レッスン8
【マルセイユ版とウエイト版、そして...】
前回、カードはウエイト版が、情報が豊富ゆえにお薦めです、と書きました。
しかし、必ずしも伝統的なウエイト版にこだわる必要はありません。
せっかく、数多くの種類が出回っているのですから。
まず、タロットはゲーム目的で普及し、その後 占いで用いられる様になり、その過程でさまざまな神秘主義者が意味付けをしたり、教義に沿ったオリジナルカードを生み出しました。
その間、カードも淘汰され、今は「マルセイユ版」と「ウエイト版」の流れが主流になっています。
(神秘的な意味は後付で、意外と歴史は浅いですね)
ここで、代表的なカードの「マルセイユ版」と「ウエイト版」の違いを見てみましょう。
マルセイユ版(17世紀)
ウエイト版(20世紀)
違いは、大アルカナの番号が違います。
マルセイユ版:8は「正義」、11は「力」。
ウェイト版:8は「力」、11は「正義」。
また、小アルカナがマルセイユ版が数札だったのが、
全て絵札になりました。
印刷技術の進歩とともに、より美しく精緻になってきたのが伺えます。
カードは主にアメリカとヨーロッパで作られています。
フランス語などで表記されている場合がありますので、確認しましょう。
また、中には限定版として、コレクションとしての価値があるものもあります。
お部屋に飾ったり、収集したくなりますが、ここでは占い(チャネリングのツール)用のカード選びとして、考えていきましょう。
続く...