やっほーい。
福井県の鯖江市も、やっと道路脇の雪が溶けてきたね。
もうじき暖かな春が来るので、楽しみな季節到来を喜ぶ、
月曜日の天使、マインちゃんだよー。
今日はさ、久しぶりにお金の話をしまーす。
パパに教わりながら会話形式で書いていくので、
軽く勉強がてら、楽しんじゃってくださいな。
それでは、行くぜ。
パパ:なあなあ、マインちゃん、政策金利って知ってるかい。
マイン:はにゃ?せいさくきんり?「政策」と「金利」なら分かるけど
パパ:それじゃあ、政策と金利をそれぞれ教えてもらおうじゃないか。
マイン:簡単にだけど、政策って言ったら政治のやり方、みたいなものでしょ。
金利と言えば、銀行とかの預金に付いたり、借りるときの手数料みたいなものかな。
パパ:おぬし、やるのう。いいかい、政策金利ってのはね、
マインちゃんに言ってもらったこととは違うんだけど、
日本だったら、日銀が一般の銀行に融資する際の金利のことをいうんだよ。
マイン:なによ?私に言わせたことと、まったく違うじゃない。何が、おぬしやるのうよ。
パパ:はははは。いいかい。何でも人から教えてもらって済まそうという考えは、
良くないなあ。だからこそ、分からないことは一度自分の頭で考えてみることが、
大事なんだよ。今はまだ分からないかもしれないけれど、成長するにしたがって、
ネットでの情報の取得は早いけど実は何も考えていない大人が多いからさ。
マイン:そうなんだ。大人になるって、いろいろあるんだね。
パパ:でね、話を戻すとだな、政策金利の利率というのはね、その国々の景気によって、
高く設定したり、低く設定したりするんだよ。
マイン:へぇー。そうなんだ。日本は今、マイナス金利だよね。
パパ:そうだよ。一般的に、景気が悪い時は政策金利は低く、景気がいい時は高いんだよ。
マイン:それなら、金利が低い今は、景気が悪いってこと
パパ:大企業には景気回復の兆しが見えてきているが、中小企業には未だ、景気回復に、
ほど遠い会社も多く、完全な景気回復ではないんだよ。
マイン:そうなんだ。新聞を読んで気付いたんだけど、
アメリカって金利を少しずつ上げてない
パパ:ほほぉー、マインちゃん、するどいね。そうなんだよ。今日のネタは。
アメリカの中央銀行に当たる、連邦準備制度理事会(FRB)が、
アメリカの景気回復が確実視されているとして、
政策金利を更に上げようとしてるんだよ。
それも、年に4回も。
マイン:年4回って強気だねー。そうなってくると、日本や欧州はどうなの?って話だよね。
パパ:そうなんだよ。日本や欧州は、金利を低く設定することで、
企業が銀行からの融資を受けやすくして、
設備投資などに回しやすくしてるんだけど、
実際は、儲かったお金を再投資せずに、
現金としてストックしている企業が多いんだよね。
マイン:はちゃー、ダメじゃん。
パパ:でも日本は、アメリカという見習うべき国があるからいいけど、アメリカは、
気合い入ってるねー。だって、未だかつて、やったことのないことをやってるわけでさ。
新たなFRB議長のパウエルさんは強気だし、3月に利上げの公算も高いんだよね。
そのかわり、それに反応して、株式市場はめちゃくちゃだけどね。
マイン:へえ、金利は企業に影響を及ぼし、中央銀行の方針にも影響を与え、政治や経済、
はたまた株式市場にも影響を与えるんだね。すごい影響力だね。
パパ:そうさ、一国で起こってることも、グローバル化で世界中へ影響が及ぶのが、
今の世界さ。それが常識になりつつあるのも怖いところだね。
マイン:私も子供ながら、関心をもって、政治経済ニュースや、新聞読もうっと。
以上、マインちゃんとパパの会話調でお送りいたしました。
参考文献:福井新聞 3月1日号 P7