アメリカと日本の関係

私はアメリカという国を嫌って育ちました。それは家族が戦災(1945年3月10日の東京大空襲)にあい、私のおばあさん、そして当時子供2歳~10歳だった私の叔父と叔母にあたる6人、そしてその従妹など親戚家族合計10名を失ったからです。被害者のほぼすべてが子供と女性です。たまたま学校の疎開に出ていて助かった当時中学生だった父親と、消防団で当時蔵前地区の焼け野原の中で唯一人々が助かった精華小学校で救護活動をしていた祖父のみ助かりました。

写真は父の母(私の祖母)きみ(当時35歳)、長女基子(当時9歳)、次女美喜(当時8歳)、三男 たけし(当時5歳)、三女 正子(当時3歳) 四女の 恵美子(1歳半)は写真がない

この写真は、次男の寛司(当時10歳)と基子

最後の写真は父親の叔父 鍾(当時19歳)と父のいとこ 義信(当時9歳)と基子とたけし。写真はないが義信の母親の春子(当時35歳)も全員一緒に死んだと思われる。 

 

 

戦後祖父が、家族の再建をかけ若い女性と結婚し新たに家族を持ったので、父は新しい家族とうまくいかず、代々続く蔵前の問屋の仕事を捨てて植物の研究に没頭してしまいました。母は浅草北部で戦災にあい、同様に家族が離散し、貧困の中、養子になりました。その息子である私は、昔からアメリカの非人道的な民間人の殺略と家族の悲劇について聞かされて育ってきました。だから、アメリカを好きになるわけはありません。そのアメリカになぜ私が20年以上も住み、日本人の若者にアメリカで働くことを勧めるようになったのか。その背景は長い話なのでここには書きませんが、私が学生時代を通じ、敵国であるアメリカを知ることで生まれてきたミッションのようなものがあります。それはアメリカという国における「自由」と「民主制」にしっかりと根付いた社会構造とその魅力的なカルチャーにあります。今回のCVSではワシントンDCに行きます。私がジョージタウン大学外交学部に留学した際の体験やその時に気が付いたアメリカ政治の仕組みなどについて旅行をしつついろいろと教えたいと思っています。なので、この旅行は私にとっても楽しみです。ラッキーなCVS27期の皆さん!一緒にしっかり楽しみ、学びましょう!まだ2名ほどいけないこともないので、これからも参加を希望する人は是非ともお早目に応募してみてください。奨学金やローンもあります!

 

堀内勇作准教授のポイント

日本の豊かさの原点には戦争の悲劇と冷戦による恩恵があります。まず皆さんにはこの動画を見てもらいたいと思います。これはダートマス大学の堀内勇作准教授が発表した学術的なプレゼンテーションです。

 

 

 

要は日本の60年代にはじまる奇跡的な経済成長に関して統計的な手法で政治的な背景と比較してその因果関係をみたものです。今の安倍首相のおじいさんにあたる岸信介首相が60年の安保改定を多くの反対のなか強引に可決した事件に注目されています。60年安保闘争は学生団体や労働組合が結束して大規模なデモをしたので有名で、当時早稲田大学に行っていた母親などは参加しない学生はいないほどだったと言っていました。(学生がそんなに元気な時代っていいですね!)そのデモのすごさはハガチー事件などに発展し、アイゼンハワー大統領が来日を取りやめるほどだったのです。当時は中国の共産化、朝鮮戦争における中国軍の力、そしてベトナム戦争の勃発などの冷戦の中での共産化などが進みアメリカにとって東アジアの共産化は非常に大きな脅威でありました。そんな中、日本を極東におけるアメリカの戦略的起点とすべく、政府民間を通して大きな支援をしたことが日本の60年代の経済成長の背景にあるということです。それが日本経済の原動力であり、我々が生きる世界はその延長上にあります。

 

現在の安倍首相はこの日米安保体制の継承者であります。現在東アジアにおける中国共産主義の脅威は減ってきていることはあります。但し、昔ながらの独裁的共産主義を継承する北朝鮮の存在は日米安保条約を強化するという点では必ずしも悪くはありません。「脅威」がある限り、アメリカが安保の保証をしてくれていて、アメリカの市場へのアクセスがあるからです。但し、中国の資本主義化による脅威の低下と、アメリカへの接近の中、仮に北朝鮮の政権に異変があり、脅威が低下すると、安保体制もそのうち見直されてくるでしょう。過去、中曽根首相が「不沈空母」とアメリカと日本の関係について語っていましたが、東アジアで韓国と並んでアメリカとの強い政治的な関係をもっている今こそ、民間企業がアメリカという市場において基盤をつくり、継続的に世界最大の市場であるアメリカから恩恵を受け続ける体制を築くことが日本経済にとって大切だと言えます。(それを意図して14年アメリカで経営コンサルをやっていました)アメリカでのビジネスはタフで力あるアメリカ人との競争と協調を必要とするので簡単ではありません。でもその競争と協調があるからこそ「国際人」としての日本人としての生きがいと能力育成があるのです。

 

トーマツ創業者、富田岩芳氏に言われたポイント

デロイトで働きながらCVSの学生支援をしていた頃、あまりそれを良いと思っていない人が多い中、トーマツ創業者の富田岩芳氏は私の学生支援団体CVS Leadership Institute(当時はHBS Hagiwara Business School)の働きを支援してくれて初期の学生は全員富田さんから話を聞くことができました。富田さんは、海軍経理学校出身の元軍人で、同じ海軍経理学校仲間の中曽根元首相などとも親しくされていた人でした。戦後、アメリカのウオートンスクールに留学しMBAを取り、会計事務所アーサーヤング(現在EY)の東京事務所を立ち上げました。そして海軍の先輩の大蔵省事務次官の人から依頼されグローバルに展開できる会計事務所を目指し、海軍経理学校の教官だった等松農夫蔵氏を誘い、監査法人トーマツを設立しました。トーマツは日本企業のグローバル化に先陣を切ってサポートし、BIG4の中で唯一グローバルのボードに日本の会計事務所が入り、その名前も記載されている会社にした立役者でもあられます。その富田さんのお陰で私もドラッカーに会えたりしたのですが、そのドラッカー教授に会いにいく車の中で私は、父親の家族が戦災で被害にあった話をしたことがあります。その際、富田さんは「自分も戦争で仲間を多数失い、とてもつらかった」「自分も乗っていた船が沈められ死ぬところだった」「あの戦争は海軍のやり方ではなかった、陸軍のせいで負け、そのせいで多くの日本国民が殺された」「ビジネスの戦いだけではアメリカに負けてはいけない」私自身、家族が受けた第二次大戦の傷を背負って育ったので、その日本人魂的な思想はとても魅力を感じました。「ビジネスでアメリカに勝つ!」残念ながら富田さんは数年前に亡くなられてしまいました。晩年まで精力的に海外を訪問しご家族がアメリカにいたことからも、よくLA事務所には来られました。杖をつきながら突然現れる富田さんの姿が思い起こされます。富田さんはCVSでの私のクラスを聞いていたこともあります。それは、CVSでは実はアメリカ海兵隊のエリートトレーニングの要素があるという最後に参加者をびっくりさせるようなクラスだったのですが、それをとても気に入られていました。今の日本人にはない「軍人意識」というのも海外でのビジネスを展開するにあたり必要なのかもしれません。若いCVSの学生にとっては時代錯誤的な印象を持たれたかもしれませんが、世界に出て日本人として「ビジネスで勝つ」ことが日本経済を救うことなのではないかと思います。

