カーテンを開けると日差しが明るかった。テレビのニュースでは今日は気温がぐんぐん上がるそうな…シャワーをして身支度をしてから出発!十三から梅田へ向かった。まず地下へ下りて朝食にインデアンカレー!相変わらず美味い!!そしてとにかく重いスーツケースをコインロッカーに預けて身軽になってから新快速で京都へ向かった。


久しぶりのインデアン!!


京都駅到着!



久しぶりの京都…とりあえずバスに乗って梅小路公園へ…公園内を横切って京都鉄道博物館に到着。4月オープンのピカピカの施設…ワクワクする。エントランスにちょっとした行列が出来ていたが平日でこんなんなら休日は混雑するのかな?ちなみに前売り券を買っておけば券売機に並ばなくても良いとの事だ。覚えておこう。

車両の展示は再塗装されて綺麗になっているけれど内部に入れる車両がほとんどないのは少々不満だ。シートに座る事で得られる情報や蘇ってくる記憶はあると思う。ちなみに埼玉の鉄博にはシートに座れる車両がもっとあったぞ…それにしても展示数が多い。一つ一つをじっくりとは見れず駆け足で館内を回ったような感じだ。3Fのテラスに出る。青空の下に五重塔が見え、その手前を新幹線が横切る。京都に止まらない新幹線はないからゆっくりと通過するので写真に収めるのは難しくない。連絡通路から地上に降りるとかつての梅小路機関車庫だ。ここは過去に行ったことなかったからこうやって来れたのは嬉しい。SLは子供だった頃はともかく若かりし頃はそんなに興味が無かったと思う。2002年9月に実家近くの氷見線をC56 160号機が走って『珍しいな』と思って写真を撮ったけれど、それでも興味の対象にならなかった。むしろ40歳を過ぎた最近からじわじわ興味を持って来たと思う。1月に埼玉で汽笛の良い音を聞いたものツボに入ったと思う。時代遅れが今でも頑張っていて皆から求められる…歳をとるとジーンと来るではないか(笑)


トワイライトエクスプレスカラーのEF81 103号機


ヘッドマークのデザインはどれも秀逸


京都っぽい風景



ちょうど客車を引いた8630型が帰ってきた。停車してからも規則正しくシュッシュッと蒸気を出している。機械だけれど生きている感じが良いな…ラッキーな事に給水の為に転車台経由で給水場へ移動するのが見えた。わざわざ大回りでターンテーブルを回すサービス振りが嬉しい。給水している間に扇形機関庫を見学。たくさん機関車がいた。先述のC56 160号機とも再会。で、動くものと動かないものがあるようだけれど、錆など浮いてないし注油もされているようなのでどれも動くように思える。きっとこういうのは技術的に金が掛かる…だけれど今後もずっと生き延びて欲しいと願う。機関庫の中に遠足で来ていると思われる幼稚園児たちの集団がいた。うちの子今何してるだろう?という事で駅舎内のミュージアムショップでお土産を買い求めた。


100年前に製造されたものが走っているのがスゴイ!


さて、外に出て次はどうしよう?東方面の本願寺へ向かうか?北の壬生へ向かうか?スマホで調べると壬生はそこまで遠くないと分かったので北へ向けて歩き出した。最近どうも自分の体が●バート秋山の「体ものまね」に近づいてきたと少々感じるのでカロノー消費の為に多めに歩かないといけない(汗)

20分程で壬生に到着…八木家は新選組の小説でおなじみの「屯所」が置かれた場所になるけれど、思っていたよりずっと狭いといった第一印象…隣接する和菓子屋で料金を支払って門をくぐる。就学旅行の生徒が10名ほど、それから老人の観光客数名と座敷で語り部さんの話を聞いた。この部屋で芹沢 鴨が他の隊士たちに暗殺された話題が中心だ。物語に出てくる舞台が実際に残っているという点では興味深い事だが、次の間の埋め込みのコンセントや照明のスイッチなど実用的な装置が少々気になった。座敷の縁側から見える狭い庭の木々の緑が美しかったものの、隊士たちの息遣いとかそういうのは特に感じられないものだなと思った。門の所で写真を撮って貰い、和菓子屋で抹茶と餅を頂いて次の目的地へ向かう。


八木家


京都の道路は碁盤の目みたいで東西と南北に直交している。まず五条通りへ南下してから東へ向かった。さて…時計を見ると残り滞在時間が少なくなっていた。南側に東本願寺の門の大きな屋根が見えたけれど今回は寄ってる暇がない(うちの家系は真宗大谷派が多いです)しょうがないので更に足を速めて西へ歩く。

2012年の金環日食の時に大阪にいた。その時は住吉大社へ行って安産のお守りを買い求めた。おかげか大変な安産だったけれど今年はどうしよう?という事で住吉大社も考えたのだけれど、京都に行きたいという事で京都の神社を探す事にした。京都には大小さまざまな寺社がある。その中で今回の行動範囲にあり『安産』というキーワード検索に掛かる神社という事で、市比賣神社に参拝する。少々辺鄙で分かりにくい場所だけれど、既に参拝を済ませた女性たち、女子高生の4人グループなど数名の女性がいた。女子高生たちは手洗いをしているのでとりあえず社務所で安産お守りを買い求めてから私も手洗いをして順番を待つ。女子高生は2拍手の後合掌してから長かった…悩み多き年頃なのだろう。


市比賣神社


無事に参拝を済ませてちょっと歩いて鴨川沿いに出る。上流域で雨が少ないのか澄んだ水が流れていた。川を渡ってすぐの駅から京阪電車に乗って大阪へ戻る。ここまで暑い中だいぶ歩いたので電車の中はパラダイスだ。


鴨川

二人掛けのシートの通路側が開いていたので腰掛けるとフワッと包み込まれるような座面が心地よい。京橋を過ぎてから途中大阪城が左の窓から見えるがすぐに地下に入って行く。そして終点淀屋橋に到着。地下に直結しているビルの二階にある白山陶器のショールームであきちゃんから頼まれていた買い物を済ませ、すぐに地下鉄へ乗り梅田へ…時計を見て乗る電車を考える(帰りの切符は自由席だが…)。

梅田に到着してすぐ新梅田食堂街のお好み焼き屋「きじ」へ向かう。混んでいたら諦めようと思ったけれど運良く空席があったのでモダン焼きをオーダー…ついでに生ビールを貰った。こう暑いとビールがとても美味い!モダン焼きはアツアツだったけれどペロリと平らげてしまった。じゃないと電車の時刻が迫っているし(汗)勘定を支払い急いでコインロッカーへ行き荷物を出して、いつもの大きな売店へ行くも…あれっ?551何処行った?いつもの場所になかったので焦ったけれどコンコースにあったので安堵…お土産を買い求めてからホームへ上がると丁度サンダーバードが入線してきた。自販機でペットボトルのお茶を買ってから車内へ…自由席なので琵琶湖(右)側に座った。やれやれ…


モダン焼き


サンダーバード…あれっ?4000番台じゃないぜ?



PCを取り出して前席の背もたれから外した机の上に置き、写真のチェックとヘッドフォンをつけて演奏会の固定カメラで録った録画を見ていたが途中で眠りに落ちてしまった。起きたり寝たりの繰り返しで金沢に到着して新幹線に乗り換える。新高岡駅からはバスで高岡駅へそして徒歩で自宅へ帰ってきた。長い旅だった。携帯電話の歩数計は16,000歩を超えていた。ハードな旅だった。しかし旅は良いもんだ。ただ一人で出て行ったのでちゃんと家族サービスで穴埋めしておかないといけないな…


金沢から新幹線…若干面倒くさい