きっかけは 罪悪感からでした | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

私がセラピストを目指すきっかけとなったのは「話の聞き方」を学びたい、という思いです。

棚おろしのために、当時のことを 書かせてくださいね☆

$子育ては「聞く」が9割でうまくいく

実は、私が コーチングを学び始めたのは 保護者とのトラブルが 原点です。

退職する年、保護者からの 苦情(と感じるご相談)に 悩まされました。

教師になって9年間、あまり保護者とトラブルになったことはなく、毎日が 戸惑いの連続でした。

思いやりのつもりで 発した言葉が 真逆の意味にとられていたり、

よかれと思って アドバイスしたことで あげ足を取られたり、

忙しい時間をさいて 話を聞いたつもりなのに「先生は話を聞いてくれない」と吹聴されたり…。

ドツボとは まさに この時期のことでした。


当時は、主任や管理職に相談しても、

「保護者に 文句を言わせるようでは ダメ(もっと威圧的になれ!)」

などと言われ、自分の評価が下がったような 悲しさもありました。

威圧的になれば、それで 解決するの?という 疑問もありました。

真摯に対応したこともあり、1年の間には 和解しましたが、退職後も 軽い対人恐怖症に悩まされるほどの 出来事となりました。


退職してからも、ずっと考えていました。

あのとき どう対応したらよかったのだろう…



退職後に出産し、ふと 気づきました。

はじめての子どもということで 不安がいっぱいの私。

子どもの息が苦しそうなので 医者に連れて行くと

「お母さん、一人目? 赤ちゃんって みんなこうなんですよ。正常です。知らなかったの?」

子どもの言葉の発達が遅く、3歳近くになっても話さないことを心配すると、

「ベビーサインが悪いんですよ。」

(*そんなことはありませんヨ。ベビーサインのおかげもあって、コミュニケーションの上手な子に育ちました)

子育てママの集まりで、主催者に 改善点をお伝えすると、話し終わらないうちに

「それはできません。ボランティアですから、限界があります。」

話を聞いてもらえない…!と 感じました。


同時に、教師だったころの 自分の対応も 思い出しました。

あぁ、私も そうだったかもしれない。

悪気はなかったのですが、私は 話を聞いている「つもり」でした。

話を聞きながら 頭の中では アドバイスを考えていたり、

「できません」と伝えることで 会話を遮断したり、

自分の価値観を押し付けることを よかれと思っていたり…。


保護者の 本当の声を 聞いていなかったのではないか?と 感じました。

きっと 毎日 毎日、いちゃもん(と感じられる事柄)を書き連ねてくるママさんは、苦しかったんだ…


苦しい、うまくいかない、助けて、認めて、こんなにがんばっているのに…



そう思えたときに、視点が変わりました。

もっと 聴く技術があったならば、裏にある「心の声」を 聞き取ることができたはず。

ひょっとしたら、最後まで 黙って話を聞くだけでも 安心感を感じてもらえたのかもしれない。


もう 教育業界には戻らないと 決めていた私でしたが、どうしても「聞き方」を知りたくて 高い受講料(60万円!)を 払い、学び始めました。

あのとき、保護者に どう対応したらよかったのだろう、その答えを求めて。

そして 今に至ります。


私が ママたちに 伝えたいことのひとつは「聴き方ひとつで 親子関係が変わる」ということ。

聴くって 本当に奥が深いのです。

子どもの話を「聴く」「訊く」「聞き流す」。

そして、自分で 自分の話を「よ~く聴く」。


私は コミュニケーションを学んだことで、他人とのコミュニケーションだけでなく、自分との付き合い方も うまくいくようになりました。

これからも ブログやメールセミナーを通して、みなさんとシェアしていきたいと思っています。

長いお話にお付き合いいただきまして、ありがとうございますドキドキ