最近各社で増えてきました、高速バスのプレミアムシート。
数あるアッパークラスシートの中、元祖といえるのが、弘南バス・京急バスが運行するノクターン号で運用されているスーパーシートなんですよね。
現在は、弘南バスが運行する車両1台のみの運用となり、乗車チャンスも少なくなってきましたし、こりゃ機会を見つけて乗車しなくては・・・、と思いつつ、日は過ぎて行き、今回津軽海峡フェリーなっちゃんワールド乗車と絡めて、乗車してきました。
乗車してきたのは、こちらの車両。
弘南バス、31501-2号車、エアロバス。
こちらをお読みの方は、どのような車内になっているのか、ご存知だとは思いますが、後方の3列6席がスーパーシートになります。
では、スーパーシートはどのようなものかといいますと・・・
こちらになります。
噂では聞いていましたが、斜めに座席を配置している・・・
っと、斜めに配置と書いて、第4セクターはウィラーのコクーン車の発表会の時に、シート開発の担当者の方が、シートを斜めに配置したことにより、一から衝突実験をやって、データーを陸運局に提出したという話を思い出しました。
斜めに座席を配置するのが、ノクターン号が最初なら、コクーンの時には新たに衝突実験までしなくても良いような気もしたんですが・・・
っと、乗車してみて分かったことは、ノクターンのスーパーシートは、あくまで真っ直ぐに座席を配置しているということですねww
座席の画像をみてもらえれば分かると思いますが、通路側の肘掛が、通路と平行に設置されているのが分かると思います。
つまり、スーパーシートは、座席に乗客を斜めに座ってもらうことにして、斜めシートを実現しているシートなんですね。
これなら、新たに試験資料を提出しないで済みますね・・・、考えたな弘南バスww
カーテンを閉めてしまえば、完全な個室感覚となります。
シート自体は、九州の高速バスで多用されている、2+1の3列車で使われているシートの、改良版ではないかと思われます。
アッパークラスの最初の事例ですから、最近のシートではお約束となった、コンセントなどの装備は一切ありません。
まあ、仕方がないのかな・・・
それでも、当日は6席中5席が埋まっていました。
寝台特急列車で言うところの、A寝台扱いなんでしょうかね・・・
スーパーシートの乗客は、パッと見ビジネスマン・中小企業社長さんみたいな感じの乗客でした。
ほんと弘南バスは、上手いこと住み分けを図っているな、と感心してしまいます。
若者・リーズナブルな移動がしたい層には、4列格安のパンダ号。
楽に移動したい層には、3列のノクターン号。
昔で言うところの、急行津軽の座席車・寝台車のように、選択肢の幅があるところは、素晴らしいところですね。
では、当日の運行状況など。
8/2は、京急・弘南バス2台づつの4台運行。
各社10人前後の乗客を乗せて、弘前BTを定刻に出発。
途中の開放休憩は無しということでして・・・
運転士の交代は、紫波・国見・佐野で行われました。
浜松町BTで、あらかたの乗客が降車してしまい、品川BTには50分の早着ということでして・・・
まあここいらは、京急・弘南バスクオリティーということでしてww
では、各社のアッパークラスシートの比較感想については、後ほど。