昨年末に『天文ガイド』誌を買ったのは5/21の金冠日食に向けての準備の意味もあったのでけれど、オマケという事で今日の金星の太陽面通過も見ようと思っていた。日食よりもレアな現象という事だけれど、日食と違って長い時間かかるのと、太陽が見える地域なら地上の広範囲から眺められるという事で、記念に写真を残す事は容易かと思っていた。
朝から良い天気。不燃ごみを出してきてから先日の金冠食の時に用意していた溶接面の黒ガラスを使って太陽を見た。通過が始まったばかりという事で、太陽面の隅っこにごくごく小さい影が見えた。なるほど小さい。。。だけれど見える！
早速写真を撮る事にする。今回はコンパクトカメラのS95を使用。
am7:46 左端近くの点が金星・・・サイズそのままトリミング。
確かに地味だけれど、これは金星による金冠食といった感じになるだろうか？ちゃっちゃと加工してfbにアップロードしてから出勤！仕事中にも何度か撮影を試みるも露出がイマイチ決まらないというか、明る過ぎて露出オーバーになってしまうというかカメラのマニュアル設定範囲がもうちょっとあれば良かったのに・・・
そんなわけでたいした写真は撮れなかった。。。
しかし何か残したいという事で『投影法』を試してみる事にした。
最初長い筒にピンホール的なものを考えていたけれど、ピンホールを開口するものがない。。。2mm程度の穴で試すも具合が良くない。。。そんな訳でデスクの引き出しの中にストックされている双眼鏡を使って投影すると良い感じに写った。
案外手軽な投影法！
ただ手で持つとブレる・・・しかも直接観察もしくは写真に撮るのと違って投影像を間接的に見るのはリアリティーがないと思ってしまう。ただ、双眼鏡という事で、投影像が2つ出来る。その2つに当たり前だけれど同じ位置に金星の黒い点が写っているという事で、まあ間違いないのだろうと思った。
金星通過中！
という事で一応は写真に収める事が出来た。めでたしめでたし！！