と同時にコミックコーナーに向かった。

目的のコミックは飛ぶ様に売れており、しかしながらラッキーな事に一冊だけ余っていた。彼はそれに手をかけようとすると、ほぼ同時に誰かが本に手をかけた。

「あ、すいません。」

「こちらこそ」

「あ、あの、どうぞ。」

「え、いや、もうしわけないですよ。きっとあなたの方が早かった」

「いや、そんな」

そんな事をしているうちに背後のレジから『え?ここミルフィなの?俺イオリ押しなんだけど。じゃあ、いらないわ。ったく、アニメイト間に合うかな』と一人の男が例のコミックを一冊戻しにきた。

カミロは譲り合った男にコミックを渡す。

「これで、問題がなくなりましたね」

「ええ、ミルフィちゃん、かわいいですよね」

「ええ!もちろん!」

勢い良く返答した時、初めてお互いに顔を見た。

「「あ」」

目の前にいたのはいつかの白デブ。

「彼は反射的に当時の怒りがよみがえり」

「この!―」

と、とっさに殴り掛かりそうになって、しかし殴る事無くすっと拳を下ろした。

今のカミロにはよくわかっていた。

そんな事をしても弟は返って来ない。

むしろ、加害者は自分なのだと。

彼は、なんとか怒りを鎮めた。

「ベイカーさん。あの時はすいませんでした。弟の事は気にしてません。今の僕にはミルフィちゃんという嫁がいますから」

そういって、とことこと、レジへ向かった。

だが、トニーも隣のレジで会計をしている。

其の時、ちらっと横目で財布の中身を見てしまった。

端しか見えていなかったが、彼が手に医入れられなかったカードが何故か、財布のカードケースに入れられていた。

「限定カードいくつコンプしました?」

オタクとしての競争心だろうか。つい聞いてしまった。

5つ。とトニーは答え。

「私と一緒だ!なら、そのコレクションみせてもらえませんか!」

と興奮していってしまった。

「なら、コーラでも飲みながら。グラシア氏」

と、トニーは答える。

「ええ!ベイカー氏!」

と、カミロも答えた。

 

 

    ◆ ◆

 

メイド喫茶 のすとらぶChuChu

 

二人のオタクが、さっきから延々と時間が経つのを忘れて語り合っていた。

「おい、のあ。ありゃ、どういうことだ?なんで旦那がいつかのタコス野郎と意気投合してんだよ」

「それよりみーしゃ。あいつ、なんで完全にオタク化してるのよ。」

そう、厨房の影で囁くメイド達をよそに―

 

「ああ!そうだ!第13話は神回だった!」

「須河ならやれる!須河なら!って感じだったぜ!」

「作画枚数何枚なんだよて感じのヌルヌル感!」

「でも、演出なら5話だよな!」

「あれだろ?間宮がチッと舌打ちながら電柱を蹴るシーン」

「わかってんなぁ!あれのおかげで原作の長々とした心理描写がすきっと短時間でわかんだよ!さすがだぜグラシア氏!」

「当然だろ、ベイカー氏」

 

二人の会話は盛り上がり続ける。

そんな一人のメキシコ人の変わりようを見てミランダはのあとみーしゃに諭すように

「ここは、朱交われば赤になる様な場所なのさ。この秋葉原はね」

と、語る。

「でもよ、姉御。ありゃ、まるで洗脳だ。宇宙人のテクノロジーなんかより、よっぽど恐ろしいぜ」

と、本当に戦慄させながらみーしゃはいった。

 

 

後に某動画サイトでこんなタグが付けられる事となる。

 

『日本が核を持たない理由』

 

もっと、古典的にいうなら『かわいいは正義』

 

そして、カミロ曰く。

 

『萌えには勝てなかったよ…』

 

あの厳しい夜を超えて一人のオタクが爆誕した。

 

これは、ただ、それだけの話。

 

End

 

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