乗りバスの思い出 | 第4セクターの乗りバス・乗船日記

第4セクターの乗りバス・乗船日記

大型時刻表に掲載されている、全ての地上・海上を走る乗り物の完乗を目指している第4セクターの記録です。

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はい、仕事上がりで眠たい第4セクターです。


さて、ネタもあんまり無いので、今まで第4セクターが乗車してきて、印象に残ったバスを語りましょうというのが今回の話になります。

最近になってから、第4セクターは写真を撮るようになりましたが、以前は

「自分の記憶が褪せるから、写真は撮らない」

なんて思ってまして。

よくよく考えたら、写しておけば良かったと後悔しきりなわけでして。


さて、話を本題に戻します。

確か2004年になると思うんですが、冬期間限定で、稚内~浜頓別~紋別間に「特急バスポールスター号」が運行されていたのを、乗車しに北海道に行ったときの話。

「ポールスター号」の話はまた次の機会にして、今回の話は帯広~旭川を結ぶ「ノースライナー」のはなしです。


ノースライナーは、狩勝峠経由便と三国峠経由便の2つがあるんですが、時間の関係上三国峠経由便に乗車したんです。

おりしも帯広市内は大雪で、「場合によっては狩勝峠経由に振り替える可能性もあります。」と条件付の出発でした。

バスは雪を突いて、なんとか糠平までたどり着いたんですが、そこで小学生らしい女の子が乗車してきます。

なんで旭川行きのバスに、こんな辺鄙なところ(失礼)から、女の子1人乗車するのか、大変不思議に思っていると・・・

ウテシ氏が、「今週はこれで終わりかな?」

なんて、女の子に聞いているんですよ。


まあ、そんなやり取りを見ながら、バスは一面の銀世界の中を、三国峠に向けて高度を上げていきます。

「まもなく十勝三股です」

の車内アナウンスに、降車ボタンが押されます。

見てみると、糠平から乗車した女の子が降りるようです。


外は横殴りの雪で、視界もほとんど無いような状態なんですが、まもなくバスは雪に埋もれた建物の前に停車しました。

どうもそこが十勝三股のようです。

第4セクターは、士幌線の代替バスで十勝三股まで来たことはあるのですが、こんなに殺風景なところだったっけ?、なんて思って、運転士さんに聞いてみると・・・

「今、ここに住んでいるのは、あそこにある喫茶店の家族だけなんですよ」

「冬は、子供さんは下に降りて、学校が休みのときに、このバスで帰るんですよ」

「その為によほどのことが無い限り、迂回運行は行わない様にしています」


たとえ1人でも、必要としている人がいる限り、バスは走り続けるんだな。

なんて思うと、少しウルウルしてしまったり。


まあ、記憶が正しければ、三股を過ぎた辺りで、雪のためバスは立ち往生。

無線で除雪車の応援を依頼して、ようやっと三国峠を越えて旭川へは2時間遅れで到着したんですよね。

その後の予定が、目茶苦茶になったのは内緒ですけどww