CVS24期開始

本日CVS24期の開会式が行われます。CVSは合格後、合格者同士でチームを組み、事前課題に取り組み、その成果を相互評価シートで分け、個人ポイントを出します。そのポイントはCVSDISNEYランドやユニバなどの観光や食事に使えるCVSポイントとなります。ポイントはコア期間に入ると投資金という形でチームに投資し、そこから更に給料やポイントのリターンを稼ぐことができます。つまり、参加者の学習成果に応じて、参加期間の生活費が変わるのがCVSです。優秀な人は安くなり、得をします。本日は、開会式で、点数が上位の人がある種のルールに則った計算方式でチームが決められます。そしてそこで自分の投資、そしてOBOGなどが過去の参加期に稼いだポイントを投資し、チームが決まります。これらのプロセスを通じて株式会社の仕組みや経営における資本金の回転方法などを学びます。本日は開会式でいよいよチームが発表されます。

スタッフはいつもダービーといって裏で誰が優勝する可能性があるか投票します。もしその人が優勝するとそれをあてたスタッフもポイントがもらえます。このプロセスを人の能力やビジネスで活躍できるポテンシャルを見抜くのには効果的です。過去、私は、コンサルティング会社やメイカーなどで長年採用をしてきましたが、なかなか「優秀な人材」を見抜くことは困難です。面接の場合はその場での受け答えや、印象の影響が大きすぎ、その人の本当の意味でのビジネスの実力を見抜くのは困難です。CVSで、プログラム中に活躍した日は卒業後も活躍しています。なので、このプログラムで活躍した人が優秀であることは間違いありません。但しまだCVSが始まったこの段階でそれを見抜くのはやや困難です。今回も優秀なメンバーが参加していますが、私は今の段階では磯部さんがかなり頭角を見せています。彼女の事前期間チームはほとんどのミッションで優勝しており、個人でもサルサでのダンスから、TOEFLや会計の試験までかなりの水準です。さすが東大生というところでしょうか。東大生の個人優勝者は15期のマッキンゼーに就職した芳賀さん以来になります。果たして厳しいチームでの競争であるCVSで磯部さんはだれとチームを組み、どのような成果を出すでしょうか?今回CVSの参加者を知っている人は、誰が優勝すると思うか投票してください。(CVSの卒業生や今回の参加者を除く)217日まで受け付けます。当てた人には2500CVSポイントをプレゼントします。日本で6月の温泉旅行や、セミナー、CVSの参加費やクルーズ、夏のヨセミテ旅行参加費などに使えます。ここにコメントしてください。

さて、CVSはかなり厳しいプログラムで事前期間は大学やバイトを続けながら課題に取り組むことになります。中には全くそれらに取り組まずに、LAに来てこちらでの1週間(事前期間の最終週)で一気にキャッチアップしようとする人もいます。本当に優秀な人はそれもできますが、ほとんどの人はそれを取りかえすことができず、スタート時点で「失業者」になります。「失業者」から社長になるのはかなり困難ですが、過去数名個人優勝までした人もいます。これは社会人になる日本人の大学生と共通した状況だと思います。これは就職を控えた日本の大学生の状況と似ています。実力があれば後でもキャッチアップできますが、ない人は早い段階からビジネスの準備をしておかないと、ビジネスマンとして出遅れることになります。

CVSの事前期間には以下のことを試しています。

1)タイムマネジメント:現代社会の人生は忙しい日々が続きます。そして複数のことを両立させなければならない状況が続きます。選択と集中が成り立ちにくく、更に集中したことがリスクになりうる社会です。ビジネスの世界でも選択を誤ってしまい、ビジネス自体が窮地に追いやられることもあります。人生もビジネスも時間が勝負なので、複数のことを両立させリスクヘッジをする必要があります。CVSでは事前期間に学業、バイト、それに加えてCVSの課題を両立してもらいます。

2)チームマネジメント:私がビジネススクールで教育を受けた中で最も役立ったのがチームマネジメントスキルです。ビジネスの世界はチームで動きます。そしてアメリカだとそのチームに入れるか、チームプレイヤーとして動くことができるかが重要な要素になります。CVSでもまだあったことが無い異なる大学の合格者がSKYPEなどで知り合い、チームを組みミッション(体験学習課題)をこなします。一緒にチームを組んでミッションをすることで、チームケミストリーの出し方、チームダイナミックスの重要性、そして信頼とそれにこたえる重要性を学びます。

3)リモートでの共同作業:事前期間は大阪、東京と場所が離れている中で、一緒に作業をすることを学びます。デロイトで私もインドや日本、その他の地域にいる人と一緒にプロジェクトを進めることがありました。距離が離れている環境では、効率性は上がりますが、そこで問題になるのが効果性です。離れている中でも意味あるコミュニケーションをもち、共通の価値観に則った作業ができるかを体験します。

CVSを優勝するのは簡単ではありません。磯部さんは優勝するでしょうか?誰が24回目のチャンピオンになるでしょうか?

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皆さんあけましておめでとうございます。

日本はまだ新年の休みでしょうか?新年の休みが短いアメリカでは通常通りのビジネス・学校の生活になっています。


さて、本日、OBAMA大統領が銃規制に関するスピーチをしました。涙を流したので、有名になるかと思いますが、スピーチの内容、構成、そしてキーメッセージ非常に力の入ったすばらしいもので、掃除をしながら見ていたのですが、思わず感動してしまいました。


アメリカにおける銃規制の問題
OBAMAが涙をしたのは3年前にコネチカット州であったSUNDY HOOK小学校での銃乱射事件のことを語った時です。私も覚えていますが、クリスマスの数日前に小学校で20名の子供達(1年生が中心)が殺され、6人の教員も撃ち殺された事件です。これに関しては当時ブログを書いたと思いますが、自分の子供が同い年ぐらいで、非常に衝撃を受けたのを覚えています。私は20年以上アメリカに暮らしていて、アメリカの制度や社会には合理性があり、それを気に入っていますが、GUN CONTROLだけいまだに西部劇の世界かのような「遅れた」印象を持ちます。ホームステイでミシシッピ州バトンルージュに留学していた日本人高校生服部君がハロウィーンに間違った家に行って銃で殺された事件がありましたが(加害者は無罪)、日本人から見てアメリカで自由に銃が持てる社会を異常に思える人も少なくはないのではないでしょうか?服部君のご両親も長年アメリカでの銃規制に関して努力をされたと聞いています。ただ、この議論をするときにすぐ出てくるのが1791年に可決されたSecond Amendment(憲法修正第2条)で、人民の自衛の権利をBill of Rightsとして認めたものです。この部分はアメリカ社会制度、根本的な理念にかかわることなので、簡単に変えることはできません。なので、今回オバマ大統領が言っている新しい法律は自衛権を取り去るのではなく、拳銃の購入に関するバックグラウンドチェックを強化するというものです。でも、アメリカでは銃規制は「聖域化」されており、なかなか先に進みません。その結果としてOBAMA大統領も言っていますが、先進国で狂気に満ちた銃乱射があるのはアメリカぐらいです。なので、全ての銃所有者がバックグラウンドチェックを受けることは合理的な考えだと思いますが、それは上院多数を占める共和党にブロックされています。Lame Duck【任期最終】を迎えたオバマにとって銃規制に関してなんとかしたいと気持ちがわかります。


銃規制に関しては20年以上前、ジョージタウン大学に留学した時に調べたことがありますが、その当時はNRA(National Rifle Association)のロビイストの力が大きく議会が乗っ取られているというようなことを覚えています。ただ、実際にはそれだけではなく、アメリカの文化の中に自分の身は自分で守るという考えが定着していることを感じます。つまり、悪い人が襲ってきたら銃で相手を殺傷してでも自分を守るのがアメリカなのです。まさに熊か何かに襲われるのと同じ考えです。学生時代にジョージアの農場に滞在したことがありますが、農場であったら、なんとなくその意識はわかります。但し、テロリストや学校にいきなりやってくるクレイジーな人を自分が銃を持ってくるからといって守ることはできるのでしょうか?昨年San BernardinoでもISISに同意する夫婦による銃の乱射がありました。私も現場近くにたまたま昨年の夏に行っていたのですが、おそらく誰もが銃の乱射などを想定できるような場所ではない、普通の郊外の新興型のBusiness Parkのような場所です。日本の憲法9条解釈の延長にある「自衛」の定義のように、自衛というのはファジーでアメリカ人の多くはそのことを理解しています。ただ、なぜこの議論が先にすすまないのかというとそれは、アメリカ人がアメリカ社会における「規制」「政府の関与の度合い」ということに関して根本的な抵抗があることです。但し、現実問題としてビジネス、交通や住宅などアメリカは他の先進国同様に規制だらけの社会なので、今更「自衛の権利」だけを聖域化していることはやはり異常に思えます。


私がアメリカではじめてGUNを見たのは、大学生の時に遊びに来た時にアメリカ人の友人たちの車に乗せてもらい、Daytona Beachに行ったときに、ガソリンスタンドで車の下に落ちがお金を探していた時に、ほら、GUNを常に持っているよ!と気軽に見せられたことでした。その時のステイで別な友人のFarmで、ライフルの撃ち方を教えてもらったりしましたが、あまりにもGUNが身近なのでかなりびっくりしたのを覚えています。

LAに住むようになってからも、知り合いの日本人がGUNで強盗にあった話や、CHURCHのメンバーがROAD RAGEで相手の運転手にいきなりGUNを頭に突き付けられた話を聞いたことがあります。日本人の中には観光の一環としてGUNを撃ちに行く人もいますが、アメリカには民間で3.1億ものGUNが流通しており、毎年では毎年1万を超える殺人、2万を超える自殺がGUNです。もし日本でも気軽にGUN所有ができたら、自殺・エスカレートした喧嘩などにより多くの人が死ぬことになるでしょう。今回のオバマ大統領のスピーチで、一歩一歩GUNに関する取り組みをすることが大切だと言っていましたが、その方向に進み、アメリカのバイオレンスを少なくしていってもらいたいものです。

オバマのスピーチとアメリカにおけるスピーチの重要性
私は共和党支持の友人が多く、政策的には共和党のほうが好きだったのですが、オバマ大統領は好きです。なんといってもスピーチのうまさは卓越しています。オバマはKennedyのようにスピーチライターに依存せず、自分で原稿を準備することでも有名です。本日のスピーチにしても、オバマが心から語っているのがわかるからこそ、涙と沈黙が効果的になっています(OBAMAは過去何回か涙のスピーチはやっていますが…)。最初にオバマのスピーチで感動したのが、2008年の民主党の予備選挙でのニューハンプシャーでの敗北スピーチ(Yes We Can!)です。このスピーチの分析はCVSのクラスでもしますが、いくつかの有名なスピーチの手法を用いた素晴らしいものです。オバマはまさにこのスピーチ力で無名の候補者から一気に大統領にまでなった人物です。

アメリカではそのようなスピーチ力が非常に重要です。というのも、民主主義の原点は意見を述べ、人々に影響を与え、世の中を動かすというものなので、最高指導者である大統領を国民が選ぶというプロセスにおいて、スピーチはとても重要になります。そしてスピーチは、その人のリーダーとしての力(Skill)、将来に対するビジョン(Vision)そして、最終的にはその人がどういう人であるか(Character)というのをわからせるとても重要なものです。今回のObamaのスピーチでも自分は弁護士なので、Second Amendmentの重要さは重々承知しているが、法的な枠内での規制が必要だという点(Skill)、完全に犯罪をなくするのは無理だけど一歩一歩前進することが重要、銃による被害を減らす努力をすることが重要(Vision)そして、銃による犠牲者のことを思うと心が痛む+涙(Character)という点でバランスの取れた素晴らしいものになっています。

口から出る言葉はその人がどういう人間であるのかを表します。アメリカではビジネスなどでも、どういう人か直接会ってみよう!という場があります。というのも直接会って話すことで得られる、その人間はどういう人間かということが関係を持つうえで重要になるからです。私がやっているCVSのようなNPOではまさにそこがチェックされます。なので、人前でどのように話ができ、自分自身がどういう人間であるかを印象付けることができるかは、アメリカで生きていくには重要な要素です。

ビジネスでも同様です。特に新年は会社の役員などが年初挨拶をする場もあり、私も過去何回か日本人役員が話をするのに同席したことがあります。ただ、日本人はアメリカ人と違い、スピーチのトレーニングがされていないことが多く、なかなか効果的なスピーチができていないのが現状です。

CVSではリーダーシップの一環として英語でのPublic Speechのトレーニングもします。CVSの参加者の皆さんは渡米前から上記のCとVとSを意識してせめて自己紹介や、簡単なプレゼンができるようになっておいてください。ちなみに、このObamaのスピーチを見て感じたことをブログに書いてください。一番良くできていた人に5000CVS($50)の商品券をプレゼントします。CVSの参加費、渡航費、現地での買い物などに使えます。



市民と武装 ―アメリカ合衆国における戦争と銃規制/慶應義塾大学出版会

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銃社会アメリカのディレンマ/日本評論社

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共和主義・民兵・銃規制―合衆国憲法修正第二条の読み方/昭和堂

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アメリカにおける銃保持・携帯権限―銃保持の法的根拠を探り、憲法修正2条と銃規制の妥協点を求める/冬至書房

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国際ビジネスを成功させるのに「信頼」はキーワードです。信頼できるビジネスパートナーを見つけ、信頼できる現地社員を雇用し、顧客やベンダーと信頼関係を築き、ビジネスを行う。これにつきます。私が長年、アメリカやメキシコでコンサルをしていく中で、これらのリンクのどれかが崩れたことで経営がうまくいかなくなった会社をいくつか知っています。多くの場合は日本側のクライアント(社長さん)が「騙された」というようなことを言ってくるのですが、良く調べるとその「騙された」社長さん自身が、人を見抜けない、どのようにして「信頼」を構築するかを意識していな、国際ビジネスの常識に欠けるといったことが問題の原因になっています。その人の肩書や学歴で信頼したり、ちょっとした「会話」(Small Talk)だけで判断したり、雰囲気や知名度、話術、ひどいケースになると「日本語ができる」だけで信頼しきってしまうことがあります。今回は国際ビジネスにおける「信頼」ということについて話をしたいと思います。


信頼とビジネス
ビジネスの世界では効率性が重要です。その効率性を支えるのが「信頼」です。内部統制同様に信頼が崩れるとチェックプロセスが増え、効率が犠牲になるのです。信頼性は外部との取引においてもクリティカルです。ビジネスの世界での常識的な取引は信用取引といって、お金を支払ってもらう前に出荷をします。そして20日後などにまとめて支払ってもらう。これをすることで、お金のやり取りの手間やキャッシュフロー負担といった点での効率性が生まれてきます。通常信用取引の際は、アメリカではDUNS(DUN&Bradstreet)レポートという信頼チェックのデータベースや金融機関からの証明などに基づき「貸付できる金額の上限」を独自に設定し、取引を開始します。その後は、過去の取引履歴、そして定期的な経営状態のチェックなどで信頼をチェックしていきます。これは世界共通の信用取引プロセスですが、日本企業の特徴として、過去の実績がデフォルトになり、経営環境が変わっても、信用枠を減らさなかったり、取引先の経営状況をチェックしていなかったことで大きな貸し倒れが発生することはあります。「過去の関係」を過大評価してしまうので、ついつい「今までどうやってきたか」をデフォルトにしてしまう日本人的な考え方もその原因の一つにあるのかもしれません。恋人同士もそうかもしれませんが、関係というのは過去の実績も重要ですが、お互い情報共有をしつつ、どのように関係を発展させるのかと注意して意思疎通をしていく必要があります。発展だけでなく、状況に応じて関係を弱めたり、断ち切ることも必要になります。そして恋愛と違い(個人の人間関係では過去の実績はとても重要です)刻々と変わるビジネスの世界では、常に市場に目を置き、状況の変化と将来に対する読みを極め、状況に応じて資源を集中させる相手を乗り換え、利益のある発展をしていくということが重要になります。


