北海道バス 函館特急ニュースター号に乗車してみる | 第4セクターの乗りバス・乗船日記

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大型時刻表に掲載されている、全ての地上・海上を走る乗り物の完乗を目指している第4セクターの記録です。

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っということで、本来なら山梨方面にドライブに行く予定だったのですが、ちょっと天候が悪かったので、箱根に目的地を変更いたしました、第4セクターでございます。

久しぶりに箱根に行ってみたわけですけど、まあ観光客の少ないことと言ったら・・・

まだまだ震災の影響が出ているんでしょうかね?。

伊豆の温泉地でも、首都圏からの観光客が激減していますしねぇ。

そのうちネタが無くなったら、箱根の鋼索線乗車レポでも上げることにいたしますww


さて、既存の高速路線がある、札幌~函館間に新たに参入を果たした、北海道バスの函館特急ニュースター号。

既存の高速はこだて号は、3列シートとなっていますが、ニュースター号は4列シート、運賃は4680円対4200円とこれまた微妙な値段をつけています。

っということで、開業してから数ヶ月たった、ニュースター号に乗車してまいりました。


やってきたのは、札幌大通りBC前の道路ww


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っとこのように、バス停が建っています。

ちなみに、BCの入口にはこのような張り紙が・・・


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うーん、結構露骨というのかなんというのか・・・

きっと問い合わせが多いのでしょうね。

さて発車5分前にやってきたのは、北海道バスのこちらの車両。


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北海道バスセレガGJと、路線高速バスではかなり珍しい車両になります。

で、車内はといいますと・・・、ちょっとブレブレの画像ですが、こちらになります。


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12列、後方トイレ仕様。

気が付いた方もいらっしゃるとは思いますが、こちらは旧クリスタル観光の所属車両と思われます。

北海道バスにお前身は、北海観光バスでしたから、本州からの移籍車両なんですね。


大通りBCからは第4セクター1人、


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次の札幌駅前で2人が乗車して、本日は3人で確定。

バスは、札幌北ICより高速道路へ。

ここでニュースター号の売りというのはなんなのかといいますと・・・、先ずはパンフレットに書いてありますが、4列シートながら、隣席を販売せず1人で利用できるということ(多客時は相席になりますが)、さらに1席おきに予約を割り振っており、後に座席も倒し放題ww、という、乗客が少ないことを逆手に取った運用となっています。


バスは、有珠山SA、八雲PAで休憩のあと、落部ICまで高速を利用し、函館新道を経由して函館駅前へ。


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函館駅前には、ほぼ定刻の到着となりました。


さて、かなり苦戦が伝えられている函館特急ニュースター号ですが、もともと既存の路線があるところへの参入は難しいところがあるというところに、ニュースター号には、これっと言った売りが無いと言うものも問題なのでは・・・、と思うところもあるんですよね。


既存の路線があるところに参入するに当たって、第4セクターは2つの方法があると思っているんですよね。

一つは、徹底的に安く運賃を設定するという方法、これは都市間ツアーバスの黎明期に見られた手法で、車両のグレードを落として(4列トイレなし等)集客する方法。

これは、運賃競争に拍車をかけて、泥沼に陥る危険がある方法ですけど。

で、もう一つは、グレード・サービスを上げて、他運行会社との差別化を図るといったもの。

富士交通が福島~仙台線に参入した当初は、アテンダントが乗車しており、お茶のサービスがありました。

一概にどのようなサービスが良いとは言えませんが、少なくとも「はこだて号」と「ニュースター号」では、サービス面から言えば、既存のはこだて号の圧勝でしょう。

ニュースター号は、札幌北ICから高速に入ったり、道央道を落部ICまで利用したり、函館新道を利用したりして、はこだて号より所要時間を短縮しているようですが、本当に急ぐ客なら、鉄道を使うでしょうしね・・・


この中途半端な状態では、何時まで運行を継続できるのか、素人ながら心配なんですけどね・・・


現状車両の入れ替えなどが難しいでしょうから、平日2枚回数券で5000円とかね・・・、思い切った低価格路線に舵を切ってみるというのもありなのかな・・・、なんて思ってみたりしますね。