 

 

 

 

James Q Wilson教授のポイント

日本人の学生はアメリカ留学をしようとしません。私は昔奨学金があまりない時代に、必死になって奨学金を探し、ロータリー財団の奨学金で最初はジョージタウン大学に留学し、UCLAの奨学金でMBAを取りました。今の日本ではトビタテ奨学金なるものがあり、官民あげて、学生の留学支援をしてくれるそうです。うらやましい限りです。CVSでも留学奨学金を出していますが、毎年定員割れです。残念な限りです。アメリカでトップクラスの大学に留学すると、そこには、影響力のある魅力的な学生たちがいます。そして魅力的な教授陣との議論や会話は非常に価値あるものです。是非とも若くて頭がやらかい時期にそれを経験してもらいたいものです。

 

アメリカ政治に関してはジョージタウンでも魅力的な教授はたくさんいたのですが、私が最も思い出に残っているのはUCLA時代に出会ったJames Q Wilson教授です。ハーバード大学で長年政治学の教授をしていたWilson教授は出身地でもあるカリフォルニアに戻ってきてUCLAのビジネススクールの教授になりました。大統領自由勲章の受章者でもあり、長年アメリカ政府にも貢献した著名な教授です。残念ながら2012年に亡くなってしまったのですが、私にとってWilson教授のクラスの内容はとても興味深いものでした。特に政治において戦略的に影響力をどうやって用いるかということでした。それはただ単にPACなどのビジネスに有利なことを推し進める圧力団体によるロビー活動だけではなく、実際に人々の思想や世の中に対する見方がかなり選挙に影響があるということです。例えば、当時のジョージ・ブッシュ(父)大統領が湾岸戦争に勝利して支持率が89%とかなり高かったにもかかわらず、ビルクリントンに負けました。これは増税と経済停滞に対する国民意識が、政治外交的な要素より投票に影響するということで、経済のと投票の相関関係が顕著であるということです。つまり、経済にフォーカスしたクリントンの選挙活動と政治が民主党の巻き返しに貢献したのです。Wilson教授はBroken Window Theory(ガラスが割れているような荒れた環境が犯罪を助長するというもの)など環境による影響力などについて学術的な研究をしていました。Wilson教授は晩年Pepperdine大学に移りましたが、このビデオでも面白いことを言っています。皆さん見てください。

 

 

 

 

 

アメリカとどう付き合うか?

私は過去、大学のクラスや教会などでアメリカ人を前に、東京大空襲のこと、その被害で家族が大きく変わってしまったということなどについて話をしたことがあります。その度に「話してくれてありがとう」「アメリカ人としてとても悪かったと思う」といったことを、言ってくれました。それは、大学の教授や教会の牧師が代表してそのようなことを言うだけでなく、個別にそれぞれの人が気持ちを伝えてくれるのです。アメリカという国は、影響力で動きます。そして議論を通じて意見交換をすることに影響が表れます。意見構築に際して「この人はどういう人なんだろう」という人物評価があります。それには何らかの実績も必要です。なので、アメリカの大学やビジネスなどでのそれなりの実績は必要です。コンサルティングをしていて感じたのが、日系企業に駐在員として来る日本人に対して、現地のアメリカ人はこのような「人物評価」をします。「実績も不明瞭」さらに「何に価値観をおいて生きているのかわからない」といった日本人駐在員だと、「お金」以外での影響力を行使することはできません。なので、どのような物事を言うのか、どのような接し方をするのかということはアメリカで強いビジネスを作るうえでとても重要です。CVSのプログラムでは英語以上に「アメリカにおける影響力をどう出すか」ということを学びます。それがCVSのCharacterとVisionになります。なので、大学の副学部長の家庭など、「影響力」を学ぶ上で効果的なそれなりのステイ先を準備しているのです。過去のホームステイでもそうなのですが、各ステイ先は個別に私に「今回来たXXさんはXXXだね」と正直な意見を伝えてくれます。その中で感じたのが、高い評価を受ける学生はしっかり議論にEngageして、自分の意見などを論理だって伝えれる人だということです。これはアメリカの大学、社会でも一緒です。つまり、アメリカで生きていこう、アメリカでビジネスを成功させよう、というような気持ちをもっているのであれば、「議論にENGAGEする」能力は不可欠なのです。我々日本は政治的アメリカに守られ、「安保体制」の中アメリカ社会時がっつり入れる立場にあります。これはチャンスです。戦争の傷をもっている日本人であるからこそ、世界でビジネスでは負けてはならないのです。「実績」と「影響力」をつけ、アメリカ人をリードできるような人間になろうではないか。「実績」という点では将来の可能性があります。メジャーリーグにいる日本人プレイヤーのようにビジネスでもそれなりの成果を出すことは可能です。この夏、身に着けてもらいたいのはアメリカ人に対する「影響力」です。これはとても重要な国際的なリーダーシップ能力、将来の日本がかかっている若者にはしっかりとこの「影響力」を身に着けてもらいたいと思います。

 

ボーナス問題

今回の議題は難しかったですか?何らかの意見交換がしたいのですが、それが難しい人は以下のボーナス問題にチャレンジしてみてください。最初に答えた人はボーナスポイントを出します。

 

問題1:安倍首相のおじい様にあたる岸信介首相の実の弟で、ノーベル平和賞を受賞した首相の名前は何というでしょうか?そしてその首相が推奨した非核三原則とは何であり、現在その身内にあたる安倍首相はどのようにそれを捉えているでしょうか?