日本人は騙されやすい
日本という国は、かなりの水準で「信頼」が確立されています。電車は時間通り来るし、警察が人を騙したり、物を盗もうというような悪い人もそれほどいない。それが日本人の「常識」のベースになっています。「信頼」できる環境があるから、すぐ人を信頼してしまったり、言っていることをうのみにして騙されるということがあります。つまり「信頼する」ことがデフォルトになるので、「疑う」ことをしない、だから、簡単に騙されるということです。これは「オレオレ詐欺」なんかを見てもわかります。海外で似たような詐欺はあったとしても、日本ほどの多くの人が騙されることはないでしょう。最初から「信頼」ができあがっている環境だと、「信頼」を構築するプロセスが比較的簡単なステップになります。通常は評判、雰囲気、その場の状況などで決まります。こういった日本での商習慣をそのままもっていってしまうと危険です。過去そういう形で騙された日本人会社経営責任者も日本や他の国では実績がある人たちばかりでした。なので海外に行く際にはそういった判断視点を育成する学習が必要になります。判断のベースとして独自の視点がないと、属人的になり、裏付けのない信頼に賭けることになり、それが大きな失敗を呼ぶことになります。日本企業の多くは海外に人を送る際に、英語能力、外国語能力などをベースにしているようですが、実際ビジネスをするということは言語の問題だけではありません。逆に中途半端に言語ができていしまうと、話術によって騙されるというリスクも背負ってしまいます。むしろ、「信頼構築」のステップを理解し、判断基準となる海外でのビジネスノウハウのベースを持った人を海外に送り出すということが重要になります。「総合商社にいたから」とか「外資コンサルにいたから」といったことを理由に中途採用し、海外法人の代表として人を送り込んでくる会社もいます。でも逆にそういう人は中途半端に海外ビジネスの理解があるので、むしろ癖が悪く、大きなトラブルに巻き込まれた会社も少なくありません。むしろ謙虚に知らないことを認め、学習をし、成長することが重要です。


信頼構築プロセス:レベル1
日本企業がアメリカに駐在員を送り出す際には会社の商品知識や技術などがあり、日本や他の国での実績などがある人を送ってきます。但し、海外子会社経営に関しては十分備えていない人、あるいはそういった勉強をさせずにいきなり送り出すことがあったりします。そういった準備の不備が大きなトラブル、そして経営の破たんのリスクとなります。日本企業の海外子会社の場合、表に出ないことが多いのですが、子会社管理責任者の管理ミスにおける莫大な損失という状況が少なくはありません。国際競争が激しい時代、海外でのビジネスの成功は生命線であるともいえます。なので、しっかり経営者として備えができた人を送り出さないと企業として大きな失敗、成功の機会の損失となるでしょう。中国、韓国企業と比較し、日本企業はアメリカや他の海外でのビジネスの実績がある分、駐在員の人材育成という観点ではもう少ししっかりとしたプロセス、そして取り組む姿勢がないとその強みを発揮することができません。そしてその成熟度をチェックできるのが、送り出す駐在員が海外で信頼を見抜く力です。

信頼というのは「判断」です。信じるか、信じないか、あるいはどの程度信じるのかということです。そしてその判断をするには判断のベースとなる知識が必要です。経営者として海外に行く際には以下の領域の知識を勉強して身に着けてから行くべきです。この勉強を怠った場合には、「経営者」としていくべきではありません。むしろ、経営を誰かに任せ、親善大使的に駐在するというモデルのほうが良いでしょう。以下はCVSでも、コア期間の前半に中心的に学習する課題でもあります。

人事:雇用、育成、報酬・プロモーション、解雇といったプロセスや基準を知っておくことは法的に重要なだけではなく、職場の雰囲気やカルチャーを作り上げるうえでも重要です。「良い人が雇えない」「社員がやる気がない」といった問題点を指摘する日本人経営者が指摘する一方で、「上司の魅力がない」「自分のキャリアの将来が見えない」といった問題点を指摘する現地社員がいるのが日系企業の特徴です。一般的に人事に関し、法的なコンプライアンスの学習のみにフォーカスしすぎ、「良い職場」を作るという環境づくりに関しては関心を払わなすぎる傾向があります。その結果として、良い社員が離れ、適当な社員しか残らないといった状況が出てきます。

商法(取引に関するコンプライアンス):契約はビジネスの常識です。これも日本企業に共通する問題として、人間関係に依存して十分契約をしなかったり、契約書や法的な書類を十分理解しないままサインをしてしまうということがあります。特にアメリカは契約社会なので、最低限契約書のフォーマット、取引における規定は勉強をしておくべきです。そういったビジネスの常識的な知識がないまま経営判断はできません。特にアメリカは契約社会なので、取引をはじめ、さまざまな契約書のフォーマットや内容に関して精通しておくことは重要です。

会計及び会計プロセス・システム:これはCVSでお世話になる弁護士事務所やアメリカ全国展開したスーパーの経営者だったブルースさんも言っているのですが、日本人は計算が得意なわりに経営における計算の仕組みを知らない人が多くいます。つまり経営における数値管理やデータ判断があまり得意ではないということです。駐在員として経営責任を担うと監査書類や税金の申告書にサインをする責任が出てきます。契約同様にサインをするということはその内容を熟知している必要があります。一般的に日本人ビジネスマンの会計に関する理解は「簿記」のHow toが中心で、経営情報として会計情報の意味合い、それぞれの仕訳や申告書に記載する数字の意味合いや、会計データに基づいた改善活動、予算管理やゴールへの進捗管理といったことに関する活用手法の理解が不足しています。一般にアジア人は計算に強いと思われているので、せめて会計や財務部分は、しっかり押さえてもらいたいものです。会社の中枢部分でもあります。


信頼構築プロセス:レベル2
私がUCLAのビジネススクールで最も価値ある学習だと思ったのが、リーダーシップです。経営をするということはリーダーシップであり、その中に含まれるコミュニケーション能力、ゴール策定能力、ビッグピクチャースキルといったCognitive Skillや、人間関係において安定しさらに相手に影響を及ぼすEmotional Intelligenceといったものが重要になります。

Cognitive Skillなどは通常の英語でのコミュニケーションスキルや管理職研修などである程度は鍛えられているのでここでは触れませんが、日本人の経営者などを見ているとEmotional Intelligence(EQ)に関してはある程度、理解と育成が必要ではないかと思います。EQはアメリカでは90年代にはやり、最近日本ではそういった領域の育成にも力を入れていると聞いています。要は多くの成功するリーダーに共通する唯一の領域がEQであり、良いリーダーが良い会社を作るので、高いEQをもった人が経営責任を持つことが重要だということです。日本ではそういた魅力的なリーダーもいるようです。ただ、これが海外になると、異なる言語、文化、宗教、哲学といった観点から、深く、厚みのあるEQが必要ではないかと思います。EQの研究で有名なDaniel Golmanが提唱した5つの領域がありますが、その5つの領域を国際経営の枠に入れて考えてみたいと思います。

Self-Awareness:自己認識とでも訳すのでしょうか?私はその説明を読む限り、これは一貫した価値観だと捉えます。リーダーとしてしっかりとした判断基準を持ち、経営をするにあたって「哲学」ともいえる一貫した基準をもっていることが重要です。これはモラルという形で表面に出てきます。そのモラル観における一貫性が重要です。それがリーダーのINTEGRITYと言われるものであり、周りの雰囲気や、その場の心理的な状況に流されないような一貫性が求められます。なので、普遍的な価値観がモラル基準のベースとしてあると安定します。歴史上、それらの要素があることから各国の政府は宗教的な社会的モラルベースを奨励していた部分があります。これは現在も海外ではある程度生きています。つまり宗教心というものがRESPECTされ、それ自体が信頼性のベースとしてプラスになるということです。そういった海外において、一般的に宗教心が薄い日本人にとって外国人にも理解・共有でき、倫理やモラルの大きな影響を与える普遍性を出すのは困難です。但し、最低限海外でビジネスをするのであれば、その国に影響がある宗教や文化、考え方といったものを理解したうえで、それが自分自身の価値基準と共通性があることを確認する必要はあるかと思います。ビジネスの世界では「金儲け」という共通のゴールがあり、組織運営はしやすいのですが、人と人の接点であり、更にその結びつきを強め、高い一体感と忠誠心を高めるのにはこういった異文化の学習と理解は欠かせません。

Self-Regulation:自己抑制。これは文章を良く分析すると感情抑制ということとは異なります。むしろ自分の感情表現が相手にどのように影響があるかといったことです。日本人経営者の中にはやたらいつも怒っていたり、感情を爆発させる人もいます。そういったクライアントに行くと、現地の社員が「日本人ってもっと感情抑制をするのかと思っていた」といったようなことを言われてしまうのですが、自分が経営者として、リーダーとしてどういったResonance(風土)を築いていくのかということは重要です。アメリカでの裁判や、大統領選挙などでは、その感情表現の部分で効果的にその人のキャラクター作りをします。海外に来て、やたら社員に対しコントロールしたり、トップダウンで意思判断をしたり、乱暴が言葉を言ったりするのはリーダーのキャラクターとして問題があります。そういった会社の役員を分析すると、日本の親会社のカルチャーがそうであったりする場合があるのですが、日本ではそれでよかったとしても海外で同じやり方をするようであれば社員からの心からの信頼を得ることはできません。

SOCIAL SKILL:ネットワーキング。ビジネスの世界で、社長はリーダーであり、対外的な顔でもあります。社長がいつも事務所にいて自分の部屋に閉じこもっているようではだめです。以前日本の本で読んだものに、そういた社長は「穴熊社長」と言われ、会社に成長を呼ばないダメなリーダーであると書かれていました。同時に社長は会社で最高の営業マンであるとも言われます。つまり、「売り上げ」という会社存続においてもっとも重要な要素を持ってくる責任があるのが社長です。CVSの卒業生を分析すると、ベンチャー系の会社に行くとこの部分が学べているので、それはベンチャー会社に行く利点でもあると思います。大企業に就職してしまうと官僚化している部分が多く、社内政治に注意が行き過ぎ、この部分を伸ばすのが困難です。Social Skillをネットワーキングと書いていますが、これはただのネットワーキングではなく、自分の為に動いてくれる人間関係を他にどれだけ持っているかということです。特にお金という打算的な関係だけでなく、友人関係のような信頼関係の構築です。アメリカでは、企業のリーダー達の多くは、非営利起業での活動、教会、各種ボランティア活動などに積極的に関与します。それらの流れを次いで日本でもライオンズクラブやロータリー財団などもありますが、アメリカで、企業のリーダーたちは複数の団体に関与し、積極的にコミュニティー活動などに関与しています。日系企業のリーダーたちはどちらかというと日本人同士のコミュニティー活動や、ゴルフのようなエンターテイメントに夢中でこちらのリーダーほど社会奉仕活動などに積極的に関与する人をあまりみたことはありません。社会への働きかけはその人自身の価値観の現れであり、信頼のベースにもなり得ます。一般的に日本は欧米に比べ社会活動、ボランティア活動への関与率、寄付率などが低いと言われます。せめて海外に出たら、そういった社会活動などに積極的に関与し、友人を作り、人間関係の輪を広げてもらいたいと思います。ただ、それらには慣れが必要で、ある程度の年齢が行ってしまった人は抵抗があるようです。なので、CVSでは滞在期間中、留学期間を通じ、ボランティア活動への参加を奨励し(やや義務的)、教会などのコミュニティーにも入ってもらい、コミュニティーでの人間関係構築のトレーニングに力を入れています。(ちなみに世界のチャリティー活動などに関するベンチマークであるWorld Giving Indexによると、アメリカは世界第二位であるのに対して、日本は先進国であるにも関わらず世界第102位になっています。この部分は日本人として改善をしてもらいたいと思います)


EMPATHY:協調:これは「相手の気持ちがわかる」思いやりの気持ちです。日本人は相手の気持ちを考えることや、気配りといった配慮をする文化があり、一般的に高い水準のEMPATHYをもっているという自負があるようです。CVSの学生の多くも自分のEQの中でEMPATHYは高いといいます。但し、日本は文化的、人種的にHOMOGENEOUS(同一)であり、文化や人種がDIVERSE(種類豊富)な社会では同じ感覚でのEMPATHYは通用しません。文化、言語、そして宗教なども異なる人のことを知ろうとせずに、その人の気持ちを理解することはできるでしょうか?アメリカで仕事をする際に、特に重要なのが「相手を理解することに時間投資をする」ことです。バックグランド、文化、宗教、習慣などを理解し、相手はどういう人間なのか理解することが重要になります。コンサルティングの仕事などではアメリカのどこかの都市に行き、スタバなどで1時間ほど打ち合わせをしてから、すぐに仕事に入ることがあります。そういう場合は、時間投資の時間がないので仕事をしながらお互いを理解していきますが、初期段階で、コミュニケーションや意思決定、仕事のプロセスなどに関するフォーマルなルールを作ります(Group Norm)。但し、仕事に対して自分の価値観ややり方、仕事に対する姿勢などで相手に影響力を与えるには人間関係構築が欠かせません。相手は「人」なので、ルールや権威だけでは動かないのです。相手を知ること、そして相手の価値観をしっかり理解することは異文化ではとても重要であり、国際的リーダーシップにおいて、日本人は特にこの部分に意図して力を入れるようにすべきです。なのでCVSではアメリカで教会に行ったり、メキシコでいきなり相手の大学生とチームを組んでビジコンをするといった異文化でのEMPATHYの育成に力を入れています。

MOTIVATION: モチベーション:
Daniel Golmanは、全ての優れたリーダーの共通点としてEQの5つの領域を提唱しましたが、その中で最も多くのリーダーに共通していたのがMotivationです。私が過去接した素晴らしい上司たちも、なぜ素晴らしいかと言われると実に自分をうまくモチベートしてくれたということです。人をモチベートするのは簡単ではありません。その背後にその人に対するEmpathyやCompassionというものが重要になります。日本でもコーチングという仕事が普及してきたようですが、まさにコーチングの中で重要なのがMotivation Skillです。企業が好んでスポーツマンを雇用する背景にMotivation があると思います。スポーツの世界ではまさにMotivationが重要であり、精神的な強さが試合での勝ち負けに影響を与えたりします。スポーツのコーチとビジネスのコーチは同じようなものです。そしてそのプロセスでのキーワードがAchievement(達成)です。小さなゴールを設定し、それを達成させること(Achievement)で、自信をつけさせ、より大きな目標に向かうというものです。異文化の世界で困難なのは、現地社員と日本人駐在員の待遇や、キャリアパスにギャップがありすぎ、違う世界に生きているということがあります。それ故に日本から来た駐在員などはより、現地の人の立場になり、自分ができる範囲での指導とモチベーションを与えることが重要になるのです。この前のブログに書きましたが、CVSでは現地の小学校での先生をするボランティアを始めました。そこでまさにこのスキルを鍛えてもらいたいと思います。CVS24期生もこの体験をすることができますが、全員ではないので、合格した人から順に興味がある人はコンタクトしてください。ボランティアをする手順と申し込みなどを始めておきたいと思います。私もMBAの時にマイノリティーの若手ビジネスマンのメンターになるというプログラムを2年間しましたが、それはとても自分の為になりました。人をモチベートすること、育てることができること、それは究極のリーダーシップスキルです。社会人になるとなかなかこういった機会はないので、是非ともCVSに参加し、これらの体験を通じ、異文化でのモチベーションスキルを高めてください。


