子どもができることをやらないとき、どう対応する? | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

先日、とある場所で お子さんが

「ママ~!ボタンやって~!」

と ぐずっていました。

ママとしては、ボタンを留めることは すでにできるので、やらせたいと思ったようです。

「自分で やりなさい。もう、できるでしょうむかっ。」

子どもは、泣いています。

子どものためには、自分のことが 自分でできること 大事ですもんね。

そのママのお気持ち、よくわかります。


こんなとき、いろんな 選択肢がありますね。

・怒ってでも やらせる

・ボタンを留めるのを 励ましながら 待つ

・甘えたい気持ちを 受け止めて、留めてあげる


ほかにも いろいろありますね☆

どれが 正解というわけでは ありません。


こんなとき、いろんな考え方の切り口があります。

視点ですね。


たとえば、「目的は何か?」です。

ぐずる子に 無理にでも ボタンを留めさせたいと思う 目的は何か。

・自立に向けて、自分でできることは やらせたい

・できることを やろうとしない子どもに、甘えを感じて 腹が立つ。

・子どもが 自分の思い通りに 動かないので、怒ってでもコントロールしたい

それとも・・・?


ほかにも ありますね。

そこから何を学ぶか」です。

・怒ってでも ボタンを留めさせる

→ 自分でできることは 自分でやる、という責任を学ぶ。

→ 気持ちを受け止めてもらえない、話を聞いてくれない、と 感じるかも しれない。


・ボタンを留めるのを 励ましながら 待つ

→ 自分で自分の気持ちと 折り合いをつけながら、自分のことは 自分でやることを学ぶ

→ 時間が ものすごく かかるかもしれないので、急いでいるときは 不向き。


・子どもの 気持ちを受け止める

→ ママが 気持ちを受け止めてくれる うれしさや安心感を学ぶ。

→ やりたくないときは、ぐずればよい、ということを学ぶかもしれない。

どちらも 一長一短ありますね。


こんな 視点もありますよ。

本当にそうなのか?

今 ボタンを留めてあげてしまったら、本当に 自立できない 子どもになるのか?

本当に 子どもを良くしたいという思いから、イライラしているのか?

他の選択肢は、本当に ないのか?


こんなのもありますね。

直観で 考えて、どうしたらいいと思う?

頭で考えるより、直観や ココロで感じたことの方が 当たっていること、多いですね。


まだまだ、まだまだ 視点って いろいろありますけどね。

コーチングって、いろんな角度で 物事を見ていくんです。

で、一番 大事なのはですね。

いずれにしても、お子さんを よ~く見ることですね。

育児書の 一問一答じゃなくてね、目の前の お子さんの 今ある事実を 見ること。


そして、どうするかは 自分で 決めるんですネ

この「自分で決める!」というのも、コーチングのすてきなところ。

正解は、自分で 決めれば いいのねん。ねドキドキ