9歳は分かれ目★抽象的な思考のはじまり~ | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

「9歳」が 分かれ目よ~と私は思います。

小学校3年生ぐらいですね。

教室のにおいが だんだん 変わっていくのも、3年生ぐらいから。

(高学年の教室は、すっかり 思春期のにおい。 くさい~あせる中学年は そのハザマです)。

お勉強も 具体的なもの 右矢印 抽象的なものに 移行していきます。


たとえば、低学年は 生活科などで 体験を通して 学習します。

植物を 実際に育てて 観察したり、お祭りをして 地域の人たちや 違う学年の子と ふれあったり。

算数も 目に見えたり、さわれたり、わかりやすいものが 中心です。

内容が、具体的なの。


3年生以降、理科や社会が 始まると、ちょっと 変わりますね。

「養分」とか「電気」とか「東西南北」とか、見えないもの、手でさわれない物も 扱っていきます。

算数も 時刻だけでなく「時間」、数は「分数」や「少数」など、少し むずかしくなっていきます。

りんごが3分の2個とか 低学年では 理解しにくいですよね~汗

高学年になると、50mの3分の2 … みたいに、さらに 抽象的になっていき、学力の差が出てきます。

(50mを「1つのかたまり」と考えて計算する、というのは 結構 高度なんです~。

 1個のりんごの 3分の2は 簡単ですが、2個のりんごの 3分の2は イメージしにくいのと同じです)


私が 学生の頃、家庭教師をしていて つまづきがあった子どもたちは、たいてい 3年生からの内容が 身についていませんでした。

それだけ、ぐっと むずかしくなる時期なんですね。


この9歳のハードルを 乗り越えるために 必要なのは、「体験」です。

実際に、見たり、さわったり、観察したりした 体験。

これがベースにないと、抽象的過ぎて わからないの。


お友達と遊ぶことが 一番 いいレディネスなんじゃないかな~と 思います。

ありの行列を 目で追ったり、夕日が沈むのを見たり、友達とおやつを 分けっこしたり、泥団子作ったり、お料理したり。

抽象的な概念を 体験と結び付けられる子は、理解が はやいです。


でも、まあ、そんな むずかしいこと抜きにして、私は 子どものときは たくさん遊ばせたいです。

ただ 走ってるだけ。ただ 追いかけっこしてるだけ。ただ 砂をいじってるだけ。

それが「楽しい~!」って 思える時期って、そう 長くはないから。


なんだか まとまりのない文ですが、9歳は 分かれ目ですよ~。
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