グローバル化したビジネスの世界に生きていくのに、海外のことは無視できません。そしてこくさビジネススキルというのは言語だけではありません。それを意識し、上記の領域を成長し、海外に出てビジネスを動かし、成長させ、最終的に日本に大きく貢献できる人材になってください。良いリーダーがいれば組織は育ちます。その逆もしかりです。





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昨日六本木でノザワ奨学金30周年記念が開かれました。私もその奨学金でUCLAでMBAを取ることができたので、招待を受けたので行ってきました。久しぶりに同じ奨学金をもらった仲間などと会うこともでき、わざわざこれに合わせて日本に帰国してよかったと思いました。

NOZAWA Fellowshipと私の留学
Nozawa Fellowshipは日本人のMBA留学を対象にした奨学金で非常に珍しいものです。アメリカの大学には奨学金が多数ありますが、そのほとんどはアメリカ人を対象にしており、アメリカの大学が出す、日本人だけに特化した奨学金というのは恐らくこのNozawa Fellowshipぐらいではないでしょうか?金額もかなり多く、当時MBAの授業料が全額この奨学金でカバーできました。私にとって非常にありがたい奨学金であり、今の自分があるのもこの奨学金のお陰なので、非常に感謝をしています。もともと日系人の起業家George Nozawaさんが亡くなられた翌年1984年にUCLAに当時のお金で50万ドルもの寄付をされ、今では運用で300万ドルにもなる奨学基金になったと聞いています。昨日ホストをして頂いたUCLAのジャコビー教授はこの奨学金が知られたなさすぎると嘆いておられましたが、素晴らしい奨学金ですので多くの日本人に知ってもらいたいと思います。

私は当時ブリヂストンの海外事業部で働いていて、企業派遣でMBA留学を狙っていました。ところが、突然、企業派遣制度がなくなるという話になり非常に悩んでいた時でした。特に私はジョージタウン大学に学部留学をした時からアメリカでMBAを取るという固い決意を持っていたので、どうしてもその夢はすてることができず、借金をしてでも留学をしたいと思っていました。当時は結婚を考えていたのですが、留学資金などを考えると二人でアメリカに行く余裕などなく、それもしばらくはないと思っていました。ところが、この奨学金に合格できたので、すぐ妻にプロポーズし、一緒にアメリカに来ることができました。この奨学金は私の結婚もサポートしてくれたことにもなります。

更にMBAを取った後に日本に戻り外資金融などで働く普通の日本人MBAキャリアを考えていたのですが、幸い借金がなかったので、「アメリカで力試しをしてみよう」という決意をし現地で就職をしました。最初は公認会計士で監査や税務をしていたのですが、社内ベンチャーを提案し、コンサル部門を立ち上げ、自分のキャリアをスタートすることができました。そういったリスクを負うことができたのも、借金をせずにMBAを取ることができたというこの奨学金のお陰です。私のMBA後のキャリアもこの奨学金がなければかなえることができなかったので、この奨学金を頂けたことは非常にありがたいことでした。なので、私が現在NPO法人のCVS Leadership Instituteで海外留学やMBA留学に奨学金などを出し、支援しているのもPay Forwardの恩返しの一つという気持ちなのです。

NOZAWA FELLOWSHIP
MBA留学当時、Kimiko Nozawaさんと食事をする機会がありました。その当時、一緒に奨学金をもらった仲間と一緒に何か記念品をお渡ししようと、大きな花瓶を購入してもっていったのですが、それを見た奥様が大きな包装された箱を見て「ひょっとして炊飯器?」といって大笑いをしていました。George Nozawaさんはアメリカで炊飯器のビジネスを成功させ、母校のUCLAに寄付をし、「日本の会社のお陰で成功をしたので」という意向で、日本人に限ってその奨学金を出すことになったと聞いています。そしてその日本の会社というのがPanasonicです。昨日の30周年の際にはPanasonicの方も来ており、NozawaさんとPanasonicの関係なども話を伺うことができまひた。PanasonicとしてもNozawaさんとのビジネスがアメリカで最初の大きなビジネスとなり、その後の大きな発展があったそうです。もともとNozawaさんは戦後収容キャンプから戻ってきたのちに羅府新報(RAFU SHINPO)というロサンゼルスで100年以上の歴史がある日系人の新聞の記者をしていました。そこで留学してきたパナソニックの社員と親交を持ち、炊飯器販売を始めたそうです。創業者の松下幸之助さんとも親しい関係にあったとのことでした。

日系人と日本のアメリカでのビジネス
Nozawaさんがおられた羅府新報(RAFU SHINPO)は現在もある100年以上の新聞で日系人社会の伝統ともなっている新聞です。私も何度か接点がありましたが、日系人社会の歴史とコミュニティーの中心的存在にもなっています。私がデロイトで日系企業に特化したコンサルティングをスタートしたのが1997年にサポートをしてくれたのがパートナーのTom Iinoでした。彼は身内が羅府新報にいたこともあり、日系人社会のリーダーだったこともあり、日系人社会の中でかなりのネットワークを持っていました。実を言うとNozawa さんの会社Nozawa TradingもTomのクライアントだったようです。たまたま事務所でEd Nakataというリタイヤしたパートナーと会ったのですが、それはNozawa Fellowshipの後見人をしていた人で奨学金の合格者を選ぶのにも関与した人でした。その時一緒に食事をしたのですが、彼もNOZAWA奨学金をもらった私がデロイトに入ったのを喜んでいました。アメリカに来ると多くの人が「どこに属するのか?」といったIDENTITYというものを意識します。我々日本人がアメリカで生活をする中で、IDENTITYの観点からも、こういったコミュニティーは重要であり、そこでの人間関係は無視できません。

Tom Iinoの会社(Tomの父Sho Iinoが建てたSho Iino会計事務所)はデロイトに買収される前から多くの成長する日系企業を抱え、彼らの成長を支えたのですが、それが評価され彼は一昨年前に日本領事からOrder of Rising Sun Golden Raysという勲章をもらったそうです。デロイトの日系企業部門で、私がコンサル部門を立ち上げるのに交渉した際には、TOMはSlow Season(閑散期)の監査人をコンサルプロジェクトに使うことで売り上げを増やすということを買ってくれました。私がその後コンサルタントとしてキャリアを実現できたのは、その当時日本の監査法人トーマツから駐在で来ておられた現在監査法人トーマツ社長の天野さんとトムのお陰です。トムの場合は、仕事の面以上に、そこでできた人間関係から、特にロサンゼルスの日系人社会を紹介してもらうという機会を作ってくれたことにも感謝しています。CVSでも過去日米文化会館(JACCC)、日系人博物館、KEIROホームなどでボランティア活動をしたのもその関係です。そのトムが語っていたことで気になったことがあります。「アメリカに進出する日本企業は初期の段階では日系人の会計士、弁護士などをやといパートナーとして一緒に仕事をしていた。でも成長する過程で日本企業は白人を好んで、我々との関係をないがしろにしてきた。だから日系人も日本企業から離れてきている。」ビジネス的には日本人だからといった人種的な要素は確かにそれほど持ち込む必要はないかと思いますが、文化的には日系人との関係はとても重要だと思います。なので、CVSのプログラムでもFirst Presbyterian Church of Altadena, Mission Valley Free Methodist Church, WL Holiness, Wintersburg Presbyterian Churchといった日系人教会と一緒にこのプログラムを運営し、ホームステイ先なども日系人家庭を多くしています。CVSで、今後アメリカで起業をするプログラムなどを提供しますが、その前提条件として日系人たちとの交流を深めていきたいと思っています。


日本人が知っておくべきInternment(日系人強制収容)と442部隊

日系人と接点を持つ際に日本人がしっておくべきこととして、第二次世界大戦中のInternment(日系人強制収容)があげられます。CVSに参加される方もぜひともこれにつては知っておいてください。今回のテーマであるNozawaさんも同様に収容所にいたそうです。日本軍のパールハーバー攻撃の後に、アメリカで日系人が財産没収をされ、捉えられ収容所に送られた話です。これは戦後違法だったことが認められ、レーガン大統領の際に謝罪と損害賠償をしたということで有名な話です。でもその当時の日系人の話をすると、その収容所での集団生活がより関係を強化し、戦後日系企業がアメリカに進出する際の手助けをすることにもなったようです。つまり、アメリカ人でありながら日本人であるので、日本企業はある意味自分たちの企業でもあるのです。私が学生1年の時に初めてアメリカでお世話になったのが、Ai Yamadaさんで、そのご主人は442部隊のChaplain (従軍牧師)だった人でした。たまたま両親が交流があり、私もお世話になり、442部隊のことについて知る良い経験になりました。彼らはパールハーバー攻撃後、敵視された日系人たちがアメリカへの忠誠を示し、従軍した人たちなのです。その後ヨーロッパの激戦地区に送られ、多くの犠牲を払いながらも勇敢に戦ったので有名です。実に9946のPurple Heartの勲章、21ものCongressional Medal of Honorが与えられた軍のUNITで有名です。このビデオを見てください。アメリカの上院議員で1963年から2012年までの長年上院議員をつとめたDaniel InoueもMedal of Honorの受賞者で有名です。私がお世話になったAiさんのご主人のMasao Yamadaさんはアメリカで最初の日系人Chaplain(従軍牧師)で負傷をおいながらも、日系人部隊のモラルを保ち、戦後も同じ部隊の遺族の人たちを訪問したりなど重要な役割を果たした方です。YAMADAさんはお亡くなりになっていますが、私は別に442部隊の方でご健在の知り合いの人がいますので、CVSの学生で興味がある人がいたら一緒にハワイに訪問につれていってあげてもいいと思っています(前回CVSでハワイに行った際に何人かは奥さんと面会しております)。


山田さんの記事はこちら
http://www.100thbattalion.org/history/veterans/chaplains/masao-yamada/2/

CVSでお世話になるFirst Presbyterian Church of AltadenaはInternment(強制収容)から帰還した日本人を受け入れ、社会復帰させるために教会が支援をしたのがその起源になっています。CVSの学生は是非とも日系人の歴史などを知ったうえで来てください。日系人は日本人に特別な気持ちをもっていてくれています。なので、敬意を示すためにも皆さんしっかりと勉強をしてからホームステイなどに行くようにしてください。

今回たまたま実家に帰ってきたらAnderson School (UCLAのビジネススクール)の卒業名簿が出てきました。私は幸い卒業の際にHonorをもらえたのですが、アメリカの大学、そしてアメリカ社会の良い点は努力をすれば報われる点です。卒業のHonorも何千ドルか忘れましたがお金をくれました。それもNozawa奨学金と合わせて私にチャンスをくれたものです。CVSを受験している皆さんも、頑張って努力をし、成果を出せば経済的な面を含め私は協力をします。ぜひとも頑張ってください。
95 UCLA MBA Graduate List

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プレッピーとアイビー
ジョージタウン留学時代インターン先NHKにて私が初めてアメリカに留学をしたのは、ロータリー財団の奨学金をもらい、ワシントンDCにあるジョージタウン大学に留学をした時でした。ジョージタウンは東部の名門校で、ハーバードやイエールなどのアイビーリーグと似た雰囲気のお金持ち大学です(カトリックだったのでアイビーリーグに入れなかったと言われています)。国際関係では全米トップクラスで、当時外交官を目指していたので、その大学に決めたのですが、本物の外交官や政治家を招待した食事会やPartyがあったり、当時日本で普通の大学生をしていた私にとっては実に刺激的な留学になりました。

私はジョージタウン大学の寮に入ったのですが、ルームメートのMattは父親がゴールドマンサックスアジアの社長、母親がイエール大学の教授という名門家庭の出身でした。そのMattと仲良くなったことがさらに自分が知らないような世界に入るきっかけになりました。週末にはニューヨークに行き、グリニッジビレッジにある高級コンドに滞在しながら、彼の高校時代の友人などと一緒にクラブなどに遊びにいきました。マットはCHOATEという有名な全寮制の私立高校の出身でした。NYにはコロンビアやNYUなどに行く高校時代の友達がいて、一緒に素敵なカフェやレストランなどで会ってクラブなどに繰り出すのです。アメリカには私立大学の授業料にも相当する高額な授業料がかかるプレップスクールという私立高校が多数あります(ファッションのプレッピーはそこから来ている)。全寮制のものも少なくなく、Boarding Schoolと言われます。そしてその卒業生の多くがアイビーリーグの学校に行きます。ジョージタウンの友人にイギリス人もいて、彼らもHarrowやEatonといったイギリスの名門私立高校から来ていました。おそらくアメリカのBoarding Schoolはそのイギリスの伝統からきているのだと思いますが、いわゆる特権階級の人が最高級の教育を受け、社会のリーダーとなっていくという構図が成り立っています。比較的貧富の差が低い日本出身で、更に全て公立校に行っていた私にとってはなんとも不思議な世界を見てしまった気がしました。でも驚いたことにそういった高校出身の日本人も結構いました。

アメリカの社会問題:貧富の差と教育の不平等
ジョージタウンにも中級や貧困家庭出身で奨学金などをもらい、更にアルバイトなどを掛け持ちしている学生も多数いました。私は徐々に彼らに近くなっていったのですが、彼らの多くは反骨精神があり、しっかりと頑張り、成功しようという気合が入っていました。お金持ちの学生の中には親が大学に多額の寄付をしたから入れたといわれるちょっとおつむが足りないような人たちもいたので、常に苦労をしながら公立校から私立の学校に奨学金で来たような学生には魅力を感じました。ジョージタウン大学を出たので有名な人の一人にビル・クリントン元大統領がいますが、彼は貧困の母子家庭出身でそんな苦学生だったと聞いています。

アメリカでは教育の不平等が大きな問題になっています。お金持ちの人が、良い教育を受け、良い大学に行き、良い仕事につくが、逆に貧困家庭はその逆になるということです。つまり金持ちはより金持ちになり、貧乏人は貧困からなかなか抜けることができないという二極化の問題です。貧富の差が広がる中、教育の機会を平等にしていこうという取り組みもされています。特に税金を出資している公立の大学などでは、過去人種の枠(Affirmative Action)で優先入学をさせていたのを、人種だけではメリットを見極められないので、最近では家庭環境に置き換え優先的に貧困家庭からの学生を取ろうという働きをしています。カリフォルニア大学(University of California)などでは、Hardshipといってどういった困難を乗り越えてきたかを受験のエッセイに課すほどです。なので、アメリカらしく、社会的に恵まれない環境の中から成功をつかむ道は確かにあります。ただ、実際にそういったチャンスを得れる貧困者はごく少数です。貧困家庭から、そういったチャンスをつかむには相当な意思の強さが必要です。

