今週の相場見通し | ファンダメンタルなアウトローのFX

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個人投資家がFXで利益を挙げるにはテクニカル(確率トレード)ではいけません。あまりに投機的すぎだからです。その代わりに〖金利〗という概念でFXを攻略する方法があります。

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たった11ページと小さなものですが、FXの参考になるのでは?と思い作ってみました。PDFなのでDLして読めます。無料・無条件で読めます。ぜひDLしてみてください。



●来週の主な経済指標

8日(月)
08:50 日・国際収支(12月)

9日(火)
16:00 独消費者物価(1月確報)
18:30 英貿易収支(12月)

10日(水)
08:50 日・機械受注(12月)
18:30 英鉱工業生産(12月)
19:30 英中銀四半期インフレ報告
22:30 米貿易収支(12月)
02:45 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 講演(金融危機について)

11日(木)
09:30 豪雇用統計(1月)
22:30 米小売売上高(1月)
EU首脳会議

12日(金)
19:00 ユーロ圏GDP(第4四半期)
23:55 米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(2月調査)


●来週の米債券入札

9日(火)3年債 440億ドル
10日(水)10年債 250億ドル
11日(木)30年債 160億ドル


先週の相場

先週は、序盤からリスク選好的な動きが強まった流れでしたが、週末にかけてリスク回避が強まりました。上昇分を木金で打ち消され、とくに木曜の相場はインパクトあるものでした。ユーロ/円などは頂点から底辺まで5円40銭くらい落下しています。一週間でで主な市況も悪化しました。

NY金は1083.8㌦⇒1052.8㌦、NY原油は72.89㌦⇒71.19㌦、NY株式(ダウ)は10067.33㌦⇒10012.23㌦、長期金利は3.584%⇒3.564%と全面安な展開でした。


今週の相場見通し

まず、ユーロ圏の財政懸念を良く観察しなければなりません!先週はギリシャ以外にもポルトガルやスペインの財政懸念がクローズアップされました。改善の見込みに関するニュースはなく、ユーロはまだ崩れる可能性が強そうです。注目指標として、ユーロ圏GDPがあります。米国に関しては、大きなイベントを通り過ぎ、テーマになりにくくなりそうです。しかし、小売売上高ミシガン大消費者信頼感指数などがあります。

私個人が非常に重視しているレポートの1つにBOE四半期インフレレポートがあります。実際にはトレードしないポンドに関するレポートですが、英国のファンダメンタルを理解するのに非常に便利だと思い重視しています。

豪州は、2月に利上げを見送りました。したがって再度利上げに向かってトライする流れです。その意味で、豪雇用統計は注目していいでしょう。日本に関しては、観るべきものが少なそうです。


まとめますと、最大の注目点は、ユーロ圏の財政問題です。この動きがあれば、ほかに優先されるでしょう。ここ数日消えていますが、中国の金融引き締めにも気を配る必要があります。リスクはとりにくい環境であります。


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