二次創作小説⇒テイルズオブレジェンディア「ホタテをなめるなよ!」ジェイ、モーゼス | ミにならないブログ~ゲーマー主婦のお絵描きと子宮体癌~

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二次創作小説


作品
テイルズオブレジェンディア

内容
ほのぼの

執筆日
2008年2月27日

コメント
すみません、モーゼスをいじめちゃいました(笑)
戦闘の最後にたまにジェイがモフモフ族の
マネしてるときがあるじゃないですか?
あれをイメージしてあの姿をモーゼスが見たら
どう思うかなーと思って書いてみました
へぼくてすみませんでした
最後まで読んでいただきありがとうございました

小説

「ホタテをなめるなよ!」

「ねーねージェイ、僕たちと一緒にあれやろうよ」

キュッポが笑顔全快でジェイに語りかけた
ピッポもポッポも瞳をウルウルさせてジェイを見つめていた

「やだよぉ~恥ずかしいよぉ~」

ジェイは困った顔で答えた

「どうして恥ずかしいだキュ?」
ポッポが言った
「そうだキュー!僕たちが毎日やってることだキュー!」
ピッポも一歩前に出て胸を張りそう言った
「ジェイもやるキュー!」
キュッポはもう一度ジェイを説得した

ジェイはずっと考え込んでいたが、
3人の熱烈なまなざしに勝てるはずがなかった

「もう~仕方ないなぁ~少しだけだからね」

そういうとジェイはしぶしぶと、
キュッポたちと同じ格好をするために寝転がった
仰向けになり両足を上げ、
両手でお腹の辺りで貝を割るしぐさをした

「キュッキュキュー!」

キュッポたちも同じ格好をジェイと出来て、ご機嫌だ

「ほら、ジェイも言うキュ、キュッキュキュー!って言うキュー」
ポッポが言うとジェイはすでにやけくそ状態で

「キュッキュキュー!」
と言いながらキュッポたちと同じ格好をした

「ドワァーハッハッハッ~ダーハッハッハッ!」

遠くから下品な笑い声が聞こえた

「・・・嫌な予感が…」
ジェイはそういうと、すぐに姿勢を戻し、
立ち上がって何もなかったような顔をしていた

「ジェイ坊、なんじゃあれ?ホタテの仲間入りか?
キュッキュキューってな
ダーハッハッハッ!」
モーゼスが嬉しそうな顔でにやつきながらジェイの元にやってきた

「一番見られたくない人に見られてしまいましたね」
「大丈夫じゃ、今のことは誰にも言わん、
二人だけの秘密にしちゃる、ダーハッハッハッ
腹いてぇ~」
すでに泣き笑いの顔でうっすらと涙を浮かべながら、
いじわるな笑いを見せるモーゼスにジェイの怒りは一気に限界に達した

「そんなにおかしいなら、ご自分も一緒に
やってみたらどうです?楽しいですよ?」
ジェイはうっすらと笑みを浮かべながら、
キュッポ、ピッポ、ポッポに目配せをした

「そうだキュー、モーゼスさんも一緒にやるキュー」
3人はモーゼスを囲んだ

「いや、俺はええんじゃ、あ、えっと…向こうでセの字が呼んじょるな…」
モーゼスは急にあわてだしたが時すでに遅し
キュッポ、ピッポ、ポッポがモーゼスの上にのり横にさせ、
貝を割る格好をさせた

「なにするんじゃー、やめろーやめてくれーーー」

モーゼスの声も虚しく、
すでに同じ格好にさせられ身動きが取れないでいた

「モーゼスさん、いい格好ですね、
ついでにキュッキュキューって言うんですよ
ほら、早く言ってみてください」

ジェイは立場逆転とばかりに、冷たく言葉を突き刺した

「そんなこと言えるか!」
モーゼスは激しく抵抗をした

「いいんですか?モーゼスさん、あなたが言わない限り、
キュッポたちは力を抜きませんよ
もう言うしかないんですよ、ほら、早く聞かせてください、
かわいい声でお願いしますね」

腕組みをして滑稽な格好をしているモーゼスを見て、
優越感に浸っていたジェイの背後から声がした

「もういいんじゃないか、いい加減許してやったらどうだ」

声の主はセネルだった

「セの字、助けてくれ」
今にも泣きそうな弱々しい声で助けを求めるモーゼスは、
いつもの野蛮人とは別人のようだった

「事情は知らないけど、もういいんじゃないか?
モーゼスも悪気があったわけじゃないだろうし」
セネルはジェイにかけあったが、ジェイは聞く耳持たずだった

「なんならセネルさんがモーゼスさんに変わって、
あの格好で鳴いてみますか?」
不適な笑みでジェイはそう答えた

「いや・・・遠慮しとく…」
「では、邪魔しないで下さい」

セネルはモーゼスにご愁傷様と言わんばかりな
苦笑をしながら、その場を立ち去った

「セの字~」

モーゼスの声も届かず、どうしても言わないといけない状態まできてしまった

「そろそろ観念したらどうですか?モーゼスさん」

「わかったわ、ど畜生!言やええんやろ~、んんっん、キュ…」
「キュ?」
キュッポ達3人はモーゼスの体を抑えていた手をはずして、

3人そろって首をかしげた
そのかわいい姿に、逃げるわけにも行かず、

言わないわけにもいかなくなったモーゼスは、ようやく腹を決めた

「ええい、キュッキュキュー!」

モーゼスの言葉と同時に、キュッポ達は同じ格好でみんなで
「キュッキュキュー!」
と楽しんだ

何度か叫んだあと、モーゼスは立ち上がってジェイの元に歩み寄った
「これでええんじゃろ?ジェイ坊」
「はい、キュッポたちも喜んでくれてます、
僕達を馬鹿にすると痛い目見ますよ」

モーゼスは肩を落としてジェイたちの元を去っていった
ジェイがキュッポたちの真似をして一緒にキュッキュ
やっていたことすら忘れていたのだった

-END-

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