教育の現場の問題とTFA
一般的にアメリカの公立校は、高級住宅地にあるものはレベルが高く、貧困地域だとレベルが低いという構図ができています。日本から来る駐在員の多くもそれを気にして自分が住む地域を選びます。LAであれば、トーランスの南のパロスベルデスやアーバイン地区などです。先ほどプレップスクールに日本人がいた話を書きましたが、ブランド好きな日本人は特権階級的な生活が好きなようです。なのでLAでも高級住宅地には日本人が多くいます。そんな日本人は、白人が作り上げた社会に傾倒するようなもので、パンの白いところだけを食べようとするようなもので、アメリカを知るといった観点で私は抵抗を感じます。移民の国アメリカでは、その多くは貧困地域からスタートします。貧困地域は通常、移民(違法移民も多数)が多く、人種的には黒人やヒスパニックが多く、治安も安定していないという問題があります。学校のランクは共通の試験などで決まりますが、当然移民が多い地域は英語もろくに話せない子供が多いので、成績が落ちます。更に統計的に子供の学力は親(特に育児を担当する親)の学歴と比例しているという統計もあり、貧困地域の学力を上げるのは簡単ではありません。

アメリカの大学生が就職を希望する会社のトップ10に入っているNPOがあります。これはTeach for Americaという団体で、アイビーリーグのプリンストン大学の学生のWendy Koppが卒論として取り上げた教育の不平等是正のイニシアチブが実現したもので、アメリカのトップの学生たちが社会に出る前に公立校で1~3年ほど教師をして、公立校のレベルを上げようよいうPeace Corpの教育版のようなものです。さすがアメリカ人らしく、若い学生が自らこういった団体を立ち上げ、社会問題に取り組むのには魅力を感じます。ただ、実際問題として、そういた活動をするにしてもアメリは広く十分な人材が足りていません。更に、学生の多くも「お金儲け」に興味があり、数年で投資銀行などに移り、金もうけをしていこうという流れに入ってしまうのです。

CVSでの新たなイニシアチブ:皆さんも協力してください!
ワシントンスクールのデビー先生と子供達
私は元コンサルタントだったせいか、常に問題を見るといてもたってもいられなくなります。職業病でしょうか?全米第二の都市ロスアンゼルスでは、ビジネスで大成功をした人が住むビバリーヒルズ、マリブ、サンマリノなどの高級住宅地もあれば、サウスセントラル、コンプトンなどの貧困地域もあり、公立校の教育格差が歴然としています。この問題に関してはUCLAのビジネススクールに通っているころにクラスメートが取り組んでいて、私も貧困地区の学校にいったりしたので、いつかは取り組みたいと思っていました。昨年私は、全米でもボトムに近い公立校のカウンセラーになり、自分の子供のそこに送りました。先生から、「過去10年教員をしているけど、この学校に来たアジア人はわずかに1人で、しかも1年でやめていった」と言われたほどです。確かに子供に「ベストな教育環境を提供する」というのは親心なのですが、何をもってベストというかはやや考え方が違うようです。私にとって重要なのはアメリカの中の貧困層、特にヒスパニックの世界を理解してもらいたいということです。アメリカは移民の国であり、貧困の中頑張ってチャンスをつかんでいくというのがアメリカンドリームであり、移民が多い地区にいることは、その精神を知る一番の源泉です。ヒスパニックはアメリカでもっとも増えている人種で、更にアメリカの根底を支える労働層なので、そういった世界を知ることの方が、白人たちが築き上げたPrivilegeされた社会を知ることよりはるかに価値があると思うからです。そして子供は子供、小学生ぐらいであれば、金持ちであろうが、貧乏人であろうが変わりません。彼らはみんな純粋で安全です。子供たちは今年で2年目ですが、ヒスパニックや黒人の友達が多く、英語だけでなく、スペイン語も学べて、むしろとても良い環境であると思っています。その学校はアメリカ連邦政府から選ばれ、なんとかして成績を上げること、より、アメリカと同化したコミュニティーを作ることを目標に3年間限定で特別な予算が出たほどです。その予算で学校はSTEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)に力を入れたプログラムを採用しています。 確かに理数系に力をいれるのは、白人中心の世界でマイノリティーが競っていくのには効果的な方法です。学校側では教員をトレーニングし、機材をアップグレイドし、NASAやCal Techなどからボランティアが来たりして、環境は整備されているのですが、現場レベルではギャップがあるのがわかります。昨年のMeetingでこんなリアルなコメントが出てきて私は心を打たれました。これはある親のコメントです(スペイン語しかできないのでスペイン語で言っていました)。「私も自分の子供に良い教育を受けてもらいたいし、なんでも協力はしたい。学校で学力強化に力をいれているが、宿題は難しく、そんな宿題を手伝えといわれても、私たちの多くは教育を受けていないし、字も読めない人も少なくありません。手伝いたくても手伝えないのです。どうしたら良いのでしょう?」ということでした。貧困のサイクルを打ち切るには、何らかのサポートが必要であるのは間違いありません。そこでCVSで学校に提案し、子供たちの算数能力を鍛えるMath Dojoというアフタースクールプログラムをスタートすることにしました。

CVSでの取り組み
阿部君佐藤君先生デビュー
大阪大学の佐藤翔平君と阿部直道君にUCLAでの奨学金を出して留学をしているのですが、彼らの協力で、昨日子のイニシアチブをスタートしました。学校には若手でやる気があるMr. Bondsという数学を担当する教員の人がいて、一緒にプログラムを開発しています。そして昨日のMeetingでとりあえず今年の大きな目標が決まりました。地区の算数大会で優勝することです。パサデナ地区はお金持ちでレベルが高い小学校も多く、算数大会ではいつもそのお金持ち学校がが優勝しています。もし、我々の学校がそれで優勝すれば、劣等感を感じてしまう貧困地区の子供たちに自信と夢を与えることができます。こちらで子供を選んで大会に出すのではなく、希望者を募り、その子供たちをトレーニングしていくことで、学校全体の成績アップにも貢献しようというものです。昨日はDay1で、校長先生からも歓迎され、子供達も翔平君や直道君に積極的に話しかけていました。お昼もカフェテリアでご馳走され、スタッフからも「ありがとう!期待している!」と声をかけられています。なんといっても純粋な希望に満ち溢れた子供達の目をみていると、やる気がわいてきます。次回のCVSでは数名選抜し、2月3月の毎週金曜日にはこれを手伝ってもらうことも考えています。これを読んでいる中の誰か、一緒に参加しませんか?先着順なので11月7日~16日まで来日するので面接を受けてください。正規ボランティアになるので、登録などの手続きが必要なのでその説明をします。

学生にとってのメリットと、留学を成功させる秘訣
CVSの学生にとって、このイニシアチブは大きなメリットにもなります。私は長年ボストンキャリアフォーラムで留学生の就職面接をしていましたが、留学生の多くはこれといって学校の授業についていっているだけで、非常に受け身的な学生が多く、アメリカのコンサル会社などでやっていくにしてはイマイチという人がほとんどでした。留学は学校の勉強だけでなく、異文化の社会にどう接点を持ち、どう取り組んでいくかということです。こういった社会問題に取り組むことは、ただの留学ではなく、アメリカの大学生らしく、より意味が深く、社会に貢献し、より深くその社会にかかわるということの証明になります。そのようなイニシアチブに熱意をもって参加した学生がいたら、面接をしていてもかなり高い評価を受けることになるでしょう。更に、このようなイニシアチブを通じでCal Techの教授や、NASAの研究者などとも知り合いになれる良い機会を提供してくれます。教育といいう観点でも、アメリカ人に何かを教えるという能力をい鍛えるという点でかなり価値があります。アメリカの数学や科学の教育方法は日本のものと違い、それを理解したうえで、現地化させて算数を教えるのです。まさに日本の国際企業が取り組んでいるイニシアチブです。英語がいまいちできない人でも、日本の算数能力はそれほど低くないので、大学生であれば教えることはできるし、子供たちや先生方と会話をすることで英語能力も伸びるでしょう。CVSでは留学の奨学金を出していますが、その心は金銭的なものではなく、育成です。翔平君、直道君にとって成長があるからこそ、これをやらせています。ついつい留学期間中も日本にいるときの癖で怠惰になってしまう日本人学生にとってはとても良い自己成長の場となるでしょう。

募集要項
阿部君と佐藤君は3月で帰国してしまうので、4月以降、UCLAに留学し、彼らがスタートするMath Dojoを引き継いでくれる学生を募集しています。留学奨学金は渡航費、授業料、滞在費など出るものですが、CVSの卒業生に限定されています。なので、興味がある人はまずは第一歩としてCVSの春のプログラムに応募してください。希望者の先着5名のみ、2月3月のコア期間にボランティアとしてこの学校に行ってもらいます。子供たちに希望を与え、仲良くなってください。そして4月にそのMath Contestがあります。ぜひとも一緒に会場に行き、チームを応援してあげてください。優勝すればそれは大きな貢献をしたことになります。11月8日に東京で、14日には京都、15日には名古屋にてCVSのイベントがあります。その場で留学、教員体験に関しての説明もしたいと思います。こういった面白く、意味あるイニシアチブに参加したいと思うようなやる気がある学生に会うのを楽しみにしています。そういった学生であれば、支援をおしみません。みなさん、ぜひともこのイニシアチブに参加ください
ボンド先生とCVSの学生マヤ

テーマソング
貧困地区の子供たちにとって、成功をつかむ秘訣としてまだあるのがプロのスポーツ選手になることと、ミュージシャンなどになる道があります。LA のコンプトンの貧困地区出身でUCLAを出てNBAのプレイヤーになったAaron Afflaloという選手がいます。そしてその高校時代の友人でラッパーで成功したのがLamerがいます。そのラッパーがAfflaloについて歌っているのですが。貧困から抜け出る手段として、スポーツ選手、ミュージシャンがあります。でも、同じ貧困地区のコンプトンから2人も同世代のBillionaireが生まれたというのは、やはりアメリカン

私は以前アメリカのコンサル会社で自動車グループにいたのですが、クライアントの中に日本のゲーム系の会社もあったので、最後はエンターテイメント部門にも2年ほどいました。ハリウッドのあるLAでエンターテイメントのコンサルができるというのは世界最先端のものに触れれるということでとても良い経験になりました。自動車のように技術的なことをベースにした商品開発と違い、エンターテイメントはCreativeを重視したもので、技術からデザインという自動車に対して、デザインから技術といった流れの違いがありました。但し、開発にお金をかける投資と、そこから上がるリターンといったリスクとリターンの関係は類似しており、そのリスクにかけるビジネスモデルには魅力を感じました。特にヒットした時の利益は非常に大きく、ビジネスモデルとして魅力的です。私は生産プロセスなどにおける原価計算のデータなどを生産管理に生かす分野を専門にしていたので、あまりその分野での貢献はエンターテイメントのクライアントには発揮できませんでした。でも、開発におけるコスト管理や販売キャンペーン予算や売掛金管理などに関しては価値あるコンサルができたのではないかと思っています。いずれにしても、自動車と並び、アニメやゲーム産業は国際的競争力がある、日本が大切にしなければならない産業であると思います。

アニメは日本の国際的競争力がある産業
私がエンターテイメント関係で知り合う人、特に開発や、CGなどをしている人の中には日本のアニメファンが多いのに驚きました。同様に我々が運営するVISIT JAPANなどで日本に来る外国人の多くも日本のアニメファンで、自動車に続く日本の国際的競争力としてアニメやゲームは私が注目する分野です。デロイト時代、日本のクライアントから放送コンテンツの輸出に関して相談をされたことがあります。その分野で最も競争力があり、成功しているのがアニメで放送コンテンツ輸出の内50%以上がアニメだと言われています。最近では違法の動画UPLOADなど(ファンサブ)も盛んで、その国で放映される前からファンがいるアニメもあり、日本に来るダイ・ハードのファンがかなり詳しいのに驚かされます。ただ、それらの違法を規制することを語るより、それらの影響力の大きさを考えてビジネスモデルを考える必要があるのではないかと思います。今回来日したメキシコ人も、最初に行きたがったのが池袋のポケモンセンターで、彼の子供時代の思い出と夢をそこに感じていたので、そういった影響力は多大だと思います。そういった意味で、アニメなどをマーケティングする際には、コンテンツなどコピーされやすいものの規制でネズミごっこをするより、ゲームやアイテムといった派生商品での利益を増やすビジネスモデルが効果的ではないかと思います。そういった点で、今日本ではやっている「妖怪ウオッチ」などはかなりいけるのではないかと思っています。

同時に、日本が力を入れている観光産業では、さらにこういった「憧れ」を感じるオタク層を確実につかんでいく必要があると思います。そういった意味でUSJなどが取り組んでいるテーマパークの「日本化」の流れも同様に良い流れだと思います。私は東京の下町にしばらくいて、今でも姉のマンションがバンダイの近くにあるのですが、そういったキャラクター関連のちょっとしたアトラクションが浅草などにあれば良いのではないかと感じます。

パワポとストーリーボード
CVSではDISNEYの本社を訪問したり、アナ雪のアニメーターなどから話を聞く機会を提供しています。WALT DISNEYが映画を作る際にSTORYBOARDを作り、そこから映画のストーリー展開やキャラクターの開発を作り上げていくという話を聞きました。その話を聞いて私は二つ感じたことがありました。まず、私はコンサルタントだったので、つい感じてしまうのが、アメリカでコンサルタントがブレインストーミングなどをする際によくイーゼルパッドを使って自分たちのプロジェクト提案などのストーリー展開を議論することです。そして通常パートナーやシニアマネジャーはプロジェクト提案をして案件を取ってくるという仕事がメインになるので、できるパートナーなどは相手の経営課題や、役員の精神状態などまで洞察力をもってうまく話をまとめあげています。そしてパワポを、あたかもSTORY BOARDのような使い方をして盛り上げていきます。パワポ(マイクロソフトのパワーポイント)は、ビジネスの世界でプレゼンテーション用のアプリケーションとしてデフォルトになっています。特に営業などでも良く使われます。このアプリケーションを使う際に「論理性」ということを教える人もいるようですが、それはやや幼稚です。むしろ、その対象を考え、どうやったらより面白くストーリー展開をして相手のアテンションを得られるかといった能力の方がはるかに重要です。なので、パワポの機能にしてもビデオやグラフィックといった部分での進化がされています。ビジネスマンも、DISNEYのストーリーボード式のストリー展開能力が必要になってきています。

日本のアニメがなぜ強いのか?アニメの源泉は紙芝居
KAMISHIBAI
日本のアニメの原点は昭和初期の紙芝居にあると聞いたことがあります。自転車に紙芝居をのせ、水あめなどを売りながら子供を相手に紙芝居を見せる。私の父がよく、子供の頃みた「黄金バット」という紙芝居の話をしていました。当時あまりおもちゃなどなかった子供達にとって、紙芝居は想像力を高める良い刺激になったようです。紙芝居は、そのルーツが立ち絵という日本芸能にあり、日本オリジナルの独特の文化でした。戦後それらで影響を受けた漫画家などが多数出て、日本を代表するようなアニメが次々と生まれてきています。紙芝居という日本独特のエンターテイメントがアニメにおける日本の源泉力になったのです。なので、アニメは日本が守っていかねばならない産業です。

日本は地方文化や歴史の宝庫であり、観光に適しています。観光客は現在メキシコ人を日本に招待して日本各地を巡っています。ただの招待では面白くないので、以前からセミナーという形で日本の歴史や日本語などを学ぶセミナーにしています。

