しずてつジャストライン・山梨交通 静岡~甲府線に乗車してみる | 第4セクターの乗りバス・乗船日記

第4セクターの乗りバス・乗船日記

大型時刻表に掲載されている、全ての地上・海上を走る乗り物の完乗を目指している第4セクターの記録です。

第4セクターへの質問・問い合わせ・意見などは、
dai4sekuta@gmail.com まで。

っということでございまして、22年ぶりに期間限定ながら復活いたしました、静岡~甲府線。

当然の如く、初日に乗車してきたわけでして・・・


ちょっと早めに自宅を出てから、新静岡BCを偵察。


第4セクターの乗りバス日記 (船を始めました)


第4セクターの乗りバス日記 (船を始めました)


第4セクターの乗りバス日記 (船を始めました)


一応、9/30までの限定運行なんですが、なんか通年運行しそうな勢いで、いろんな案内板を作ってきていますねww

さて新静岡での偵察も終え、静岡駅前の高速バスバス停へ。


第4セクターの乗りバス日記 (船を始めました)


すでに甲府行きバスは入線しておりまして、地元TV局も大挙して押しかけており、まあ関心が高いのかな・・・、なんて思う反面、22年ぶりの復活運行ということで、取り上げているといった所も感じてしまったりww

ちなみに乗客は29人+SBSのレポーターとカメラマンの31人。

はっきり言って、関係者とヲタでバスの車内は占拠されており、一般の乗客は2人程度ではなかったかと、自分は感じました。

バスは県道74号線流通通りを北上して、そのまま新東名新静岡ICから高速へ。

新清水ICで高速を降り、R52を北上。

ICを降りて直ぐに、甲府からの山梨交通便とすれ違い、山交便は15人くらいの乗客でしょうか?

バスは一時間ほど走った、道の駅富沢で8:30~8:45まで休憩。

その後順調に北上し、増穂ICから中部横断道に入り、白根IC流出、r7を経由して甲府駅へ。

こちらであらかたの乗客が降車して、竜王駅へ。


第4セクターの乗りバス日記 (船を始めました)


っということで、山梨県にやってきた、ジャストラインのバス。


さて、新規路線の開業、いや復活ですねww

これはこれで喜ばしいことなんですが、はてさて静岡~甲府間に流動と言うのがあるのか、ちょっと疑問なんですよね・・・

確かに新東名開通で、一番渋滞するところの清水側の国道52号線をパスすることが出来るようになり、所要時間の短縮と、安定的な運行が可能との判断から、路線復活となったと思うのですが、如何せんこの両都市間で流動があるのか・・・

新幹線接続で、甲府から名古屋・大阪方面への需要もあるなんて意見もありますが、定時性が低いバスと新幹線乗り換えを使うビジネスマンがどのくらいいるのかね・・・、鈍足とはいえ、身延線には特急ふじかわがアリマスからね。

その特急ふじかわですが、基本甲府市内からの利用というよりは、峡南地域の住民が域内移動、または新幹線接続で西に行く、はたまた甲府市内へ出るといった利用ですし。

自分の手元に資料がないのでなんともいえませんが、甲府市内から名古屋・大阪へ向かうのには、高速バスがありますし、そちらの方に所要客は移行しているようですし・・・

2017年度までに、ある程度中部横断道清水~双葉JCT間が開通するので、そのときになれば大幅な時短となり、身延線経由よりは高速バスの方が早くなりそうだとは言え、高速バスは静岡~甲府の2拠点間を結ぶ形で、峡南地域の需要は取り込めませんからね・・・、また取り込もうとすると、時間がかかってしますといったジレンマに陥ってしまいます。


はてさて、どのような需要を考えて、この路線を復活させたのか、疑問と言ったら疑問が沸々と・・・


自分は高速バス路線を開設するに当たり、2つのケースがあると考えています。

ひとつは確実な需要が認められるところに路線を引く。

もうひとつは、両都市を結ぶことによって、新たな需要を喚起するといった路線。

静岡~甲府線は、自分は後者だと思っています。

本当に茨の道が続くかもしれませんが、期間限定とは言わず、新たな需要を取り込んで、通年運行にもって行ってもらいたいものですね。


追記

今回の開業記念品が、山交百貨店のお買い物券1000円分ww

いやいや、こんな直接的な開業記念品は初めてでしたww