 

問題2:今回のビデオの中に私がちらっと2回ほど出てきます。どのビデオのどこに出てくるでしょうか?同じビデオにCVSの青山学院大学からの参加者でその後スタッフをした女性もアップでちょっと出てきます。その参加者がこれをきっかけにデロイトに就職しましたが、その後、ある会社から引き抜かれます。その会社の名前は何でしょうか?(ヒント:今回本文中にクリントン大統領について書きましたが、クリントンがウォールストリートに近づいた象徴的な人事としてクリントン政権下の1995年に財務長官になった人がCEOを務めていた会社です。その後ブッシュ政権でも同じ会社の元CEOを財務長官にしており、トランプ政権下の現財務長官もその銀行で働いていた経歴があります。(ちなみに私のジョージタウン大学時代のルームメートはここのアジア部門社長の息子で私も仕事をオファーされたことがありました。以前パートナーシップの形態で経営していたおもしろい銀行です)

 

問題3:本文中のビデオでJames Q Wilson教授は、どのようなことを語っているのでしょうか?1~4あるので、簡単にサマライズしてください。

 

 

 

 

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1980年代、日本企業は、短史眼的な欧米企業と異なり長期の経営企画ができるから、安定した経営ができるといわれてきました。でも、今はそうでしょうか?先が見えない、長期計画をたてることが困難だという話をよく聞きます。経営だけでなく、キャリアにしても、恋愛にしても長期的な視野は重要です。ただ、現在の日本を見てみて、社会全体的に長期的な視野を持っていないような気がします。2020年の東京オリンピックまでは今の景気が続くと考えている人が多いようです。でもそれ以降の日本は具体的にどのような国になるのか?これから将来を生きる日本人の若者にとってはとても重要です。今回は将来の日本について考えてみたいと思います。

人口減の結果はどうなるか?

人口の減少は産業にとってよくありません。経済的に、より多い富を少数の人が享受できるので、豊かさを維持できると考えている人がいるかもしれませんが、日本という国ではそのようにはなりません。それは対GDP比でアメリカを上回る国の債務、そしてどんどん開発され維持費もかかる道路、建物、橋、鉄道といったインフラストラクチャーにもあります。つまり、日本は少ない人口で国を運営するということは考えていないのです。政府は少子化対策を検討しているようですが、現在の出生率を大きく上回るような大きな流れは想定できません。なので必然的に移民を入れざるを得なくなってきました。ただ、従来日本は移民制度に関しては非常に慎重で、政策決定が遅れています。受け身のカルチャーが政治には見れるので、人口減の悪影響が社会に出るまで政策面の行動をとらないような気配を感じています。人口の減少は空き家の増加にも影響があり、それを放置しているのもその結果としての兆候の一つかもしれません。ただ、経済を主導する産業ではそれはできません。最も大きなインパクトは労働力不足であり、労働力が不足すれば企業はその分のアウトプットを出すことができなくなり、国際競争についていけなくなります。企業の生き残りがかかっているのです。今、バブル期以来の売り手市場ということで就職が楽になっているようですが、それは職業の需要が増えたのではなく、労働力の供給が減少したことなので、あまり良いことではありません。私はバブル採用で当時は企業からの派手な接待などがあり、仕事も若手でも割と大きな仕事をやらせようといったバブルのカルチャーがありましたが、今回の場合は背後に労働者不足ということがあるので、就職したとしても、過去2人でやっていた仕事を1人でやるといった過度なワークロードがあったり、生産性が向上しない分のコスト削減を実施することで生き残りを図る企業も増えるので、給料が上がらないという状況が想定できます。ただ、ゆとりで育ち、少人数で競争も少ない教育を受けていた若者が、海外の労働者に比べ飛躍的に高い生産性をだすとは思えません。なので、そのようなキツイ労働環境に耐えれる若者もそれほど多くはないと思うので、日本は必然的に合法移民の枠を広げ、移民を受け入れるようになるでしょう。すでに外国人労働者を受け入れてきている企業は、彼らの生産性が意外に高いことを実感し始めていると思うので、この流れに拍車がかかると思います。徐々に増えてきている外国人労働者がさらに増えるのが次の東京オリンピック以降でしょう。

4人に一人が移民の世界に

私が日本で働いていた頃の90年代前半と比べ、明らかに日本は外国人労働者の数が増えています。日本はなぜか移民の法的な枠組みに関する議論はされていませんが、人口の1.8%、230万人もの外国人がすでに日本で働いているそうです。大学の中における留学生の増大を見ればその兆候は顕著です。留学の延長で「一時的」ととらえているから移民だと思われていないかもしれませんが、彼らは既に日本企業の労働力に組み込まれています。日本の人口減少はPermanentなもので、一時的なものではないので、彼らは徐々にがっつりと日本経済に組み込まれていくでしょう。アメリカの場合は人口の13.5%(4300万)が移民、イギリスの場合は11.9%(250万)が移民なので、政策的に移民が少ない日本も経済の競争力を維持するために外国人労働者を増やさなければならなくなるのです。ロサンゼルスの場合は人口の約半分が外国生まれだと言われています。移民が多い国や地域では治安を含め問題も多く、大統領選などでも経済、軍事・外交とあわせ移民制度は3大テーマだともいわれています。アメリカ、イギリスなどでは都市部に外国人労働者が集中しています。労働人口がまとめて不足するのは都市部が多いので、おそらく日本もそうなるでしょう。東京や大阪といった都市では4人に一人ぐらいが外国人になるでしょう。既に台東区の一部では住民の2割ぐらいが外国人といわれる地域もあるほどです。

 

移民をどう同化させるか?