黄金バットの著者である、加太こうじ氏が言っていました。実をいうと紙芝居は、その地域のガキ大将とコラボして、ガキ大将にただで飴を上げる代わりに彼らに子供集めをさせた。そのコラボがあったと。現代では「オタク」といってバカにされますが、アニメにはそれを支えるファンとそこから生まれる新たな想像力といったものが国際的な競争力の源泉になるので、日本にとって大切なものだと思います。今はネットを媒介に人集めなどはできますが、そのファンたちが作り上げる独特の文化をはぐくむことが大切です。今回のメキシコ人の一行も自由時間には何度もAKIHABARAに行っていて、そのブランド力の強さには驚かされます。私が子供の頃のイメージである電気街としての秋葉原が萌文化などの発祥の地となっているのは実に素晴らしいことだと思います。日本のエレクトロニクス産業が衰退してきているので、秋葉原がエレクトロニクスからアニメ文化のメッカと変容していくのには日本の将来の可能性を感じます。そこに集まる人たちと、ガキ大将的な影響力の場として秋葉原が発展していくのを楽しみにしています。

加太こうじ氏が言っていたこと
前述した「黄金バット」の著者、加太こうじ氏が言っていたことに、「『良い子』であることにあまり意味を感じません。むしろちょっとぐらい悪い方が、大きくなって世の中を変えよう!といった大人になれる」といったことを言っていたのを聞きました。このコメントは現代の日本という環境の中ではよくわかります。日本の教育の基準は子供をある種の「型にはめる」習慣があり、こういう時は、こうしなさいという大人の言うことに子供を従わせるという教育が主流である気がします。「型にはめる」ことは子供の育成として必ずしも効果があるとは思えませんし、むしろ、戦前の「マインドコントロール」に近い教育だと感じます。私自身は、小学校3年生でタバコで警察につかまったりと、あまり「良い子」ではありませんでしたが、成長する過程で「悪い子」なりの「責任」といったものが要求され、それが自分の原動力になったような気がします。「良い」「悪い」というのは実は主観的なものなので、キリスト教的に言えば、罪の原点は「善悪を自分のものとする」(アダムとイブの罪)という部分にあるので、大人が押し付けたルールに従うかどうかを「善悪」としてしまうことは非常に浅はかなものだと思います。むしろ、何が良いことで、何が悪いことなのかをつきつめて考える習慣と教育が重要です。HOW TO教育が日本人をダメにするということを以前に書きましたが、「型にはめること」何が良いことで、何が悪いことなどを誰かが決め、それに一方的に従わせる教育は、How TO同様に非常に浅いものであり、根本的な意味で道徳観が高い社会を実現することには貢献しないと思います。


紙芝居の力!

日本の昔話にはユニークで面白いものがたくさんあります。明治時代にラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が日本の民話に魅惑され「怪談」を書いたように、日本には面白い民話が多数あります。アニメの背後にはそういった文化があります。DISNEYはアニメで世界最大の企業であり、そこにはDISNEYマジックともいえる、独特の子供を捉える総合マーケティングがあります。ただDISNEYの有名な作品の中にはまだ日本原作の童話はありません(しいて言えば、ライオンキングはパクリだと思いますが)。なので、DISNEY的なストーリーボードを日本の童話をベースに作り、それを紙芝居にするというミッションをCVSではやっています。実際にアメリカの子供達や、ハリウッドで活躍するアニメーターに評価をしてもらいます。日本に来てから教会などで紙芝居を見ましたが、今でも、結構工夫した素晴らしい語りや作品があることを実感しました。CVSの学生は事前課題で頑張っていると思います。期待しています。この程度の水準で更に英語でやるのがポイントです。期待しています!
埼玉大学講演会
6月26日埼玉大学にて、モンテレイ工科大学のクラウディア・モラレス教授と一緒に午後2時40分から講演会を実施します。入退場自由で入場無料ですので皆さんお気軽に参加ください。

今回のテーマは、将来を見据えた上での成功するキャリアについての話をする予定です。日本の大学生だった私が、海外に出てアメリカでキャリアを築き現在に至るまでの経験談に加え、私のようなキャリアがなぜ将来的に重要であるのか、海外就職の魅力、そしてそれに必要なステップなどの話をしたいと思います。その関連で、将来的に大きな成長の可能性があるメキシコ・ラテンアメリカについてモラレス教授に話をしてもらいます。
来場の方にHメキシコの商品を見てもらったり、食べてもらったり、実際にプレゼントしたいと考えています。

そしてこの土曜日には東京高田の馬場で、モラレス教授やメキシコ人学生と一緒にチームを組み、メキシコ製品の日本エントリー戦略を考えるビジネスコンテストがあります。日曜には同じ趣旨で京都にてビジネスコンテストを開催します。こちらは、Apple Watchなどの豪華賞品があたるラッフルチケットや賞金がでるビジネスコンテストです。「メキシコ人と一緒にチームを組む」というのがポイントでクロスカルチャーで働くということを実感できます。CVS23期合格者は是非とも参加ください。23期中にメキシコで開催されるビジネスコンテストの良い準備になります。メキシコでは日本人が少数になるので、まさに海外で働くということの大変さを感じます。以下に自己主張し、更にチームに貢献できるか、かなり良いトレーニングになります。
埼玉大学講演会の後、及び関東、関西のビジネスコンテストの後にはモラレス教授も私も皆さんと歓談できる時間があります。是非とも皆さんとお知り合いになりたいと思います。CVSが提供するUCLA留学の奨学金、や親子留学制度などにつても話ができますので、皆さん、興味がある人は是非ともこの機会に知り合いになりましょう。
皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

ミュージカル:Matilda

テーマ:
マチルダ ミュージカル
本日は私の誕生日で、プレゼントで家族でミュージカル:Matildaを見に行きました。イギリスの小説家Roald Dahl原作の小説のミュージカルで、2012年にロンドンでOliver Award,2013年にはブロードウェイでTONAY Awardも取った作品です。ロンドンまで見に行こうかと思ったこともあったので、かなり行きたいと思っていたミュージカルでした。一度ミュージカル化して失敗したのを作り直したものだそうですが、実に演出や音楽などがうまく雰囲気を出していて総合的によくできていたミュージカルでした。特に子供の演技のレベルが高く、子供が主役で、大人が脇役(すべて大人の登場人物は何か問題がある設定)という設定が良く表現されていました。皆さんにもお勧めです。欧米でヒットしたミュージカルはだいたい日本でも日本語化されるみたいですが、どうでしょうか?日本でも知られていますか?

Roald Dahl
Roald Dahl(1916-1990)はイギリスの子供の小説の作家ですが、Charlie & Chocolate Factory を読んでから、そのWilly Wonkaなどの登場人物の面白さや、自分自身が森永の金のラベルを必死で集めたことなどと重なりとても好きな小説家でした。彼は実は第二次大戦のイギリス軍のパイロットで、負傷をした兵士でした。日本の水木しげるさん(ゲゲゲの鬼太郎)同様に戦争で生死をかけた大変な体験をする中でも子供心がわかる小説を書けるというのは実に凄いものです。Matildaは家族にNeglectされ、Abuseをされる変わった女の子の話です。特にThat’s Not Right!というJustice(正義感)の高い意識が出てきて、それで学校自体を変えてしまう話なのですが、私の子供もThat’s Not Fairとか言って反抗をする年代なので、よくその考えや行動をつかんでいると思いました。通常は子供が間違っているのですが、もし、子供があっていたらどうなるのか?というストーリー展開である意味子供の純粋な視点から大人の間違いを見ることができます。ちなみにミュージカルの中でベッドルームに閉じ込められたマチルダが、本を読みながらそんなJusticeのことを歌うNaughtyという歌がこれです。


ちなみにマチルダ役は本当の子供を使うので4人づつオーディションで決めて順番に回すそうです。1年程度しか続かないようなので、またブロードウェイでオーディションをしています。CVSでは来年から親子留学制度を始めたいと思いますが、こちらには子供のミュージカルの学校もあるのでただの学校だけでなく、ハリウッドならではの体験にチャレンジしてみてはどうでしょうか?そういった演劇好き、ミュージカル好きな人に来てもらいたいですね。

本を読むこと
マチルダは本を読むのが大好きな女の子の話です。ロシア語を話すシーンがあるのですが、ドストエフスキーで、ロシア語を学んだというシーンがあり、大笑いしてしまいました。私も小学、中学、高校と読書ばかりしていたころがありました。特に小学校の頃はいじめられていたこともあったので、その時はまさにマチルダのように読書ばかりしていました。特にDeepな心境でドストエフスキーやトルストイなどは効果的です。

ちなみに読書量について興味があったので調べてみました。小学校などでは活字離れに対する懸念から読書の時間を設けているので、全体的な読書率は減少はしていないようですが、日本人の平均的な読書率はインド(週10時間)などと比べると著しく少なく、週4時間程度だそうです。特に20代、30代の読書率が一番高いと言われています。確かに通勤の電車などで本を読んでいる人はよく見ます。でも、本屋に行くと小説よりくだらないHow to 本が多いので心配ですが…アメリカでは読書は白人が一番多く、更には所得や教育水準とリンクしていることが指摘されており、学校では強制的に読書をさせています。実際大学レベルではかなりの本を読まされます。UCLAのビジネススクールに行ったときに最初にシラバスをもらってビビったのが読まなければならない本の量でした。今は神学校に言っていますが、古代のオリジナルのヘブル語やギリシア語で読むだけでなく、解説の本なども入れると相変わらず莫大な活字を読みます。つまり、活字を読むことによる学習方法は相変わらずDefaultなので、それを大学生がやっていないとすれば大きな問題です。CVSでも課題で3冊の簡単な本が渡されます。これを読んでいないと非常にコア期間苦労するのですが、毎回ろくに読んでいないことがわかります。読むにしても非常にスピードが遅く、明らかに英語の文献を読む能力が不足しています。それは英語力というより、活字能力の問題だと思います。読書というのは数をこなせば早くなります。特に読書はイマジネーションという脳の中のインターアクションがあるので、それらを効率的に使えば早く読めます。ビジネスの文献は小説と違い、先が読めることが多いので特に簡単です。Googleという会社を知っていれば20% Ruleはすぐわかるし、サブプライムローン崩壊についての理解があればCrisis Economyも簡単にわかります。Know Howはマネジメント関連の常識とむすびあわせればあっという間に読めます。23期の学生はせめてこの部分のレベルアップをしてもらいたいです。

読書とIQ
マチルダの中でマチルダのお父さんは、本を読むとバカになり、すべてテリーと名を付けたテレビから学べるということを言っています。これがその歌です。

現代社会はテレビだけでなく、FacebookやTwitterなどくだらない会話の回数が増えているので余計活字の世界に入る時間はないのではないでしょうか?電車の中で明らかに読書よりスマホ(バカホ)でゲームなどをする人の方が増えています。アメリカのエモリー大学の調査によれば、読書をする場合は、脳の中の活動が活発になり、Functional Magnetic Resonance Imaging(FMRI)という機能が高まり、頭の中に深く残る効果があるようです。つまり、本を読むことのほうが頭に残るものが多く、同時に脳が活発に動くのです。なので、IQが高い人ほど読書量が多いのは、読書量が多いからIQが高いのかもしれません。CVSの学生にしても確かに私がクラスの中で例えに使うソクラテスやドストエフスキーもろもろの話についてこれるのは東大生、高いIQ,そしてその後の就職先もマッキンゼーといったタイプの学生が多くいます。以前書きましたが、現代社会は教養が高い人々が主権を持つ民主主義の中におり、大学教育の中枢も教養を高める教養教育にあります。そして、その教養の高さといったものが読書量との関係になります。私がデロイトコンサルに居た際にも、「読書クラブ」というのがあり、最新のビジネス本などを共有するクラブかと思っていってみたら、小説を読むクラブであったことがありました。メンバーもインド人が多く、先ほどの統計のようでした。読書は脳の為に、そして教養社会を高めるために大切な習慣です。皆さんは読書の習慣はありますか?スマホは捨てて図書館に行き、本を読みましょう。

ミュージカルに招待!
CVSでは過去毎回ミュージカルに行きましたが、最近は躊躇しています。今回も代わりに全員で行くイベントはロックコンサートにしました。花火も上がり、踊れるので盛り上がるでしょう。ミュージカルを楽しむのはちょっと難し気がします。以前有名なミュージカルのWickedに連れていったら学生のほとんどが居眠りをしていて周りの人から注意をされてから、あまり学生を連れていきたくなくなりました。CVSの会場は有名なシアターPantagesのすぐ近くなので、是非ともミュージカルに連れていってあげたいのですが…ちなみにWickedを理解するにはまずはオズの魔法使いを知らないとダメなので、今後は背景の説明や音楽を事前に聞かせるなどして準備をしてから連れていこうと思います。それと、DISNEY本社訪問もそうですが、全員連れていくのはやめよかと思っています。来年度の奨学金でLAに来て最低の「準備」をクリアした人か、アワードの人だけにしようかと思います。なので行きたい人はその分努力をしてそれを勝ち取ってください。そうした方がその価値が高く、よりエンジョイできるでしょう。今回もオペラ座の怪人かSound of Musicに連れていきます。どうでしょうか?UCLAの奨学金の合格者はインターンの課題をクリアしたら、アワードで秋にAnnieに連れていきます。どうでしょうか?行きたい人は積極的にこのブログにコメントしてくださいね。ブログチャンプのアワードで考えます。現段階では、1位2位が230で栗原さんと、平田さんで、3位が須藤さん(175)です。まだまだ続くの皆さん頑張ってください。ちなみにこのブログを通じて皆さんの理解と、対話のポテンシャル調査をしているので、少なくともコメントがない人は、そういった文化的なイベントにアワードなどで行くにはそれをEarnしてください。居眠りするために無駄なお金は使いません。

イマジネーションとビジネス
ちなみにCVSでは映画作成やファッションなどイマジネーションをベースにしたビジネス能力に力を入れています。日本の強さはアニメーションやコスプレなどの想像力の領域だと思います。今回は映画の撮影、編集に加え、Actingを入れます。皆さんのイマジネーション能力が試されます。イマジネーションはHow to 本からは来ません。皆さんの頭の中にあるイマジネーション能力を形にするものです。読書とImaginationは大きな関係があるとのことなので、そういった能力を高めたい人は是非とも読書の習慣をつけてください。私がお勧めするのは、分野が異なる本(小説、ビジネス、そして哲学)といった3冊の本を同時に読むことです。分野が異なる分脳に異なる刺激があるので効果的だと思います。さらに複数(最高で3種類)のものを読むと頭の中で異なる情報が処理できるようになるので、マルチタスキング能力も高まるでしょう。ちなみに私は趣味でSFとビジネス関係の小説を書いています。それ以外に会計の本も書いています。特に会計は実際のビジネスの世界を反映させたもので、同時に米国公認会計士の勉強もできるものです。CVSの3期生には特別に会計の勉強もかねて読ませてあげますので、希望者は連絡してください。希望しない人には渡しません。

