Michael Jackson is dead! 事務所の受付のおばちゃんが、大声で叫んだので、このニュースを知りました。2:26PMにUCLA 病院で亡くなったそうです。今日のLAはその話題で持ちきりです。そのおばさんはそそくさと
歴史に残るヒットアルバム:Thriller
子供の頃に小林勝也司会のBest Hit USAという番組を毎晩土曜の深夜に見始めました。当時は珍しいミュージックビデオが見られたので、いつも楽しみにしていました。当時はやっていたのがマイケル・ジャクソンでした。1982年リリースのアルバムThrillerは名プロデューサーQuincy Jonesが手がけたものでしたが、内容自体はかなりマイケルが作ったものでした。Quincy JunesがBilly Jeanはヒットしそうもないので止めようとしたのを強引にマイケルが入れ、しかもかなり初期の段階でシングルリリースし、ビルボードトップ10に入れるヒット曲にします。http://www.youtube.com/watch?v=En-cHBv7UpA
その後Beat It! Thriller, Human Nature と連続でヒット曲を出します。75万ドルの総予算で作ったアルバムは3週間で300万も売り上げ、歴史的に最も売れた音楽アルバムとなりました。
黒人男性から白人女性に
マイケルジャクソンは、外見にコンプレックスがあったらしく、整形手術を繰り返します。同じThrillerのアルバムのビデオだけでもその違いがわかります。後半でリリースされたこのビデオHuman Natureではかなり鼻が変わっていきます。そのうちに肌が白くなり、鼻はピノキオのようにどんどん高くなっていきます。http://www.youtube.com/watch?v=6BlKDXmdiUQ 本人は整形手術したことをずっと認めていませんでしたが、数年前にインタビューで2回だけ整形手術をしたと言っていました。彼にはとてもナイーブな一面があり、おそらく精神的に弱い一面があったのでしょう。でも彼の肌の色が白くなっていくことに関してはコスメティックなものではなく、病気だという人もいます。
珍しいPatent(特許)を持つ
マイケルはこのビデオにもでてくる半引力傾き靴を開発して特許を取得しています。変わっていますね。でも彼の「天才」さが現れています。彼は音楽以上にダンスにかなり凝っていて、Moon Walkをはやらせたり、独特のダンスで新たな文化を切り開いていきます。彼がダンサーとしてもかなりの水準だということは、どんな上手なダンサーも彼の水準でのダンスができない(完全な真似ができない)ということで有名です。
http://www.youtube.com/watch?v=JJGA3SCH8E8
億万長者になったマイケルジャクソンも最後は破産に近かったといわれています。Beatlesの著作権を購入していてその価格が跳ね上がったので助けられましたが、かなりの浪費家であったので、近年訴訟などで支出が増え、レコードのヒットもなく収入が減っていったのにも切り詰めることができずかなり財政的にも病んでいたようです。彼はサンタバーバラの郊外にNeverlandという私有のテーマパーク兼自宅を持ち、そこによく子供を泊めていました。親なしでです。そこで彼は子供たちに性的虐待を加えたといわれています。1993年にはその問題が大きくなり訴訟が持ち上がります。13歳のEvan Chandler君が性的虐待を受けたというもので、民事訴訟になりました。約$22 Million (22億円)で調停がされ、刑事事件にもならなかったので、実態はわかりませんが、彼には子供に性的な虐待をする兆候があったようです。その子だけでなくかなりの子供がうわさに上り(ほとんどが訴訟にいたらずお金で解決した模様)、最後は11歳の癌の患者だった子供がNeverlandで虐待にあったということで刑事事件に発展しました。
![アメリカのビジネス界で異彩を放つ現役コンサルタントが送る躍動感あふれるビジネス-Farrah](https://stat.ameba.jp/user_images/20090626/16/hbs-hagiwara/5b/39/j/t01940300_0194030010203212233.jpg?caw=800)
ファラーフォーセット(62歳)の死