ドナルド・トランプが取り締まりを強化すると言っているのが、アメリカで問題になっているの違法移民です。違法移民の問題は、教育や医療といった分で国からのメリットを受けている一方、税金を払っていません。中には定住の意思がなく、稼ぎをすべて外国に送り、おりをみて帰国しようとする短期的労働者もいます。但し、それは国益にならないので、違法移民であっても長年アメリカにいる移民は合法化させ、国の一部にしようという動きがあります。そこで「アメリカ人」となる誓いをし、国としては同化(アメリカ人として社会になじむ)させようとします。日本はもともと移民制度には消極的で受け入れ体制もできていないので、多くの問題がでることが想定されます。移民を同化させ彼らが日本社会の一部となり、しっかり税金も払ってもらうようにする方向にもっていかず、短期的な労働者として使い続けると経済的な流出になります。サウジアラビアのように石油で巨額な外貨獲得ができている国ならそのような流出は所得より低いので問題がありませんが、人的資源の生産性に依存する日本であればそれは大きな問題です。外国人労働者が技術の流出にもなり、日本としての競争力を更に失います。実際、中国の発展の背後には日本からの技術流出があったことは否めません。なので、移民の数が増えたら日本に定着させるために同化させる(日本語を話し、日本人としてのIdentityを持たせる)努力をするような制度と社会風土が必要になってくるのです。日本人にとて韓国人や中国人はみかけも日本人と似ていて、今の日本で同化しやすく、距離的にも近いので初期は韓国人や中国人などが多いと思います。実際に、すでに韓国系、中国系の日本人はたくさんいて、そのようなPhaseは過ぎているかもしれません。ただ、自国が豊かになると、それらの国からの移民は減少します。アメリカ、イギリスでも移民の多くは貧しい国から来ます。そして移民は家族が母国にいるので流動的です。図を見ると韓国や台湾は一人あたりのGDPで日本に追いつこうとしています。中国の経済成長も目覚ましく、中国はアメリカのように人により所得水準が異なるので、優秀な人は中国にいたほうが良いという時代も来る可能性があります。中国や韓国でも労働者不足が起きることも想定できるので、良い人材を如何にして定着させるかという国としての競争が始まるでしょう。2020年から2040年頃まではまだ「格差」がある国もあるので、多数の移民が低所得の仕事につくでしょう。それらは中国の農村部やベトナム、カンボジア、ミャンマー、そして崩壊した北朝鮮などから来ることが想像されます。そして移民の流動性が故に、日本は政治、経済、そして文化的にも韓国、中国などの影響を大きく受けるようになると思います。更に、経済(富)流出の加速、そして犯罪増加などもあると思うので、必ずしも日本経済にとって良いことにはならないと思います。移民増加が加速すると思える2020年以降は、移民の増加による差別の問題、排斥運動と移民側の組織化された活動などが進み東京では安心して電車に乗れないような時代が来ると思います。労働力不足の補てんという形で広がる移民の増加と制度ができないことによる体制の遅れは更に大きな社会的、経済的な問題を生むでしょう。

日本企業の2割が外国資本の企業に

中国の目覚ましい経済成長は今後も続き、アジアではかなり影響力のある存在になるでしょう。エレクトロニクスで日本のお株を奪った韓国は、自動車も含め、世界的に日本企業のシェアを奪っていくでしょう。その一方、日本企業はでは国際的な競争についていけなくなった企業がどんどん倒れてくるでしょう。会社は明らかに勝ち組と負け組に分かれていき、労働者にとって会社を選ばないと将来が悲惨という時代になります。それは就職活動を控えた学生たちも意識しているようです。今年に入っただけでも東芝やタカタなど日本の名だたる企業が破たんしてきています。日本は過去、国として全体が伸びていたので、それにあわせて企業の数、そして規模も拡張し、全ての人が豊かさを実感できました。ただし、それが停滞すると生き残りをかけた戦いが始まり、合併が進み、そんな中全員が豊かではない社会構造になります。日本経済はアメリカ市場での活躍で伸びてきたので、アメリカ市場にパイプがある会社も少なくありません。世界最大の市場にパイプがある企業は、アメリカ市場からの利益拡大を狙う中国企業にとっては魅力的です。なので、経営難にあり、技術のある日本企業は中国企業などから買収される日が来るでしょう。買収される場合は、企業の上層部はその外国企業から派遣される人間であることが多くなります。つまり日本人という理由でのメリットは徐々に減り、中国、韓国といった経済パワーの優秀な人たちとの競争が日本の中でさえ起きるという状況になります。更に実力社会になってくるので、高齢になったおじさんやおばさんとなった日本人が、優秀な若手の中国人や韓国人の優秀な人に使われ、解雇されるような状況もありえます。少子化で、様々な企業が若者をリクルートしていますが、多くの社員はいつまでたっても企業上層部に上がることができず、過酷な労働と低賃金が続く可能性があります。特に今の若者がおじさん、おばさんとなる20年後は、平均的な日本人の生活水準はそれほど韓国や中国などとも変わらない時代になり、日本としての比較的な豊かさは誰も感じなくなっているでしょう。経済的な優位性がなくなり、日本の存在感が相対的に低くなる中、社会全般に日本人としての誇りも徐々に薄くなってくるような気もします。そのような将来に備え、生き残りをかけたビジネスマンとしての国際的な競争力をつけることが若者にとって重要になってきます。

 

流動性と適応能力

CVSの卒業生は起業して成功している人も多く、今チャンスあるときに成功を得ようと素早く行動しています。成功して資本を得た人は資本主義の世界の中ではある程度の安定をえることは可能でしょう。つまり若い人にとって起業などで成功できるチャンスは今の方が将来より良いのです。ただ賢い人はどのような時代でも生き残ります。そして賢い人はチャンスを逃しません。将来のことを考えると、大きな地震などの自然災害や、北朝鮮などとの軍事的な問題がなかったにせよ、厳しい世の中になります。ただ、海外とのビジネスの度合いは年を取るにつれて増していくので、そのエリアでのビジネスチャンスは増えると思います。そのチャンスをつかむためには、国を越えて流動的に働ける能力と、外国人文化に適応できる能力が重要になります。10年ほど前からCVSでは中国から日本に来ている大学生の参加者などが増えてきましたが、彼らはまさにそのような能力が高いので、将来活躍できる場が広がると思います。日本人参加者にとっても、そういったクロスカルチャーのスキルを増してもらいたいものです。海外との接点として、まずは外国語能力は重要です。更に、海外での生活に慣れておくことも重要です。そういった若い時にやるべきことをしっかりやっておけば、どんな時代でも生き抜いていくことはできるでしょう。CVSの参加者はまずはプログラムにて英語、スペイン語に慣れ、そしてメキシコ、アメリカという海外での生活を体験します。現地で友人を作り、一緒にミッションをこなしたりすることで、外国人の使い方、外国人に対する影響力の出し方を学べます。どんな世界でもやっていけるような人間になるため、しっかり適応力をつけれるようにしましょう。