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学生時代に友達がパリにいたので、よく遊びにいきました。彼女はモロッコ人とフランス人のハーフで家がサンミッシェルというパリの真ん中の便利なところにありました。PARTYに行ったり、買い物、料理を一緒にしたり、サッカーの試合観戦や、クラブとか、色々と楽しい思い出があります。若い時の経験というのは「人生の思い出」という面で非常に価値があり、今でも当時の思い出はしっかり焼き付いており、次にパリに行ったときにはその思い出に浸れるのが楽しみです。ただ、それだけでなく、若い目線で、海外ではいろいろな発見があり、その発見が大きなビジネスになることもあります。当時私が発見したのは、近くでよくクレープを買ったのですが、その時になんともいえないナッツの味がするチョコレートがありやみつきになりました。それがNutellaだということがわかり、日本に大量に持ち帰りました。今では日本でも普通に売っているので、日本人も好きだと思うので、当時輸入販売していればきっと儲けられたでしょう。そういった発見は、国際ビジネスの一番重要な要素なので、CVSの教育にも取り込んでいます。ちなみに、Nutellaより、ベルギーのLe Pain Quotidien (日本にも表参道にあるらしい)のヘーゼルナッツスプレットのほうが美味しいので好きな人は試してみてください。

CVSのメキシコプログラム
今はメキシコのIxtapan De La Solという場所にいます。メキシコ市より更に高地にあるリゾートで、珍しいセミや鳥の鳴き声に囲まれています。日本人にはあまり知られていませんが、メキシコにも素晴らしい場所がたくさんあります。ここでメキシコで興す新しいビジネスプランの打ち合わせをしているのですが、メキシコでのビジネスとなると、非常に大きなポテンシャルを感じます。日本の総合商社が国際ビジネスに早く着手したので、現在の地位を築いたように、ビジネスというのはそのタイミング、特にチャンスを見つけたらすぐ動くということが重要になります。メキシコは日本とのビジネスにおいてまだまだ未開であり、同時にラテンアメリカという世界で最も期待されている将来の市場に対するアクセスにもなります。その戦略的な重要性から、CVSではメキシコに行きます。期間は1週間でCVSのプログラムの中の僅か8分の1程度なのですが、コストでは3分の1をしめます。これがなければもっと安いプログラムになるので、学生からは「なぜメキシコ?」と言われてしまうのですが、CVSでは「安い」ということより、「教育の価値」を重要視しているので、この部分は欠かせないものです。メキシコ滞在期間に何を学ぶのか、今回は改善点もあるので、ここで紹介したいと思います。

Japan-Mexico International Business Contest:メキシコに来て一番の魅力はこのビジネスコンテストです。今回で20回目を迎える記念すべきものです。このコンテストの一番の魅力は、日本人とメキシコ人で一つのチームを作り、一緒にビジネスプランを作り上げていくという点です。コンテストの価値は高く評価されており、こちらで雑誌に載ったこともあるし、最近では提携大学のモンテレイ工科大学から参加者全員に特別なCertificateが出るほどになっています。このプログラムはラサール、UNAM(メキシコ国立大学)、パンアメリカ大学などからも声がかかっており、今回から大学の枠を増やして規模を拡大しようと思っています。このコンテストから本当にメキシコ人大学教授などが投資をしてCVSの卒業生と合弁で会社ができているので、学生としてはかなり魅力のある国際ビジネスの体験になります。ビジネスプランの質を上げるために、今回はメキシコ人大学生を日本に連れて行き、6月27日に関東、28日に関西でインバウンド(メキシコのアイテムを日本に輸入する)のビジネスコンテストがあるので、是非とも参加してみてください。Apple Watchもあたるすごいイベントです。本番のメキシコでのビジネスコンテストの醍醐味を感じることができると思います。

スペイン語:メキシコではスペイン語ができないとやっていけません。スペイン語は欧米の言語の中で一番日本語に近く、更に世界3大言語の一つなので、やっておく価値は大きくあります。CVSがきっかけでその後メキシコに留学する卒業生が多いのですが、全員かなり上達しており、英語留学よりはるかに効果があるのではないかと思います(ちなみにスペイン語でわからないと英語になるので英語も同時に上手になります)。今回もCVSの卒業生で大阪大学生でUNAM(メキシコ国立大学)に正規留学中の寺田君に会いましたが、スペイン語がペラペラで、更にメキシコ人の彼女までいて、その成長には驚きました。

成長の勢い:メキシコは人口が年に1.3%程度伸びており、平均年齢26.7歳、日本の人口は―0.7%、平均年齢が46.1歳と比べるとその勢いに大きな違いがあります。特に将来を考えた場合、経済所得年齢層がメキシコでは増え、逆に日本では死亡などによる自然減が増加し、さらに少子化の問題もあるので、その「将来性」には大きな違いがあります。その「勢い」を肌で感じてもらうことに力をいれています。

文化の理解:メキシコはアメリカの隣国ではありますが、文化的に大きな違いがあります。メキシコ人家庭にホームステイしたり、学生と友達になり一緒に遊んだりミッションをこなす中で日本社会でわすれかけている、義理、人情、信頼関係といった文化的な価値観を見直してもらいたいと思います。更にアメリカが「ラテン化」しているので、ラテン文化を理解することはとても重要です。


CVSのメキシコ部分(Cコース)はかなりレベルも高く、学生というよりは、実際のビジネスマンに向いています。なので、企業研修にも使えると思うのでご検討ください。CVSのメキシコプログラムは来春から内容を新たに復活させたいと思います。

メキシコのポテンシャルはどこにあるのか?
メキシコのポテンシャルについて話をしましたが、具体的になぜメキシコなのかということを説明します。ビジネスコンテストなどは、中国や、韓国などと合同でやっているものもあるようですか?CVSでは、日本人の若者の将来を考え、特に国際市場での生き残りをかけてラテンアメリカ市場を捉えています。その10の理由をここに書きます。

1. ラテンアメリカのゲートウェイとしてのメキシコ:ラテンアメリカの市場規模はXXで、最も成長が期待されている地域です。欧米の企業などはメキシコを起点にラテンアメリカビジネスを拡大しています。つまりメキシコでの成功は、そのあとにコロンビア、アルゼンチン、チリ、ブラジルなどの市場に結びつくので重要です。

2. アメリカビジネスの延長としてのメキシコ:メキシコはアメリカの隣国であり、NAFTAなどがあることからアメリカビジネスにおける戦略的な重要性が増してきています。ナキラドーラの企業や、最近ではトヨタが進出をしたように、アメリカという大きな市場を捉えた際に、その生産拠点としてもメキシコは価値があります。

3. 世界有数の資源国:メキシコは石油、銀などの主要な生産国です。日本にもアボカドなどが入ってきていますが、農業国でもあります。資源を押さえることはビジネスを押さえることには不可欠です。

4. 成長の潜在性:前述したとおり、メキシコは平均年齢が若く、成長している国です。国民所得もましてきており、消費意欲も高く、「市場」としても魅力あるものです。

5. 親日的な国民:過去メキシコでは中国人移民を追い出すというような動きはありましたが、日本に対してはかなり好意的な国民であると思います。CVSのイベントでも毎回多数のメキシコ人学生が参加したり、街を歩いていても「一緒に写真を撮ってもらいたい」といったようなことがあります。メキシコ人はブランドロイヤリティーが高い国民としても有名で、日本製品に対して韓国製や中国製よりも良いという根強い意識があるようです。これは日本企業にとってはチャンスです。

6. インフラ整備の遅れ:日本のゼネコンは大型のプロジェクトなどでかなりの実績があります。工場設備から道路、鉄道まで日本はインフラにおいては世界でトップクラスです。メキシコ市などでも大型の鉄道工事などがされていますが、商社などが着手している大型のプラントだけでなく、機械などの輸出も含め、メキシコのインフラ市場は日本企業にとって大きな魅力があると思います。

7. 日本ブーム:CVSでは過去10年にわたりメキシコでビジネスコンテストをやっていますが、日本食、日本のアニメなどのファンが多数います。日本人の屋台のラーメン屋さんが150ペソ(1200円程度)でラーメンを売っていて人気が出るほどです。牛丼のすきやも進出して人気があります。マルチャンやヤクルトなどはメキシコのスーパーでは定着した製品になっています。資生堂など日本の化粧品も人気が出てきています。アニメやコスプレなどもかなりの人気があり、先述した「日本のものはいい」というブランド価値を考えると、新たな市場として成功する可能性は大です。

8. 日本と対極にある社会状況:日本はすべてがオーガナイズされており、システマティックに動きます。一方メキシコはすべてがその対極にあり、発展途上国特有のカオスがまだあります。それは空港についた瞬間にわかるでしょう。メキシコは今後各種制度を整備しなければなりません。日本式のやり方を導入するのに効果的です。つまり、日本はハード(製品)だけでなく、ソフト(やり方)などをメキシコに持ち込むことができます。同時に日本はがっちり管理され過ぎているので、カオスな状態におけるCreativityという点で刺激をうけると思います。

9. 警察と治安:日本は世界で最も安全な国である一方、メキシコはマフィアの活動がさかんで、誘拐など世界でもトップ水準です。特に警察は腐敗していて、賄賂を普通にもらうのが当たり前(私も目の前で何度か目撃しています)。誘拐事件にも警察が関与していることも多くあります。日本は警察の腐敗もそこまで悪くなく、交番があちこちにあり、地域に根差した警察官の制度をよく行き届いています。メキシコはコミュニティーレベルでの付き合いは盛んだし、「知っている」ということが人間関係のベースになっているので、地域型の警察にすると治安改善に貢献すると思います。つまり、日本の警察から学べることがたくさんあります。

10. 政治とアメリカとの関係:メキシコはアメリカの隣国であり、アメリカとの関係がその発展には欠かせません。但し、移民問題などがあり、政治的にその関係も強いとは言えません。日本の政治は軍事面、経済面を含めアメリカと同盟国としてパートナーシップが築けています。メキシコは政治的な腐敗もあり、アメリカ人の中にメキシコからの移民が多いにも関わらず、アメリカの政治家はあまりメキシコに興味を示しているようには見えません。注目されていない、隣国であるが故に、ビジネス面でチャンスがあると同時に政治面で指導できる点もあるのではないかと思います。日本とメキシコは政治的にそこまで近いとは思えないので、外交としても政治的、文化的により親しい関係を築くことが、将来アメリカとの外交におけるレバレッジともなりえるので効果的かと思います。

CVSメキシコ法人
CVSメキシコ法人のメンバーを紹介します。CVSは日本人学生(CVS参加者・CVSメンバー)が所有する国際企業です。是非とも彼らと親しくして、一緒にビジネスをしてください。メキシコはすぐ貿易ができるように、それを目的に会社を設立しています。メキシコ法人は10年前にVisit Japan奨学金ができた際に最初の受賞者のアンタレスの家族がメキシコ法人のメンバーです。奨学金で関係ができてから10年間いろいろとCVSのお世話をしてくれています。法人設立には他にもメンバーがいたのですが、善意的に純粋にNPOとして奉仕者として残ってくれたのはこの家族だけでした。(ちなみにCVSは意図的にそのようなキャラクターを試す場を提供し、残った人とのみビジネス的なイニシアチブを取ります)。

Angelica(アンヘリカ):メキシコ国立大学を卒業し、長年教師をしてきた人。名医のルイスと結婚したのでしばらく専業主婦をしていたが、教えることが得意なので、現在CVSのメキシコプログラムの教材作成及び教師としての準備をしてもらっています。昨年10周年の際に来日し、日本が大好きになりました。日本食は苦手なようですが、日本のお守りや小物があちこちにあります。彼女の家は今まで実に多くのCVSの学生をステイさせてもらいました。最高のホストマザーです。

Zaira(サイラ):メキシコの美術大学でインテリアについて卒業をした23歳。14歳の頃からCVSと関与している。実をいうと14歳から高校生の間はよく高校の制服姿でCVSに現れ、皆のアイドルとしてやたら男子学生から人気があった。でも、大学生になるとその人気が下がってきて、「なぜだろう?」と悩んでいます。冗談はさておき、昨年は来日し、現在メキシコ国立大学で日本語を学んでいます。お兄ちゃんのアンタレスが外交官になり、アメリカに行ってしまったので、お父さんの後を継いで医師になったらと私は勧めています。

Luis(ルイス):CVSにAngelicaとZairaがコミットできるのはお父さんのLewisさんのバックアップがあるからです。もともと伝染病の専門で、メキシコ市北地区の全病院を統括する医師です。各病院に指示を出したり、病院のオペレーションや、病気についての分析をし、各病院に指導をします。自分のクリニックもありますが、AIDSや豚インフルエンザ、デング病、エボラウイルスなどの専門です。CVSの学生を病院のツアーに連れていってくれたり、病気になると無料で診てくれたり、いつもお世話になっています。CVSから医師が3名も出たのは、ルイスさんの影響もあったのかもしれません。
href="http://stat.ameba.jp/user_images/20150602/06/hbs-hagiwara/ba/b8/j/o0800045013325027322.jpg">ルイス

メキシコ法人の皆さんからメッセージをもらいました。見てください。



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CVS Log Photo
大学生・20代は将来大きく飛躍するのに最も大切な時期です。そんな貴重な時を皆さんはどのように過ごしますか?企業インターン?バイト?就職すること、平凡なサラリーマンになることににそんなに夢がありますか?英語力やビジネススキルを鍛え、海外で働くこと、日本で得れる収入より遥かに大きなリターンを得る機会について考えたことがありますか?将来の日本は着実に変わります。広い世界を知ること、国際的に通じるスキルを身につけることはこれからの厳しい国際競争の中生き抜くのに不可欠な要素です。そのような貴重な学習を提供するのがCVSリーダーシップセミナーです。CVSはこの夏23回目を迎えます。850名に至る卒業生は、コンサル、金融、商社などトップ企業で活躍しているだけでなく、雑誌などに取り上らるベンチャー会社の経営者になっています。昨年10周年を迎えた際に調査をしたところCVS卒業生の年収は一般の平均年収を遥かに上回っていました。更に、卒業生は収入もさることながら、各種NPO団体などを立ち上げるなどして社会の改善に働きかけております。CVSの「C」である「キャラクター」が発揮されているようです。CVSはビジネスを志す人だけのセミナーではありません。医師が4名、テレビのアナウンサーから、国際線のフライトアテンダントやパイロットなど様々な業界で活躍する卒業生を輩出しています。そしてその卒業生が所有し、運営しているのがCVS Leadership Instituteで、今回でそのLeadership Seminarは23回目を迎えます。

CVSの魅力は、アメリカとメキシコで英語とスペイン語を使い、MBA2年分に相当する内容のビジネスを、体験方式で学習することです。その経験を通し、学習能力、国際的適応力、更にはマーケ、ファイナンス、マクロ経済といったビジネスのスキルを身に付けることができます。ビジネスに興味が無い人にとっては、映画作成、演劇、料理、ファッション、ダンスなども学べます。ただ、それらを通じて鍛えられるのは皆さんの学習能力、Execution(実行)能力、チームワークなど全ての職業に通じるリーダーシップです。特にCVSでは「責任を取る」というリーダーが抱えるリーダーシップを体験を通じて学びます。それぞれのチームにはOBOGが株主としてつき、支援をします。学習をすることが自分のことだけでなく、コミュニティーとしての責任になるのです。そこで培われるコミットメント(志貫徹)能力があるので、分野は異なれ大きな成長を示す人材が育成されるのです。更に、学習成果が高いとより多くのポイント、金銭的なメリットを生みます。なので、言い換えれば頑張る人ほどポイント(お金)が戻ってくるので安く参加できるセミナーであると言えます。こういった社会的要素、経済的要素があるのがCVSであり、それらのプレッシャーからより集中的に学習をするというメカニズムが成り立っています。

