所属している吹奏楽団の演奏会は2年振り2回目となる。今年はコンクールが県大会で敗退してしまったので練習する時間はまあまああったはずだけれど、なかなか合奏に出てくる頭数が揃わずに本番近くなってしまった感じがする。あ、もちろん私も例外に漏れずで皆勤というワケではない。ただ、ありがたい事に過去・・・というか凄く若い時期に演奏した曲が何曲かあって、曲を知っているので助かった。他の方々もそういうところが多いんじゃないかな?

台風の影響で昼から雨が降り出すあいにくの天気。そんな中多くの方々にホールまで脚を運んでいただいた。レコーダーをスタートさせに客席に上がるとたくさんの知っている顔があった。これは頑張らないとなぁ!

<第一部>

自分が過去に演奏した事ないのはスウェアリンジェンの『ロマネスク』だけだったけれど、集中していて良い演奏になったんじゃないかと思う。もちろんもっと上手い楽団がやったらまた違った良い演奏になるのだと思うけれど、こういう譜面が簡単でテンポのゆっくりな曲でみんなの吹き方を統一したり心を合わせる練習を普段出来たら良いなと思った。

それにしても演奏会本番はいろんな事が起こる。集中力を切らさずに練習の成果が発揮できるよう努力するのだけれど、『間違っちゃいけない』という意識も発生するだろう。前日や午前中のリハで十分消耗しているので、ジャケットを着て明るいライトを浴びる中で演奏するのは正直キツイ。だけれどステージにいる間は『主役』でいられるのでシッカリ務めなければと思う。

<第二部>

ベルキスって曲に出会ったのは高校3年生の時に市民会館に商業高校の演奏会を聴きに行った時の事だ。もちろんコンクールバージョンのII→I(部分)→IV(後半)という構成だったけれど、感動で鳥肌が立っていたのを思い出す(エアコン効きすぎで寒かったワケではない)。その後1990年代後半に何度か演奏する機会はあったけれど、最近はなかったので新鮮だけれど、この曲あまりEuphは活躍しない。木管Soloパートの活躍を楽器を降ろして見守る時間が長いのだけれど、最近忘れかけていた自分が入団した当時感じてた事を思い出した。木管ソリストが上手い!!音が薄くて不安になるどころか凄く安心して聴かせて貰ったと思う。特にObのまどか嬢は抜群の安定感があったと思う。旋律を自分のものにしている。すごいな!コンクールで彼女が活躍できる場面を選んでいれば県大会で落ちなかっただろうに・・・

<第三部>

こちらも『歓喜の歌』以外は演奏した経験がある。今年亡くなられた岩井先生の追悼の選曲になっている。自分の中で岩井先生の曲といえばアメグラ以降と思っていたけれど、アメグラシリーズは1曲もなく、それ以降の曲はポップス・マーチ「すてきな日々」のみというのにビックリだったけれど、考えてみれば親しみやすい選曲かもしれない。長い演奏会もこれで最後という事で出し惜しみしてはいけない。そう考えると終わってしまうのが勿体ないなと思ったのはやはり自分はこの演奏会を楽しんでいるという事になるだろう。

演奏会を開催するにあたりたくさんの人が動いている。自分は運営の仕事に関わっていないけれど、そういう陰ながら汗を流している方に報いるのにはやはり『良い演奏をする』という事に尽きる。五感を働かせて、指揮を見て周りの音を聴き練習の成果を発揮し、最高の音を奏でる。

もっと上手になりたいな。もっと濃厚な音が出せるようになりたいな。足りない事はいっぱいでそれを補うのにもっともっと練習しないとな・・・


そして終演。燃え尽きた・・・

浜松のささきさんからお花が届いていた。お心遣いありがとうございますm(_ _)mまたいくつかの差し入れも嬉しかった。

片付けて一旦帰宅して電車で打ち上げに出て行った。しんどかったけれど良い疲れだと思う。この達成感があるからまた次頑張れると思う。


お疲れ様でした!