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海外に行く皆さんは「日本」というブランドを背負っていきます。皆さんが出会う人が、皆さんを見て「日本人」に対する印象を持つことになります。アメリカのホームステイプログラムは人気があり、ホストファミリーは世界中から学生を迎え入れていることがあります。そんな中、皆さんがどのような接し方をするかによって、現地でホストする人の「日本人」に対する見方が形成されてしまうので、皆さんはそのことを意識して行動しなければならないのです。CVSでは2002年からホームステイプログラムをやってきていますが、大半は日本人に対するイメージがよくなり、中にはそれをきっかけに日本に来るようになったホストファミリーもいるほどです。日本政府は観光事業に力を入れていますが、日本政府が海外でする広告以上に、皆さんが海外で現地の人とどのような接し方をするかのほうが、日本観光には大きな影響があるのではないかと思います。ホストファミリーによっては日本人が初めてという家庭もあります。そのような家庭は「日本人」=「あなたとの体験」になります。それだけ、皆さんのホームステイ先での言動は重要であり、皆さんが「日本からの親善大使」的な任務を背負ってホームステイ先に行くという意識をしっかり持ってもらいものです。

 

ホストファミリーが指摘する日本人学生の問題

CVSでは過去オレンジカウンティーで、ホームステイと英語教育だけのOCプログラムというのをやっていました。その時はメキシコプログラム(これもホームステイ)、LAプログラムと兼任していて、私は週に1度しかチェックせず、色々と心配なことがありました。私がしっかり指導していなかったことも原因ではあるのですが、最終的にこのプログラムは中止せざるをえなくなりました。大学生は体は大人ですが、マインド的には子供の人も多く、ホームステイとなると、「自分の家」=「親への甘え」的な発想が起きてしまうようで、CVSで提供するホストファミリーが温かく優しく接してくれるがゆえに余計、色々な問題もでてきてしまったのではないかとも思っています。これらはすべてのホームステイプログラムに共通する学生側の問題行動ではないかもしれませんが、例としてあげておくので、皆さんの参考にしてください。

 

問題1 延泊するのが当たり前:CVSの参加者もそうですが、アメリカに来ると「日本に帰らずにしばらくいたい」という気分になります。更にホームステイ先がとても良くしてくれる家庭だと、そのまま延泊しても問題ないと感じてしまいます。更にとてもナイスな家庭だと、日本人の学生がストレートに「3日余計に泊ってもいいですか?」と言われるとなかなかNOと言えない状況になります。学生側は、「無料で3日間泊まれる、ラッキー」的な発想になり、ホームステイ期間と同じように泊まり続けます。それが嫌で、ホストをしなくなる家庭もありました。CVSでは延泊に関するルールを設定し、こういう問題を防ぐようにしたのですが、ナイスにされたから、当たり前のように泊まり続けるのはちょっとあつかましいと思います。ホストファミリーは必ずしもお金ではやっていませんが、お金を払うことを条件に滞在している以上、延泊をする場合にもそれなりのお返しをする必要があります。直接この件を話すのはなかなか気まずいものなので、CVSの場合は、延泊する場合はCVSを通じて申し込み、支払いをします。参加者が期間中に稼いだCVSポイントでも宿泊できるので、それを活用する人が多いようです。

 

問題2 一切手伝いをしない: これも最近の傾向なのですが、学生の中には今まで家で手伝いをしたことがないような子供もいます。食事を出してもらっても片づけない、家の手伝いをしようとしない。みんなで掃除をしていても部屋にこもって出てこない。部屋も散らかしっぱなし。多少のお金を払っているとはいえ、ホテルではありません。人間関係を構築する上でも手伝いをすべきです。ホームステイとはその家庭のカルチャーに入っていくもので、それ自体が学習です。家族で掃除をしていたりしたら、当然参加をすべきです。そして、ホストが断ったら、代わりに何か家のためにできないか聞くのが、エチケットです。食事を出してもらったら、当然後片付けなどの手伝いは申し出るべきものです。キッチンの手伝いをするのは男性も女性も同じで、家で女性ばかりがきっちんまわりをしていて、食卓でどかっと座って動かない習慣がついてしまった男性陣は要注意です。

 

問題3 コミュニケーションを取らない:飛行機のファーストクラスは、どのエアラインも格別のサービスを提供します。そしてそのサービスの特徴には国の「おもてなし」の差が出ます。アジア系の航空会社の場合は、とてもプロフェッショナルなケアに力を入れています。アメリカ系の場合は、フライトアテンダントがやたらいろいろ話をしてきたり、別なゲストを紹介してあたかもアメリカのPartyに来て、その家のホストと話をしているかのような雰囲気があります。アメリカ人にとってコミュニケーションは「もてなし」の一つなのです。話をするということがとても重要な社会の中で、外国からわざわざやってきて「会話をしようとしない」かえってきてもすぐ部屋にこもってしまうというのは問題です。ただ、「何を話して良いかわからない」という人も過去いたので、CVSでは意図的に課題で特定のトピックに関して話をする場を設けています。ホームステイをする一番の目的はコミュニケーションを学ぶことなので、積極的に話をすべきです。

 

その他、「観光に連れていってもらうのが当たり前だと思っている」とか、「少しのものでも洗濯機をまわす、家族と一緒に自分のものを選択してもらうのをいやがる」といったような細かいことも言われていますが、私はホームステイのプログラムにおける問題は以下の共通した問題があるので、参加者の意識が変われば防げることだと感じています。

 

溺愛されて育てられた子供たち

OCプログラムのホームステイの参加者がホストファミリーから非常によくされていると聞いたので、参加者からホストファミリーに何かお礼をしたらどうかということを言ったことがあります。その際にリーダー格の女の子が、「ホストファミリーは私たちのことが大好きだからすごくよくしてくれるのです。だから、彼らと一緒にいてあげることが私たちがしてあげれるベストな恩返しだと思います。」といって連泊することを提案していました。最初はジョークだと思ったのですが、結構真顔で言っていて、他の学生も同調していたので驚きました。高学歴の皆さんが、そういうことを言うとは…!このことは後でホストファミリーと反省会を開催したときにも相談したのですが、その際に現代の日本の社会問題が背後にあるのではないかということが議題に上がりました。まず、今の日本のトップクラスの大学に行っている学生はお金持ちの家庭が多いようです。それは、保護者説明会などでも感じています。そして、親が子供をものすごく大切にしているというのはその会話の端々からも感じます。お父さんの例、お母さんの例をそれぞれ出しましょう。まずはお父さんの例、以前、クライアントの社長さんが、「鬼社長」として社内で厳しいことで有名だったのですが、たまたまご自宅を訪問した際に「お父さんはとても優しい」と大学生の子供たちが言っていたのを聞いて驚いたことがあります。会社では「鬼」でも家庭では「仏」だったのです。厳しい社会の中、家庭や家族に愛情を集中させ、家庭に安らぎを得るというのはわかります。親にとって「内」である家族、そしてその中で最も大切な、愛情の対象としての子供がいるということに対し、「外」という厳しい環境がある。「外」=戦いの場であり、厳しくなる。その結果として、子供を守ろうという意識から極度に子供にとっての「外」である、学校の先生などに厳しくあたるという心理側面があるのだと思います。次にお母さんの例です。裕福な家庭のお母さんには専業主婦が多く、その仕事の中心は家事ではなく、子育てです。お母さんにとって大学生になっても子供のことが気になってしょうがない人がいます。どんなに子供が大きくなっても自分の役割として子供のケアをするという役割から離れられないのかもしれません。特に大学になっても同居している場合は、親の「過保護」が続きます。