そう言えばサンタモニカの病院で今日、Farrah Fawcetteも死亡しました。ヒット番組チャーリズ・エンジェルで有名になり、彼女の水着ポスターはジョン・トラボルタのヒット映画Saturday Night Feverで主人公の部屋に貼ってあったので有名です。ちなみに彼女がビキニではなくワンピース型の水着を着ていたのはお腹に手術のあとがあったからとのことです。先月彼女の癌との戦いのドキュメンタリーをテレビでやっていましたが、かなり痛々しいものでした、実をいうと彼女とマイケルジャクソンは間接的に関係があります。最後に彼女の死を見取ったのが長年の恋人のライアン・オニールです。ライアン・オニールはPaper MoonとかThe Driverという映画で有名ですが、そのPaper Moonで競演した娘のテイタム・オニールがマイケ
ルと関係があります。数年前にリリースされたビデオでマイケルがまだ子供の頃にテイタムオニールに誘惑をされて困ったという話をしていました。テイタム・オニールはテニスプレイヤーのジョン・マッケンローと結婚していたこともあります。
1983年に心理学者ダン・カイリーが出したピーターパン症候群について知っている人はいますか?肉体は大人でも精神的には子供という精神疾患だそうです。まさに童話のピーターパンのように大人になるのを拒絶しているような状態です。数年前にリリースされ話題になったマイケル・ジャクソンに関するドキュメンタリーを見て思ったのがまさにこれでした。像の巨大な銅像などを値段など気にせずどんどん購入し、やたら感情的になったり、はしゃいだり、あまり大人に見られない様子でした。彼は5歳から芸能界に入り活躍をしています。きっと「子供」としての時間を十分すごすことができなかったのでしょう。幼児虐待に関してよく言われることは、子供の頃に虐待をされると、自分が大人になると虐待をする側になるということです。マイケルはテイタム・オニールに誘惑されたことがショックだったとそのドキュメンタリーで言っていましたが、精神的に子供の状態で受けた虐待が、そのような行動の原因になっていたのかもしれません。別なインタビューでマイケルは自分の父親からも虐待を受けていたという証言をしています(家族は否定)。何があったのか知れませんが、マイケルは自分の名声の犠牲者だったのかもしれません。子供のときに普通の子供でいることができず、自分が年齢相当のことを経験しないとこういう風に精神的に障害をきたすこともあるのかもしれません。必要以上に勉強をしたり、必要以上に仕事をしたり、精神に過度に負担をかけるのは危険です。なので環境を調整する能力がないと環境の犠牲者になってしまうので、勉強をするにも仕事をするにも精神的にHealthyな状態を保ちつつ時間をかける必要があるのではないでしょうか?
エホバの証人を宗教として持つ音楽家ジャクソン家の子供たちが作った音楽グループがジャクソン5です。マイケルはそこの7番目の子供ですが、幼少から抜群の音楽タレントを発揮します。そのジャクソン5が有名になるのが、ニューヨークのハーレムにあるアポロ劇場で開かれたアマチュアの音楽コンテストでした。マイケルの音楽のタレントは子供頃から明らかです。私はI Want You Backという曲が好きで、3期にはこれをCVSのテーマソングにしていました。当時は敗者復活ミッションでこの替え歌を作り、自分がBACKするという歌を作ってもらいそこから最後の1名の合格者を出していました。若くして亡くなったPOP KINGのマイケルを偲んでこの歌を聴きましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=6DYgf_Cl59o&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=VfJu_Bom2sA&feature=related
CVSの11期生は、最初の2週間、マリブのキャンプからこの子供の頃のマイケルのような可愛い男の子が参加するので世話をしてくださいね。私たちのMBA時代のBest Friendの子供です。私が彼のGod Fatherなので、今回東海岸から二週間ほど遊びに来るように招待しました。KIDS大臣は誰かな?英語の勉強にもなるのでTake Careしてくれたら嬉しいです。
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