アメリカ、メキシコ、で80時間の国際経営や映画作成などのクラスと30を超えるミッション(ビジネスコンテスト)をチームでこなし、通常2年ほどかかるリーダーシップやマネジメントスキルをわずか2ヶ月で、しかも経験ベースで学べるセミナーです。 講師も、経営コンサルタント、ハリウッドの映画クリエイター、全米のベストシェフに選ばれたこともあるフレンチシェフ、そして全米に展開する流通行のアメリカ人経営者などからリアルな現場感覚のビジネスを学び、コーチングを受け、ビジネスのメジャーリーグに出れる人材になる準備をします!数々のビジネスコンテストではアメリカ人、メキシコ人などの協力を得る必要があり、皆さんの国際的なリーダーシップが鍛えられます!怒涛のように過ぎる2ヶ月間を終えた貴方は「前とは違うビジネスリーダー」となり、輝かしい経営者のキャリアを歩むでしょう。


1. CVS23期LAプログラム通常参加の機関と費用
a. 期間2015年8月6日~9月29日(54泊55日)
b. 費用 2985ドル(日本円で33万円程度)+3万円の入会金(後述)(支払いはCVSマネー=過去の学生などがCVSにて稼いだポイントでも可能ですので、卒業生などと親しくして援助してもらいましょう!)
c. 費用に含まれるもの(個別の期間に記載された費用全て+卒業時点での奨学金)
d. 定員28~35名
e. 内容:以下の3コースを通して参加します。これが通常のCVSであり、部分参加者に比べ25%程安くなっています。


2. 部分参加の場合の期間と費用:CVSではテーマごとに以下の3フェーズに分けてセミナーを実施します。今期より人数に上限がありますが、興味があるテーマに合わせて部分的に参加できる制度を始めます。2つのコースで卒業できれば、「卒業生」と認定され、通常プログラム同様の奨学金などを受けることができます。但し、宿泊先など定員がありますし、CVSでは人材育成の観点からフルに参加できる人を優先します。以下は宿泊先に余裕があった場合のみ認めます。(全コース先着2~3名は対応ができますが、それ以降はWait Listとさせて頂き、フルの参加者の人数に空きがあったときのみ。部分参加をご希望の方はお早めにお申し込みください。

a.コース:「英語マスターコース」:異文化でのコミュニケーションの基礎
この期間の醍醐味は、英語です。アメリカ人家庭へのホームステイ、英語のクラスなどで英語に浸り英語能力と、異文化適応能力を鍛えます。日本人がわかっているようでわかっていないアメリカ人の社会、文化、経済、政治制度なども学習しながら、英語でアメリカ人と議論し、アメリカを理解し、同時に日本を紹介するといった基礎的な文化交流もしていきます。どれだけ、アメリカを知り、慣れ、英語を使いこなせるかで、その次に始まるビジネスのコアの学習に備えます。この期間参加した人は確実に英語能力がUPします。
i. 期間:2015年8月6日~16日(10泊11日コース)
ii. 宿泊及びクラスの場所:ホームステイ、キャンプ(OC)
iii. 費用:US $1095 (日本円で約12万6千円程度)+このセクションの部分のみの参加者は3万円の入会金
iv. 費用に含まれるもの:滞在費、食費の一部(ホームステイの期間は1日2食提供されます)、授業料、ミッション費用、一部食事、アワード費用、MLB観戦費用、空港送迎*1
*1空港送迎は、指定された日時での送迎のみ可能、それ以外は各自でタクシーに乗るか追加料金$20をお支払いください。
v. クラス(12):English Communication 1~3、英語のプレゼンテーション、アメリカ人と社会、交渉術、アメリカ歴史と政治、アメリカ産業と経済、採用と報酬、起業と商法、プロジェクトマネジメントスキル、マーケティングリサーチ
vi. 主要なミッション:
1. ネゴコン:異なる英語での交渉戦術を実際のファーマーズマーケットなどで試し、どの状況で、どういった交渉術がワークするのかを試すミッション*2
2. TOEFL:米国大学で外国人の英語習得レベルの基準としているTOEFLに関して全体像や対策を学び、英語レベルをチェックするミッション。
3. 課題図書:英語のテキスト3冊を読み、どれだけ理解できたか英語での読解能力をテストするミッション。
4. クラスクイズ:クイズ番組形式(Millionaire)で学習した内容をどれだけ自分のものにできたかをチーム単位で試すミッション*2
5. ミッションアメリカ:アメリカの政治、社会情勢などに関する問題をホストファミリーと英語で議論し、キーとなる問題点を体系的に理解する。
6. サルサ:本場ハリウッドのプロのダンサーペアからサルサダンスを基礎から上級までを一気に英語で教わり、短時間にどこまで自分のものにできたか、異文化習得スキル、学習スピードを試すミッション
7. モノポリー:ビジネスにおけるゼロサム経済の競争を世界大恐慌の最中に開発されたゲーム「モノポリー」を通じて学習する。今期から交渉はすべて英語でのみ実施することとなる。
8. 大臣宣言:英語でのプレゼン手法に則り、英語にて自分がリーダーとして務める役割とその心意気をアメリカ風にパブリックスピーチをすること。
9. ミッション「リク」「ジョブハンティング」:開会式後、ポイントが高かった「資本家」はチームに入れる優秀な人材を探しに、そしてポイントが低い「失業者」は就職活動をして貧困から脱する。お互い、雇用する側、雇用される側の立場から、それぞれのビジネス的な意図「いかにして良い人材を集めるか」(雇用者)、「いかにして良い条件での雇用がされるか」(失業者)を競うミッション。
10. 料理の鉄人:アメリカ人ゲストを前に、テーマ食材、テーマコンセプトに基づき料理の企画、仕入れ、料理、そして料理の紹介などをする。商品企画、サプライチェインマネジメント、オペレーション、マーケティングとサービスまで一環したビジネスのプロセスを体験学習するミッション。*2
その他多数のミッションがあります。詳しくはスケジュール参照。*2これらは期を通じて開催するミッションです。



b.コース:「起業、経営、ビジネスIDEAコース」
この期間はハリウッドを拠点に起業のプロセス、会計や株主報告など会社経営に必要なスキルを中心とした学習をします。経営の基礎となる会計・人事などを学習した後に、有名なシェフから料理を学習したり、ファッション産業のプロを前にファッションショーをしたり、ハリウッドのプロかあ映画撮影技術などについて学び、現代社会における付加価値創造能力の育成をします。映画のミッションでは過去、映画作成を学ぶ「MissionHollywood」の優勝チームをDISNEYの本社に招待し、映画FROZENの作成に携わったアーチストと話を聞いたり、ファッションではLUCKY BRANDジーンズのデザイナーや、有名なファッション専門校FIDMのインストラクターを招待してファッションショーをしたりといったかなり本格的な体験学習があります。弁護士事務所、アメリカ全国規模の小売店の元経営者・オウナーのアメリカのベンチャーキャピタリストにビジネスプランの提案などをするミッション。CVSならではの「体験学習」を本格的に体験できるのがこの期間です。
i. 期間:2015年8月16日~9月5日(20泊21日間コース)
ii. 宿泊及びクラスの場所:ハリウッドOASIS
iii. 費用:US $985 (日本円で約12万円程度)+この部分のみの参加者は3万円の入学金
iv. 費用に含まれるもの:滞在費、授業料、ミッション費用、アワード費用、空港送迎
v. クラス(20):教育産業、会計1~6、シェフSatoのレストラン経営と料理教室、営業とマーケティング付加価値創造、映画(動画)の撮影方法、ハリウッド演技の基礎、生産管理、ビジネスプランの書き方、原価計算、、Eビジネス、広告、ERP System1~2、GMAT TOEFLアメリカ留学とキャリア。
vi. 主要なミッション(上記、料理の鉄人、ネゴコンなどは全期間対象で実施されるので、それ以外のミッションのみ紹介します)
1. チームプレゼン:投資家向けに自分たちの事業計画やチームを売り込むミッション
2. ファッションミッション:CAで活躍するプロのファッション関連企業の代表を前に日本の伝統的生地などをつかったクロスカルチャーのファッションアイテムをつくり、ファッションショーをするミッション。
3. シャークタンク:アメリカで複数の会社経営の経験を持つ富豪のアメリカ人投資家(ベンチャーキャピタリスト)に対してアメリカにおけるビジネスプラン、投資プランの提案を英語でするミッション。本当にアメリカで会社経営者にない、アメリカンドリームをつかもう!優勝チームは企業経営者が集まる会員制のクラブでの食事会に参加)。*2
4. Mission Hollywood:ハリウッドの映画関連のプロから撮影方法、更にハリウッドの女優から演技を学習し、それらを生かし、自分たちで広告や教育映画を企画、撮影、編集するもの。(この期間に始まり終わるのはCコースにて)
5. オペレーションズレース:スピードの違う乗り物を組み合わせて、最も早くゴールすることを目指す。サイクルタイム、予実管理といったオペレーションのポイントを体で学ぶミッション。
6. KIDS MISSION:学習させること、成長させることを支援する教育ビジネスの付加価値をアメリカ人の子供を相手に実演する。クロスカルチャーで日本のアニメなどを使いそれぞれ限られた時間に子供たちが何かをできるようにさせる。
7. ERP System:システムのセットアップから、ビジネスサイクル、経営情報の抽出方法など、システム設定の理解力を試すミッションです。


c. コース:「メキシコビジネス」「国際経営」コース
この期間はメキシコにわたり、ラテンアメリカのビジネスについて学ぶと同時に、メキシコでのビジコンでメキシコ人学生とチームを組み、彼らをリードし、勝利に導く国際的なリーダーシップを実施する。クラスの座学より、現地で実践、体験学習、実務応用に力を入れたコース。組織再生や、会社の清算、会計や株主総会などで経営における政治的側面、リーダーシップについても学ぶ。更に、長期のキャリアプランからパーソナルファイナンス、リタイヤメントプラン、株式投資手法などについても学べる。
i. 期間:2015年8月7日~⒐月24日(18泊19日間コース)
ii. 宿泊及びクラスの場所:メキシコではホテルかホステル。LAではOASIS。
iii. 費用:US $1595 (日本円で約18万円程度)
iv. 費用に含まれるもの:滞在費、授業料、ミッション費用、アワード費用、空港送迎*1、LAからメキシコまでの渡航費、世界遺産テオティワカンの観光費用とランチ代、メキシコでのプロレス(Lucha Libre)観戦費用或いは美術館入場費用、LAでのハリウッドボウルでのB52とPsychedelic Fursのコンサートチケット、UCLAのNCAA公式戦フットボールチケット代込み。
v. クラス(6):ビジネススペイン語1と2、国際ビジネスエントリー戦略1と2、国際株式投資のファンダメンタルズ分析、リーダーシップと国際ビジネス、映画(動画)編集方法、資源活用、ファイナンシャルプラン1、組織再生、コンサルティング入門ビジネス分析等。
vi. 主要なミッション
1. メキシコビジネスコンテスト:ラテンアメリカでトップクラスの大学モンテレイ工科大学(メキシコ市校)にて開催される第19回メキシコー日本国際ビジネスコンテストに参加。メキシコ人とチームを組み、優勝を狙う。優勝には豪華賞品も出る。
2. ミッションマネー:アメリカ、日本、メキシコ、それぞれの国の経済、為替(FX)の動向をマクロ経済的視点から占う。さらに、自分が日本、アメリカ、メキシコ、それぞれでどのような人生を送ることができるのかを生涯所得、生涯支出、年金制度や生活水準の動向、さらにはライフスタイルなどから人生のシナリオを考えるミッション。
3. アミーゴミッション:日本人になじみが薄く、悪いイメージが先行してしまうメキシコの良さ、魅力、ビジネスコンテストのダイナミックな部分を動画を通して表現する広告における「影響力」を学ぶミッション。
4. ミッションハリウッド:メッセージ性のある教育映画のストーリーボード、脚本から、撮影、編集をしてハリウッドの映画関係のプロに評価をしてもらって競うもの(このクラス自体は上記Bコース内であるので、Bコースで映画関係に興味がある人は最終発表期まで残ることをお勧めします)。
5. バトルテニス:特殊なルールで組織におけるリソース配分と競合に対する戦略的リソース配分方法をテニスを通じ体験学習するミッション。
6. GMAT TOEFL:CVSでは米国大学の経営学修士(MBA)の奨学金を出しているので、MBA取得、そしてMBAへの受験に関して意識をしてもらう為にアメリカの大学院の共通試験を受験してもらいます。上位8名(Elite 8)の学生はUCLAのMBAプログラムの見学などに行けます。
7. Mission Turn Around:企業再生の手法を学び、実際の案件に当てはめ、分析とアクションプランの提案をします。特に実際の再生におけるチェンジメーカーになるためのリーダーシップ、人のモチベーションをいかにして高めるかといったリーダーシップの要素を含め実行してもらいます。
8. 卒業ミッション:CVSのプログラムの集大成!CVSという組織をどう継続、発展させて自分たちの組織として今後運営していくのか。具体的なスケジュール、予算、人員配置などを自分たちで考えて実施してもらいます。CVSの卒業生が10年以上非常に親しくしていられるのも、このミッションを通じて、自分たちでCVSという組織を築き上げてきたからです。
9. ビーチバレー:プロのバレーボール選手をコンサルタントとして雇い、相手チームと対戦することで、外部リソースの使い方、戦略的な時間とお金の使い方などをビーチバレーのリーグ戦を戦いながら学ぶミッション。
10. ハリウッドミッション:映画の撮影、編集、そして演技を学び、経営学の与えられたテーマに関して学べる映画を作製する(過去優勝チームはDISNEY本社でツアーを受けている)


