私があえて記事に書かないこと★発達障害 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

この記事に関して、今日 こんなコメントをいただきました。

ミカさんのブログ、どこからたどりついたかは忘れましたが、いつもありがたく読ませてもらってます。

こんな方が近くにいらしたらいいのにな~って。

わたしも「気になる」人です。

以前は中学校の教師をしていました。

厳しい教師だったと思います。

今は、二児の母になりました。

下の子に発達障害があります。

幼稚園の入園式では、ず~っと寝っ転がっていました。

もちろん、「きちんと」座っていて欲しいのですが、無理に座らせて、パニックになって、

大泣きするよりいいのかな…と思い、他の保護者の目を気にしつつ、見守っていました。

親の厳しいしつけだけで、大人の期待する行動ができる子に育つわけではないことを知りました。

「厳しい教師」だったわたし。

我が子の発達障害を頭では受け入れているつもりですが…心の中は葛藤続きです。

大人の横入りも、やはりすっごく気になるわたしですが、

こどもの行動については、ちょっと思うところがあったので、コメントさせていただきました…。


ありがとうございます。

とても 参考になる意見だと感じ、こちらに転記しました。

発達障害のお子さんを 抱えられる方は、世間の目に 傷つく経験が 多くあると思います。

私も 発達障害の子どもたちを 受け持ってきましたので、そういった母親の声を たくさん聞いてきました。

私が、この記事で「たいていの子は 静かに待っていられる」と書いたのは、そうではない子もいる、という前提からです。

ただ、「発達障害の子は、静かにできないことあります」のような 注意書きは 付けたくなかったんですね。


私が、発達障害について知ったのは、15年ほど前です。

ことばの教室の先生が 資料を配り、職員に シェアしてくださいました。

トムクルーズの例などが書いてあり、とても 衝撃的だったことを覚えています。

すぐに、軽度発達障害(現:発達障害)に関する記事を (当時作っていた)ホームページに書きました。

当時は、発達障害に関する知識は ネット上にも あまりありませんでした。

本などを読んで 記事を書いたり、受け持った子どもたちの例を 書いたりしました。

多分、いろんな発達障害のHPに 今でも リンクされていると思います。


ここ数年で、発達障害自体は だいぶ 認知されてきていますね。

でも、そこが 私のもやもやするところです。

勝手に”診断”する人が 出てたことです。

ちょっとかじった知識で 「あの人は AD/HD」「私はアスペルガー」などと 言う人が増えました。

私の市の スクールカウンセラーが、児童生徒に 勝手に診断名をつけたり、その情報を 外部にもらしたりしている様子も 見聞きしました。

診断名を付けられるのは、お医者様だけです。

さらに、診断名を付けることが 大事なのではなくて、その子の 傾向を知り、今後に役立てることが 大切です。

私も 世間に 理解が広がることを願っていた一人ですが、つい「なんかちがう…」と 感じてしまいます。


発達障害は、よく「発達に でこぼこがある」という言い方を されます

だから、一口に AD/HD・LD などと 言っても、いろんなタイプの子がいます。

診断することの メリットは、療育の方向性がわかることです。

たとえば、「聞く力が弱い」という傾向がわかれば、その手立てが 見えてきます。

また、発達障害の子達の中には、極端に 自己肯定感が 低くなる子が います(二次障害)。

心が たくさん 傷ついた結果なんですね。

能力を伸ばすだけでなく、心のケアが欠かせません。

まず、その子自身を 受け入れ、受容していく人が 周りにいることが 大切だと感じています。

障害が あるとか、ないとか、関係ないですね。

どの子にも 共通する、子育ての課題だと思います。


だから、私の記事の書き方で、

「あの子は、落ち着きがないから 発達障害なのね」

なんて レッテルを貼る人が 出てきたら、という 不安がありました。

だから、これからも 一般的な話として いろんなことを書いていきますが、発達障害の子は…などの 注意書きはつけません。


また、発達障害に関しては 少しずつ アメンバー記事に書いています。

こちらのカテゴリーにまとめてあります。

こちらも 参考にしてみてくださいね。

また 少しずつ、書き足していきます。


ぴこさん、私に このようなコメントを 書くのは、勇気がいったことでしょう。

言葉を選び、穏やかに伝えてくださって ありがとうございます。