先日あきちゃんがポソッと・・・『車持とうかな?』と言っていたのを「何を今更・・・」と思って聞き流したものの、「これはひょっとしてチャンスなのでは?」と考えた。というのは休日毎に家族に奉仕するために過ごしている現在では自分の時間というのがない。あきちゃんが車を持って息子と勝手に何処かへ出掛けてくれれば自分も好きな事をして休日過ごせるというものだ。ふうむ・・・

ちなみに買うとしたら軽自動車かな?維持費が楽だし使い勝手も良いし・・・でもって背が高くて後ろのドアが電動スライドするヤツなんか良いな。と思ったのは保育園に迎えに行く時にそういう車をよく目にしているというのもある。アレはなかなか先進的に感じる。

今日はあきちゃんが幼稚園のバザーに出掛けるというので出発・・・しかし出遅れたのもあって駐車場は満車・・・仕方なく息子とあきちゃんを降ろして自分は何処か時間をつぶす事にする。折角なので自動車ディーラー周りをして実車を眺めたりカタログを集めたりしようと思い、まず一番近いスズキの販売店へ向かった。よくよく考えればスバル以外のディーラーへはほとんど行った事がないな・・・しかし緊張する事はない。車なんて家の次に金が掛かるものでそう簡単に買えないし、フラッと来た客が「これちょうだい!」などという事をセールスマンも想定していないはずだ。それに自分はスバル車以外はほぼ知らないので勉強の意味もある。

スズキだとスペーシアという車が候補になるらしい。早速屋外の展示場に置いてある車を眺めたりシートに腰かけたりするが、これがなかなか楽しかった。このカテゴリーの車、なかなか激戦区らしくすばらしくいろいろ考えて作ってあると思う。でもってこの限りある軽自動車規格にいろいろ詰め込んであるというのがとてもツボだ。凄いね技術者・・・軽自動車No.1を自負するメーカーだけにきっと間違いはないだろうと思われる。セールス氏と話してカタログをいただいて退散…次はホンダの店へ向かう。

ホンダはN-Boxになる。セールス氏の売り文句の「一番売れてる」というのを「人と一緒なのが嫌だから俺はスバルに乗るんだよ」と牽制してみる。ホンダとしては残念なのが安い車しか売れないといった現象だ。より開発費が掛かっているはずの高級車などはほぼ見かけない。まあ買う方にとってはどうでもよい事だが・・・ホンダはインパネとかの形状が凝っていて何となく「走りそう」な感じがする。後席の座面が跳ね上げれるけれどシートバックのリクライニングがちょっと・・・といった感じだった。セールス氏と話してカタログをいただいて退散・・・次は日産。

日産はデイズ・ルークスという車になる。三菱のOEMなのかな?3つめともなると機能的なものに関して見慣れてきてしまい新鮮さはないが、アラウンド・ビューモニターというのはあったらいいなと思った。日産は運転席シートの座り心地が良いように感じた。もうちょっと何かないか?と思っていたらタイムアップ・・・あきちゃんからTELが入り迎えに行く事になる。セールス氏にわびてカタログをいただいて退散する。

少々離れ過ぎてしまったので迎えに行くのにも時間が掛かってしまった。あきちゃんと息子を回収して次はダイハツのディーラーへと向かった。ただ車内であきちゃんに車を持つ事に関して話してみたがあまり乗り気では無いようだったのが気になるところだが・・・

ダイハツはタントという車になる。こちらもよく売れているそうな・・・特徴は助手席側のセンターピラーが無くてドアを開けた時の開放感かな?まあ側面からドンと当てられた時に若干恐い気もするが(汗)やはり見慣れてきてしまい特に目新しいとは感じなかった。気になるあきちゃんの反応は・・・『どっちがブレーキでどっちがアクセルだっけ?』というのに一気にブルーになる(汗)ゴールド免許でもペーパードライバーというのは恐ろしいものだな・・・果たしてこういう人物に車を与えて良いものだろうか?

あきちゃんが車を運転していたのって結婚前だからかれこれ8年ぐらい前の事になる。結構な時間私の車の助手席に乗っていると思うけれど、自分が運転する日がまた来るという見方で乗ってはいないんだろうな。なおAT限定ではないのでこのMTのインプレッサを運転が出来るのだけれどMTってのは乗らないと感覚がわからないのでムリ・・・そういうのが仇になったのかもな・・・

前途多難だ。というか私の自由はずっと訪れる事がないのかもしれない。


果たして無駄足だったのか?