 

これら父、母が子供を過保護にするのはそれぞれの立場的にそうなってしまうしょうがないことなのかもしれません。ただ、これから社会人になる大学生などにとって、それをDefaultとしてしまうのは問題です。前述した参加者が、「ホストファミリーと一緒にいてあげるのが恩返し」といった発想はまさに、親からの過保護の影響だと思います。「彼らは自分のことを大切にしているから愛してくれる。だから一緒にいてあげるのが自分がしてあげる最大の恩返し」という大きな勘違いをしているのです。継続的に社会に出てもそんな考えをもっているようであれば、将来かなり痛い思いをするでしょう。自分が過保護にされたことはしょうがないとしても、それは親の前での役割にして、割り切って外に出たらしっかりとした立ち振る舞いができるようになってほしいと思います。私の姉は大学教授ですが、大学生の成績に親が口を出す時代、子供たちはそれを「当たり前」だと考えてはいけません。親の子離れは心理的にできない時代です。だから皆さんは、日本の家庭でのDefaultの態度を持ち込まないでください。(それは私に対してもです)

 

ホームステイで気を付けること

悪い例ばかり書いてしまいましたが、CVSの参加者はおおむね、良い学生が多く、特にLAプログラムでスタートしてホームステイはホスト側からもかなりの好評で、USCの教授や、JPLで働くエンジニアなどかなりの人も興味を持ってくれています。他の国(特に最近多いのはあまやかされた中国人の子供)の子供に比べ、日本人の学生は人気があります。それらの良い実績などに基づき、ホームステイに関する具体的なアドバイスをします。

 

1)事前からのコミュニケーションを取る:前期の参加者で2人の女性がサラさんという家庭に滞在しましたが、「今までで、BESTな体験だった」と言われました。ステイした2人は今回、リクルーティングで頑張っているので皆さんも知り合いになるかもしれませんが、彼らは別に英語ができるわけではありません。(むしろかなりひどい:ゴメン)でも、いつも元気で、一生懸命な二人です。彼らの特徴として、日本にいる間からしっかりホストファミリーと連絡を取り合っていて、クリスマスカードの交換までしていました。前回突然のドタキャン参加者がでてしまい、ホームステイ先の交換などをしなければならなくなった際にも、ホスト側からその学生は変えてほしくないという強い要望がでたほどです。ホームステイはステイする時にはじまるものではないのです。ホームステイというのは「人間関係を持つ」ということなので、事前にそういった努力をすれば、相手も警戒心が減るし、受け入れることに対する「期待」がでてくるのです。CVSでは事前からホームステイのマッチをします。今回も、CVS参加者全員と面接をしてそれを決めたいと思いますが、きまったら、すぐ人間関係構築を始めてもらいたいと思います。

 

2)コミュニケーションを取る:前述したとおり、アメリカの社会でコミュニケーションは重要です。CVSではホストファミリーを厳選していて、人間的に素晴らしいホスト達が多く、英語以上に、彼らと知り合うことを大きな学びの場としています。ホームステイの家庭とは定期的に話をするので、より込み入った話(悩みの相談など)、自分のハードな体験や将来に対する不安といった深い話をすればするほど人間関係が強化され、それがホスト側からも良く思われます。そしてその人間関係は、日本に帰ってからも続き、強い関係となるのです。なので、アメリカに来た際にその家に今度は「無料」で滞在できる一番の理由は、深い人間関係にあります。これは参加者により異なり、おもしろいことに毎回CVSでも、ホスト側での評価もことります。中には人間関係構築が無理と判断されてしまうと、「事務的」な対応に代わってしまう家庭もあります。この外国のコミュニティー人間関係構築能力が、国際的なリーダーを育てる観点でも重要なことなので、皆さんにも意識して力を入れてもらいたいことです。

 

3)気配りをする、敬意を示す:日本人の多くは、外国に行って人と会う際に、お土産をもっていくとか、形式的なことにフォーカスしすぎです。何をするかというより、どういう「気持ちや意図をもっているのか」というのがはるかに重要です。その結果としてお土産を持ってきたり、家のために何かしてあげたりといった気配りが出てくるのです。夜静かにしたり、部屋を片付けたりするのはホストに対する敬意の表れでもあります。なので、ホストファミリーに対して敬意を払い、それを行動で示すべきです。その行動の表れが、事前のコミュニケーションや期間後の継続的な人間関係構築にも共通するものです。

 

ホームステイプログラムの面接に関して

 

今回はホームステイプログラムに奨学金を出し、5名は99900円で参加できます。そして全コース参加者にはさらなる奨学金も提供する予定なので、今回は日本で全参加者と面接をしたいと思います。奨学金を出す際に、「どれだけその学生が奨学金をほしいのか」ということが重要になります(必要ない人に大切な奨学金基金を出す必要はないでしょう?)。なので、それを理解できれば、奨学金をもらえることはまちがいありません。私は今回記載した内容も考慮し、以下のことを評価に入れます。

 

1)人間関係構築能力(20%):上記のrespectの部分とも共通しますが、相手に関心を示すことは敬意の表れでもあります。なので、奨学金面接をする際に当然相手は私のブログなどを読んでいて、私の考えなどを理解した上で、会話を持とうとするはずです。それをチェックします。

 

2)英語能力(20%):前述した例で英語が全然だめだったけど、ホスト側から「最高の学生」と評価されたことを書きましたが、平均的にみると、帰国子女や英語能力が高い学生たちのほうが評価が高くなっています。それは上記のコミュニケーションの前提条件としてあります。やはり英語ができないとコミュニケーションが難しくなりますし、深い会話は困難になります。なので、英語もチェックします。

 