4. CVSの奨学金及びアワード制度:CVSはビジネスの世界における厳しい競争原理がその理念の中にあり、勝ち、負けがあります。しかも多少それらが経済的な部分でも差がでるようになっています。具体的にはプログラム参加における奨学金、プログラム期間中の待遇(ホテルのランク)、食事、卒業後の奨学金などです。なので、「横並び主義」に慣れた多くの日本人にとっては不自然に感じるかもしれませんが、「勝ち」を目指して努力をすることで短期間で高いレベルの成長を成し遂げることができますので、それはご了承ください。
a. 事前期間の奨学金:CVSにおける競争は受験段階からスタートします。上記記載の参加費を減らすこともできます。モチベーション→努力→結果としての成長という流れを選考の段階から皆さんにオファーします。事前期間(2015年5月~は以下の奨学金などがあります)。
i. 10周年奨学金:(総額金額10万円程度)CVSの合格者はインタビューを受け、その人の能力、選考課題の成績、やる気、将来的なポテンシャルなどに基づいて奨学金が与えられます。合格した人から面接を受けれ、更に予算枠がなくなったら終わりになるので、早めに合格した人の方がやや有利になります。面接は2015年5月5日から開始しますので、希望者は合格発表後、面接官の萩原に直接申し込んでください。(「どうしてあなたに奨学金を出す価値がありますか?」という質問にどう答えられるかがポイントですのでCVSという団体をよく理解しておいてください)支払いはCVS関連のイベント、オプショナルツアーなどに活用できるCVSマネーにて支払われます。
ii. 選考課題+事前ミッションポイント総合1位奨学金:CVSではコア期間の学習成果を最大限にすべく、事前に課題を出します。開会式の段階で60%以上の成績で個人順位1位になった参加者は1000ドル相当の奨学金が授与されます。合格者は積極的に事前課題に取り組んでください。総合1位でない人も全員、事前のミッションでもらったポイントがもらえます。それらのポイントはオプショナルツアー(DISNEYLANDや卒業旅行など)やDEPOTでの食事などにも使えるだけでなく、コア期間のチームに対する出資金にもなります。CVSでは会計上、これらを奨学金と位置づけています。なので、頑張った人はより現地で安くオプショナルの観光などができる仕組みです。10周年を期に始まったばかりの奨学金です。多額の奨学金なので、是非とも皆さん頑張ってこの奨学金をGETしてください。歴代の受賞者は以下の通り。(奨学金額は定員が不足した場合は人数比で減額されますので、ご了承ください。)
19期総合1位奨学金受賞者:入船隼人(大阪大学)
20期事前総合1位奨学金受賞者:大竹弘倫(大阪大学)
21期事前総合1位奨学金受賞者:坂本義孝(慶応大学)
22期事前総合1位奨学金受賞者:林竜輝(早稲田大学)

b. プログラム参加後の奨学金:CVSにとって参加者の皆さんがプログラムを成し遂げたということは一つの証明であり、その成果は将来の成長の証なので、応援をします。以下のものがあります。
i. プログラム奨学金:CVSの参加者は各自コア期間給料をもらったり、終了後会社解散の段階で会社の清算時の価値にあわせ(投資%)ポイントがもらえます。コア期間などはこれで買い物などができますが、コア期間終了後持ち帰った奨学金は、CVSの通信教育や、別なプログラムの参加費、延長滞在費用、卒業旅行の支払い、ご友人などがプログラムに参加する際の参加費などに活用できます。
ii. 受賞者奨学金:30万円相当(参加者人数にて変動)の奨学金を株で運用し、そのリターンを奨学金として定期的に分配します。それらはCVSの通信教育やその他活動にて使うことができます。(今回10周年記念にてそれぞれのポートフォリオからの奨学金分与がありますので、見ておいてください。尚上記の10周年奨学金の追加部分はこの奨学金から来ています)以下の人が受賞資格があります。
1. LAプログラム個人1位
2. LAプログラム個人2位
3. LAプログラム個人3位
4. LA総合チーム1位
5. LA総合チーム2位
6. LA総合チーム3位
7. LAベストポテンシャル賞
8. LAベスト大臣
9. LA Hagiwara Award
10. LA Best Marketing & Sale
iii. MBA留学奨学金(最大200万円まで:これは指定した大学のMBA或いは特別に規定された大学院に合格し、留学する場合のみ。条件に関してはアメリカ留学奨学金の手引きを参照)。CVSを卒業していることが条件になります。
iv. CVS短期留学奨学金(毎年4名まで、最高100万円まで。UCLAの指定の大学のコースに留学するもの。週に1度のトレーニング、インターンの成果に応じて与えられる奨学金。これに関してもアメリカ留学奨学金の手引きを参照のこと)。CVSを卒業していること(後述)が条件になります。
c. アワード:アワードは金銭的なものではなく、勝った特別なチームや人に送られるホテル、豪華な食事、特別な旅行などです。これが目の前の大きなIncentiveとなり、参加者はミッションに没頭し、その結果大きな成長があります。Awardは他のメンバーへの譲渡や変更は認められないので、辞退をした場合はそのアワードは流れます。以下の2種類があります。
i. 各ミッションアワード:グリフィスパークやGettyCenter、Fender Guitar工場見学などの観光やLAでの名店での食事会、旅行など。ボーナスポイントを除く殆どのミッションにこのようなアワードがあります。詳しくはミッションのルールブックに記載されています。(選考課題のアワードのみ以下、この要項に記載されています)。歴史的には営業ミッションのアワードでボートを操縦してマリナデルレイからサンタモニカまで船で往復してヨットハーバーで食事をするアワードが人気がありますが、前期はミッションハリウッドのアワードでDISNEY本社に行き、映画FROZENの作成に関与したアーチストから案内と、DISNEYの新作品作成模様の見学、記念品とDISNEY本社内での食事会が最も人気がありました。ミッションを頑張った成果としてチームメンバー全員で盛り上がることができる学習と成長に対する努力の大きな動機付けになるのがアワードです。
ii. 優秀者アワード:各プログラムの以下受賞者に与えられる特別アワード。チーム優勝と特別賞の受賞者は手品メンバーしか行くことができないマジックキャッスルでの食事会に行けます。
iii. アワードのルール:アワードはミッションに最低5%以上の貢献をした人しか参加することができません。同時に辞退をしても代替はなく、繰り上げアワードもありません。勝つことに貢献した人に限られた特権です。

5. 教育メソドロジー:CVSの教育システムは以下の3点の特徴があります。
a. 経験重視教育:講師の萩原氏の経験から、ビジネスの世界で重要なのは知識以上に、直感的な判断力、チームとしての組織的な行動にあるという信念から、チームでの問題解決をベースにしたチーム教育が中心になっています。同時に、統計的に講義などで吸収できる内容は約5%、それが経験になると50%の学習効果があると言われています。CVSでは講師が講義した内容をミッションという多大な課題にチャレンジし、それを通じて直感的にビジネスで必要なスキルのエッセンスを学習する方法を採用しています。
b. PDCA:CVSではビジネスの世界で効果的な改善活動として用いられれているデミング博士が考案したPDCA(Plan-Do-Check-Act)を教育に用いています。しかもPDCAを以下の3つの側面からカバーし、参加者の経験からの学習効果を高める工夫をしています。

i. 講師及び外部のビジネスマン:各ミッションの指導や審査はビジネス経験が豊富な萩原氏及び、ミツワマーケットのオウナー、ハリウッドの映画製作者、ファッションデザイナー、弁護士事務所のオウナーなど多彩なアメリカ人が行い、ミッションに対するフィードバックと評価をします。それらのフィードバックを改善点として生かし、ミッションを通じてのパフォーマンス強化を図ります。
ii. 卒業生:CVAの卒業生が各チームの株主としてチームメンバーの一員としてミッションに対するアドバイスやチームのパフォーマンス効果に貢献します(チームが勝てば株主も得をします)。なので、卒業生からの指導と応援がミッションにおける二次的な教育の機会を作っています。CVSの卒業生の多くはマッキンゼーやゴールドマンサックスなど主要な経営コンサルティング会社や投資銀行に勤務しているので、意味あるアドバイスを得ることができます。
iii. チームダイナミクス:CVSのミッションはチーム単位で実施され、ミッションでの失敗はチームメンバー全員に影響が出ます。優秀な人材を集めるCVSではチームメンバー間でのお互いの評価や反省などが、個々のメンバーの能力育成に貢献します。
c. ポイントとアワードビジネスの世界はお金が媒体となり存在します。お金を集め、管理し、活用し、成長させることがビジネスのベースとなります。CVSでは各ミッションでのポイントがお金という媒体の役割を果たします。CVSではミッションで優秀な成績を収めた人は高いポイントをもらい、それらを会社に投資し、さらに増やすことができます。ポイントをリアルにするために、そのポイントでMAC BOOKやIPADなど様々なアイテムを購入できたり、DisneylandやUniversal Studioなどの観光地へ行くオプショナルツアーへの参加費にあてることもできます。ミッションに勝つとポイントだけでなく、LAにある有名なレストランでの食事会や、メキシコの高級ホテルへの宿泊など、豪華なアワードも出ます。これはビジネスの世界で重要な結果を残すこと(結果重視)と、結果に対する報酬を教育に取り入れたものです。頑張る人、勝つ人は豪華な思いができるという資本主義の格差がCVSのコア期間にリアルに体験できます。

選考期間、事前期間にはミッションに応じて点数(ポイント)が出ます。これらのポイントはチーム設立に使われるだけでなく、観光や買い物などにも使うことができるので、なるべく高いポイントを得ることが「得」です。これらは参加費から出ているので、なるべく多くのポイントを得ることが自分の成長にもなり、Win-Winになります。選考、事前ミッションなど多忙の中だとは思いますが、なるべく高いポイントを得れるようにがんばってください。

7. 講師紹介:講師はビジネス系のクラスはLAプログラム責任者の萩原達夫(はぎわらたつお)。映画作成のクラスはハリウッドの映画産業で活躍するAndre Taft、料理(新)はフレンチのシェフで全米あら選ばれホワイトハウスで料理をした(ブッシュシニア)こともあるシェフSATOH。映画はスパイダーマンや、Wolverineなどの作成に関与したAndre Taft。メキシコ、OCではそれぞれ質の高い講師を現地大学などからアサインしてもらう現地教授となります。CVSでメインの講師を務める萩原のバックグラウンドは以下の通り。

日本で自動車関連のグローバル企業で海外事業会社管理の仕事に従事した後に、UCLAのアンダーソンスクールにフルスカラシップで留学し、MBAを取得(成績優秀者で卒業)。その後14年間に渡りアメリカの大手コンサルティング会社のデロイト&トウシュ(デロイトコンサルティング)で日系多国籍企業のグローバスビジネス関連の経営コンサルティング部門を立ち上げる。自動車、及びゲームハイテク産業などのクライアントを中心にグローバルな経営課題に対するコンサルティングに従事。日本、アメリカ等で「駐在員セミナー」「アメリカ子会社経営セミナー」など各種ビジネスセミナーの講師を兼任、新聞、雑誌などへの記事多数。ERP導入、Eビジネス立ち上げ、原価計算、製造管理、海外進出などの分野で活躍。シニアマネジャーとして、日経企業の戦略コンサルのリード。2009年に14年間働いたデロイトを辞め、独立し、現在はコンサル業務の傍ら、子育て、そしてFuller Theological Seminary (パサデナ)にて神学修士の学生、そしてCVSの講師をしている。CVSは自らの経験を生かし、国際的なビジネス環境で活躍できるビジネスマン育成のセミナーとして2004年にスタート。ユニークな教育方法で、メディア、ビジネスコミュニティーから注目を浴びている。

8. セミナーの基本コンセプト:CVSの魅力は、セミナーが南カリフォルニアの美しいビーチや映画の中心ハリウッド、そしてメキシコ市の名門大学といったまったく異なる環境で学習ができることです。環境が変われば意識やマインド、気分が変わり、モチベーションのレベルも変わってきます。更にCVSはハリウッドで生まれたので、楽しみながら学習をするというEDUTAINMENT (EDUCATION+ENTERTAINMENT)の要素を大切にしています。CVSはビジネスのテーマパークであり、ビジネスを一つのゲームとしています。それぞれの学習科目にあったコンセプトのミッション(大きなプロジェクト)がテーマに分かれた個性的な演出、環境の中で体験させられます。豪華クルーズから、パサデナ、ハリウッド、ホームステイ、メキシコとステージを変えて様々なチャレンジがあります。環境の変化に耐え、いかに変化を楽しみ、その中で成長していくという環境を活用した学習方法を活用しています。次には集中学習です。2年ほどの内容の会計を2週間でやったり、LAプログラムに関しては国際経営、経済、会計、人事、法務、プロジェクト管理、生産管理、原価計算、投資分析、ビジネス戦略、コンサル入門、企業再生といった科目をミッションを通じて集中的に学習します。取り付かれたように多くの学習をすることは「明確に記憶する」ということ以上に、「体で覚えて直観力をたかめる」ということを意識しています。特にLAプログラムは軍(アメリカ海兵隊)のエリート育成コースの基本コンセプトが採用されているので、かなり厳しいトレーニングになっています。LAののんびりしたカルチャー、綺麗なビーチにて厳しいトレーニングがあるというミスマッチ、オンとオフの極端な違いを意識して効果的に吸収させること、をコンセプトにしています。この「密の濃い時間」はともに参加する仲間との友情関係を深め、卒業後も一緒に企業をしたり、就職や転職などで助けあったりする仲になっています。参加する皆さんは一生大切にする仲間ができることでしょう。

9. 教育哲学:CVSセミナーのCVSはC(キャラクター)、V(ビジョン)、S(スキル)を意味します。スキルは、基本的なビジネススキルである、会計、財務、マーケ、法務などにとどまらず、外国人と英語でプロジェクトを進めるコミュニケーション力、チーム管理、時間管理、スキル(教育)管理などの分野を網羅しています。ビジョンは難解なミッションを通じ、答えを見出しそれに進める力を鍛えます。最後に最も重要視しているのがキャラクターで、それは厳しい環境、高い期待値、チームやコミュニティーの中の人間関係などで鍛えられるリーダーとしての人格教育です。CVSで目指すのは、高いスキルを持ち、人々に愛情を持って接し、ビジョンを持って人々を動かすことができるリーダーです。自分の仕事だけに没頭するのではなく、コミュニティー活動や、遊び、家族などの時間をバランス良く取れるようなリーダーがCVSで目指すリーダー像です。23期からは選考課題を始め各ミッションにおける参加者、応募者のアウトプットから、皆さん自身がC・V・Sそれぞれの領域での成熟度をチェックリスト(成熟度チャート)を準備し、自分の強さ、弱さ、そして成長をチェックできるようにしています。全ての領域で高い成果を出した人には海外留学、起業の奨学金を準備しています。

10. CVSの組織と海外での展開とサポート:CVSはアメリカカリフォルニア州に2006年NPO団体として登記した起業です。CVSのネットワークで100名を超えるアメリカ人の現地サポーターや提携企業があり、教会で異文化を学んだり、現地企業のExecutiveなどの協力を得ながら安全かつ、健全な学習環境が与えられています。LAならではのエンターテイメント企業などで活躍するプロフェッショナルが審査員やキャリアアドバイスをしてくれたり、ハリウッドならではの貴重な学習の機会を提供しています。日本では2010年にNPO法人として登記し、主に日本でのセミナー、イベント、卒業生の勉強会などを中心に活動しています。2012年にはメキシコで会社を登記し、現地でのホームステイの管理だけでなく、ビジネスコンテストの延長であるメキシコと日本間の市場調査や貿易などをする会社を設立しています。CVSの参加者はメキシコでの起業チームのメンバーになることもでき、海外で起業をする貴重な学習の機会を提供しています。

11. CVS卒業生のコミュニティー:意識が高いCVSの卒業生は卒業後も協力し合い、勉強会、留学、そして起業などをしています。CVSは優秀な卒業生を、大手経営コンサル、外資金融、総合商社などに多数輩出しています。CVSの参加者はそのメンバーは常に自己育成できる環境にあり、優秀な先輩たちがメンターとして就職活動、転職、キャリアプランなどをサポートしてくれます。外国人を日本に招待するVisit Japanプログラムも成長しており、今後、飲食や塾経営などをして日本国内でも経営を実践を通じて学ぶ場を提供していく予定です。CVSのメンバーはそれらのオウナーなどとして国際的な場で起業に参加できます。CVSの団体はそんなビジネスに積極的に関与する人たちのインキュベーターとしての役割を担っています。

CVSは短期間に大きな成長をすることを意識してデザインされたプログラムです。その教育方法、内容、組織、NPO団体として提供するメリットなどしっかり理解して頂く事が大切です。日本各地で説明会などがありますが、それに参加頂き、それでも理解できない部分などは日本法人或いはアメリカ法人、最終的には本団体を創立した講師萩原に直接お尋ねください。

多数の皆さんの応募をお待ちしております。お早めに申し込みください。