今日も何気なく、私の本日の運勢をタロットカートで1枚ひいてみました。
すると、9番目の『隠者』というカードでした。
ヨーロッパにおける伝統的な「隠者」とは、あごひげを持つ気難しい老人で、社会で生きることから身を遠ざけ、自らの内側にこそ見つけられる答えを求めます。
今日は、もともとシータヒーリングのテキストをすべて読み返してみようと思っていましたので、なるほど、今日の私は世間から離れて自分の内面を見つめ直す日だなと納得の1枚でした。
そして、朝の家事を手早く済ませると、5冊のテキストを出してひたすら読み始めました。
読み進める中で、今の私の目に飛び込んできたのは、エゴについてです。ネイティブ・アメリカンの言い回しに、「あなたのエゴがあなたの友達ではないとしたら、あなたはトラブルに巻き込まれるであろう」というのがある。
エゴは人にとって重要な役割をはたしているため、バランスをとることが大事。私たちは見たくないものを外に追いやり見ぬふりをする習慣がある。多くの人はその見たくないものから学ぼうとしたり、その問題を自分の中で解決して統合しようとしない。
何かを失うかもしれないという不安がある時に嫉妬心が出てくる。
自分にとっての真実、また他の人にとっての真実を、その人たちの自由意志を侵害せずに観ることができているか?
自分の夢を実現するために障害となっているものは何か?
憎しみは生命エネルギーを消耗させるため、願望実現のためには憎しみや偏見というものは身体から解放し、別の感情に置き換える必要がある。
たいてい、親から憎しみを抱くことは間違っていると私たちは育てられてきたため、誰かを憎んでいるとは考えもつかない場合が多い。
しかし、潜在意識では過去に自分を傷つけた相手に対して憎しみを抱いている場合が多い。
時には、追い詰められ、近づかないようにするために、憎しみを抱えていたり、憎しみや許せないという気持ちを抱くことによってしか嫌いな相手に対する感情をコントロールできない場合もある。
そこまで読んだ時、ふと過去に私が傷心し、自己嫌悪の最たる状況に陥った頃を思いだしました。
その人にとってはその人にできる真実の行動をとったまでのこと。それに対して勝手に私はその人と自分を比べて嫉妬し、どうにもできない自分自身を嫌悪し、その人と距離を置くことでしか、自分を保つ方法はないと判断した経緯があったことを。
筋肉反射テストしてみると、やはり過去にしがみついて憎しみを抱いていると判明しました。
実に何年も気付かないまま過ごしてきていました。
そして、今日私はシータヒーリングによって、その人への憎しみを解放し、許すということ、自分の気持ちを自由にするという感覚に置き換えをしました。
もう過去にとらわれることのない今の自分の人生を生きるという感覚を手に入れることができました。
自分にとって、ありえないと思えるその人の行動や思考が、時にその人にとってはそれが真実なのだということを認めるということ。
しかし、自分が犠牲になることなく、相手の言い分も尊重できる五分の関係が築けるなら、世の中の人たちがみなその段階まで思考をクリアにできたなら、その時こそが世界平和実現の時かなと思います。
お互いが、憎しみや偏見を持たなくなるというだけで、争い事はなくなることでしょう。
セルフヒーリングを終え、気付くと午後4時近くにまでなっていました。お昼も食べずにずーっとテキストをあきることなく読んでいました。
この世間から身を遠ざけて内側に入った感覚。自分にとって本当に価値あるものを見つけるには、ひとりで探求してみる必要あり。
という人生の節目の気付きこそが、自分で運命を変えていくエネルギーを呼び覚ます前に必要な静けさと孤独なのだと、この「隠者」のカードは教えてくれています。
今日もここまでお読みいただきありがとうございます。