3)プログラムに関する理解・関心(20%):貴重な夏をcvsのプログラムに参加しようと真剣に考えている人であれば、CVSがどんな団体であるのか、どういったプログラムで、何が要求されているのか、など興味を持って調べているはずです。興味=どれだけ欲しいか、ということの反映でもあるので、それをチェックします。昨日の役員会で、「ただ安いから行く」という考えの学生だとリスクが上がるという結果がでたので、そういった人に奨学金を出すのは本末転倒なので、それもチェックします。

 

4)事前・事後のコミュニケーション(20%):今回応募者には私のメールアドレスを教え、面接のアポを含め直接コミュニケーションをとってもらおうと思います。そのコミュニケーションがしっかりできるか、継続的なフォローをするかをチェックします。私とのコミュニケーションが良い人はホストファミリーともよいコミュニケーションをもつので、それを調べます。

 

5)全体的な印象(20%):楽器ができる、算数ができる、スポーツができるといった要素はホストからも良い印象を持ってもらえるので、それをチェックします。さらにその人がどういったバックグラウンドで何を目指し、どういった人間であるのかということもしっかり考慮したいと思います。

 

最後に

CVSでは大学の副学長や、現地での起業家など素晴らしい人材とのマッチメイキングがあります。それが就職や将来の人間関係で非常に影響のあるものになると思います。そういった最初の出会いが、今回の面接です。多くの学生がこのチャンスにチャレンジし、飛躍的に成長し、将来、世界で活躍できるグローバルリーダーになってもらいたいと思います。

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人は誰と一緒にいるかにより作られます。人との出会いが刺激になり、豊かな思想が培われます。なので、人生において人との出会いは最も重要な出来事です。出会いというのはただ、話をするだけではなく、その人とどれだけどのような時間を使うかにより価値あるものになります。特に一緒に生活をすると、表面的な付き合いではなく、本質が見えてきます。その本質との出会いが特に大きな刺激であり、人格形成に影響あるものになります。

 

我々が最も大きな影響を受けるのが家族です。それは血のつながり以上に最も多くの時間を一緒に過ごしているからです。そして家族は一つの組織であり、独特のカルチャーがあります。そしてそのカルチャーは家族により異なります。外国(異文化)になるとその違いは非常に大きなものになります。そしてそのカルチャーの中にその国の文化のベースを見出すことができます。そんなカルチャーの中に入っていけるのがホームステイです。今思い起こしてみると、私は学生時代に6つの国、20件近い家庭にお世話になっています。そこで培った異文化IQが、コンサルプロジェクトで、色々な外国のスタッフを使ったり、色々な国の社員とつながりを持つのに役立ちました。異文化の国に行き、その国の人と一緒に暮らすことはその国の文化や価値観を学ぶのに一番です。それが理解できるからこそ、リーダーシップの重要な要素であるEMPATHY(協調、相手の気持ちがわかること)が自然に生まれ、適切な接し方というのができるようになっていきます。グローバルリーダーを目指す人にとってその異文化理解は不可欠であるので、ホームステイプログラムに参加することはMUSTだと思います。ホームステイは若い間は、自分の子供のように受け入れてくれますが、年を取ると、ただの居候のようなもので、意味合いが薄れます。なので、大学生の皆さん、若い時期に、そしてホームステイとして受け入れてくれる年齢で海外でホームステイを経験することを是非とも優先してください。(くだらない企業インターンに行くより1000倍もの価値がありますよ!)

 

ホームステイプログラムで起きる問題の原因

ホームステイは日本人学生に以前から人気があり、私の学生時代から多くの学生がアメリカやオーストラリアなどのホームステイプログラムに参加しています。ただ、その多くはAgentを通すだけで、選択肢はなく、あたりはずれがあり、全員が良い体験をできるとは限りません。私は過去、ホームステイ先でホストファーザーに性的な暴行を受けたり、お年寄りや子供の世話をさせられたり、異常にお金にこだわる家庭に滞在したり、拘束が異常にきびしかったりと、せっかくの海外経験があまりよくない体験にならなかったケースについてもよく話を聞かされます。問題があっても、それらはあまりおおごとにしたくないということで、問題として取り上げられることが少ないので、知らない人も多いかもしれません。なので、ホームステイを考えている人は、「問題がある」ということをしっかり理解してからプログラムを選ぶべきです。まずは、ホストファミリーが「なぜ、ホームステイを受け入れるのか?」ということをしっかり理解しなければならない。そもそも上記の問題が起きるのは、ホストファミリーの受け入れ理由が「お金を稼ぐため」=「異常にお金にこだわる」、「子供やお年寄りの世話をしてもらうため」=「子供やお年寄りの世話をがっつりさせられる」、「日本人の女の子に興味がある」=「性的暴行を受ける」といった、ホスト側の受け入れ理由段階ですでに問題があります。私自身学生時代にロータリー財団の奨学金でジョージタウンに留学した際に、夏の英語のプログラムもついてきたので、そこでホームステイを希望しました。その家庭はいかにも「お金の為」というのが明確で、私以外にイタリア人、スペイン人2人、コロンビア人もいて、全部で5人もステイしていました。シングルマザーで、その人の恋人(?)らしき人が出入りしていて、子供も3人ほど出入りしていましたが、一緒に食事をすることもなく、あまり会うこともありませんでした。洗濯をするのはなぜかランドリーマットで、家の洗濯機は使わせてもらえませんでした。(夜、ランドリーで拳銃を持った少年たちにからまれたこともありました)。食事はいつもマクドナルドやピザハットなどのTake Outを同じホームステイ仲間だけで食べるというものだったので、ステイしていた仲間全員文句を言っていました。ある日、「デモをしよう!」ということになり、全員で裸になり、Body Paintで”We want homemade food!” と書いてホストマザーにアピールをしたことがあります。すると、「私だって料理できないわけじゃないわ」と言い、その夜はパスタを作ることを約束してくれました。イタリア人もいたので、楽しみに料理をみていたら、パスタをゆでて、次に缶詰をあけ電子レンジであっため、それをどばっとかけたパスタが出てきました。それを見ていて、全員目が点になり、もう食事で文句を言うのをあきらめようという雰囲気になりました。それ以外にAgent経由のホームステイをした経験はありませんが、そもそも、ホームステイを受け入れるのそれぞれの家庭には事情があり、その事情により体験は変わります。なので、ホームステイをする際には実際にはそのプログラム運営側でそれなりの選考と、コーディネーションが必要になります。でも英語学校など、ホームステイを中心にやっていない団体などでは、とりあえず宿泊先としてのホストファミリーを集めるということを優先するので、選択の余地がない、申し込みがあれば自動的に認める的な形でのアレンジになってしまう傾向があります。

