コスプレがコスプレであるために。 | 中原 智志のブログ -たぶん駄文-

中原 智志のブログ -たぶん駄文-

長崎、福岡を中心にときどき音楽活動をしております。
主にギター、眼鏡、ブーツ、ミステリなどの話題が中心になるかと思います。ならない可能性もあります。

コスプレという文化がある。
皆さんもご存知のこととは思うが、コスプレとはコスチュームプレイ、つまりアニメや映画、漫画のキャラクターや制服のある職業の格好をして楽しむというものだ。わかりやすい言葉で言えば仮装である。

近年は我が国でもハロウィンで仮装をすることがポピュラーになり、先日のハロウィンの賑わいは記憶に新しい。
少し前までは、コスプレといえばごく一部の愛好家がこっそり楽しむようなものだったのだが、最近では一般的なものになっているようだ。

そして一般的になった今だからこそ、皆さんがコスプレで迷わないように、コスプレについて真剣に考えてみようと思う。

まず、コスプレは仮装であり、変装ではないということだ。
"コスプレである"と気付いてもらうためには"本物ではない"ということが認識できる必要がある。
ハロウィンでは、ポリスやナースの仮装も非常に多く見かけたが、それは全て、パッと見て仮装であることがわかるクオリティでの仮装なのである。
コスプレを極めよう、仮装を極めようとするあまり、ディティールにこだわり過ぎてはならない。
何故ならば、限りなく本物に近づけてしまえば、それはコスプレではなく、ただの警察官にしか見えないし、ただの看護師にしか見えないのである。
ポリスやナースの職業コスプレが溢れているのに対し、マクドナルドや吉野家の店員さんのコスプレが圧倒的に少ないのは、制服を着てしまえば本物にしか見えないからである。
コスプレがコスプレである以上、コスプレとしてコスプレ以上のクオリティを求めてはいけないのである。
そこには明らかに"偽物である"という主張が必要なのだ(某大国のディズニーランドもどきのように)。
そういった意味では本物志向のコスプレというものはあってはならない(アニメのキャラクターのコスプレについては、あなたが二次元平面になれない以上はこの限りではない)。
わたしはディティールに拘る傾向があるので、いつかコスプレをする機会があってもゾンビだけはやめておこうと思っている(やたらと勇敢なヤツに撃たれたくない)。
やるなら陰陽師か山伏をしようと思う。
それならば本物と間違われても一向に構わない。
皆さんもコスプレをするときには、自信を持って「偽物だ!」と主張出来るクオリティか、本物と間違われても構わないコスプレをすることをおすすめする。


ところで、わたしはステージの上で一番輝けるように、普段は冴えない男を演じている。
その演技のクオリティが高過ぎて、周囲から冴えない男としか見られていないのが残念である。
すでに自分でも本来の自分が思い出せないほどだ。
演技が上手なのも考えものだ。




【中原智志ライブ情報】

◼︎11/11(金)
「今西太一 ライブin長崎」
@長崎テアトロッソ
open 19:00
start  19:30
ticket ¥2,000(+1D)

[cast]
今西太一
O.A.  中原智志、松田ただし


◼︎11/12(土)
「Acoustic Circle 2016」
@黒崎ひびしんホール 中ホール
open 15:00
start  15:30
ticket ¥1,000

[cast]
たかはしなおき
さきたゆうき
ササキノタカユキ
カワサキケンゴ
中原智志 (長崎)
江村梨紗
河口裕輔
大川花屋
tadakumaR


◼︎11/13(日)
「always vol.1  10年後だヨ!全員集合」
@長崎アストロスペース
open 16:30
start  17:00
ticket ¥1,500(ドリンク持込可)

[cast]
4THUM
中原智志
太田陽
超侍状態