 

良いステイ先の見つけ方

ホームステイはホテルやドミトリーに泊まるのとは違い、家庭に入っていくというもので、簡単ではありません。そしてその家庭環境が自分の成長には欠かせないので、しっかりと良い家庭を見つけるのが重要です。

 

1)友達の家に泊めてもらう

一番良いのは、友達の家に泊めてもらうというオプションです。私は学生時代に日本人の友人より外国人の友人の方が多いぐらいだったので、彼らの家を泊まり歩きました。前述したアメリカでのホームステイ仲間のスペイン人やフランス人などの家にも泊めてもらいました。受け入れ側でも、「息子の友達がくるんか、なら泊めてやろう」となるので、前述した「受け入れ理由」に不純なものはなく、友達も一緒なので、楽しく安心して泊まれます。なので、これはいつの時代も持つべきものは友達です。皆さん、外国人の友人をたくさん作りましょう。

 

2)どの都市、地域に行くか精査する

ホームステイは家庭に入るということ以外に、その家庭がある、国、地域、町、コミュニティーに入るという意義があります。なので、どこに行くかによりその体験は大きく異なります。アメリカのホームステイの場合は田舎に行くことがよくあります。田舎の方が治安もよく、他の外国人も少ないので「英語がしっかり学べる」と妄想を抱く人もいるようですが、そのダウンサイドとして、田舎なので退屈、人が少ないのでホストファミリーだけの時間だけが増える。ということがあります。前述した通り、ホームステイを受け入れる家庭にはそれぞれ事情があるので、田舎にいったからといって、その事情が変わることはありません。性的な暴行を受ける場合などは田舎の方が、見てる人が少ないのと、家庭にどっぷりつかってしまうということで、エスカレートするリスクさえあります。ただ、ホームステイに行くというより、大学でクラスを取ったり、スポーツやアートを学んだり、ボランティア活動をしたり、インターンをしたりといった何らかの価値ある体験を組まないと、田舎でただ退屈な日々を過ごすだけにお金を払うだけになるのでそれは無駄です。更に田舎のホームステイの方が実際にはコストが異常に安いので、同じ費用を支払うのであれば都会のホームステイの方が得です。同じ価格でニューヨークのマンハッタンでホームステイがあれば、それはかなり「お得」です。アメリカの場合は、都市部と田舎で住宅の費用は10倍以上異なります。更に食費なども都市部の方が高くなります。田舎のホームステイであれば、格安の費用でできなければおかしいのです。更に、都会にいた方が仕事について学べる機会が増えます。大学生にもなれば、就職に向けたスキルアップや自分のキャリアのチャンスについて考えるべきなので、田舎でホームステイをするより、都会で実際の仕事をしている人の家庭に世話になりつつ、インターンなどもさせてもらえればさらに価値が高いものになるでしょう。CVSでもホームステイプログラムの延長で、ハリウッドの特殊撮影の仕事をまわしてもらったり、インターンをしてアメリカで1年間働いたのちに、その会社の日本支社の内定をもらい日本に帰国した人もいます。そういったキャリアでのきっかけになるようなチャンスのあるホームステイ先であれば貴重な体験になるでしょう。CVSでは大学の副学部長の家や、アメリカでコンサルティング会社を経営する私の昔の同僚の家庭、学校の教員家庭など、刺激ある家庭をアレンジしています。だからこそ良い体験ができるのです。

 

3)信頼できる団体にアレンジを依頼する

英語学校などビジネスで外国人を受け入れる団体などがホームステイをアレンジすると、ビジネス=お金ということで、お金目的のステイ先になってしまうことは自然の流れです。更に、ただ宿泊させてもらうことを優先するので、ひょっとしたら、若い女性に興味をもっている変なおじさんがいる家かもしれません。これに関しては各家庭をよく知り、更にトラブルがないようにモラル的にチェックができるような団体が理想です。アメリカは75%がクリスチャンであり、教会に毎週行くような家庭はモラル的にもしっかりした、良い家庭が多いので比較的に安心できます。更には受け入れる子供も教会で責任をもって受け入れてくれるので、フォローもしっかりしています。但し、教会としてはホームステイのアレンジをする「目的」が必要になります。なので、英語学校のように「営利目的」だとその理念と合致しないので、協力をすることはあまりありません。CVSの場合は、長年の歴史でCHURCHと良い関係があります。アメリカの異文化を理解するという観点で教会に行くことを勧めているので、教会も協力的です。そして本来、ホームステイなどを受け入れなくてもよいような裕福な家庭でも受け入れてください。キリスト教の発想(ローマ人の手紙12:13)で、「自分の家庭に人を招こう!」「旅人をもてなそう!」という理念で家庭に迎え入れてくれます。日曜日には教会ぐるみでイベントをしてくれたり、週末には近所の人を招いてBBQをしたりといったホームステイ体験としては「最高」の環境を提供してくれます。(ただ、それにつけこむずうずしい学生がいると、問題ですが…それに関しては次回の「ホームステイに行く人の注意事項」に書きます)

 

4)ホームステイと学習プログラムを合致させる

前述した通り、ホームステイは異文化IQを高める貴重な場です。但し、英語学校など、ただの宿泊先としか考えていないので、せっかくのホームステイのチャンスを十分活用しきれていません。英語の世界で、異文化の環境に入ってどっぷりつかるので、英語がうまくなるというのがホームステイプログラムの魅力です。私もスペインやフランスで学生時代ステイしたのですが、第二外国語はドイツ語だったのですが、スペイン語やフランスがある程度はなせるようになりました。ホームステイの環境の力は偉大です!でも、せっかくホームステイしていても家族と話をするチャンスがあまりなかったりすると、それは環境を生かし切れていないことになります。CVSでは、Mission(課題)で、ホストファミリーと難しい議題に関する議論をしたりすることをやってもらいます。難しい、取り入った課題であるからこそ、日ごろから良い関係を築けていないと難しい課題などもあります。当然、我々の方で事前にホストファミリーにはそういった議論をするように、食事の際に一緒に話をしながら食事をするようにとお願いしています。だから短期であっても、コミュニケーション能力が増すのです。人の家にどれだけ長く泊めてもらったからといっても、コミュニケーションがなければ、何も自分の成長にはなりません。しっかりと成長を意識したコミュニケーションを日々とることで、能力はつきます。

 

ホームステイ奨学金

前回のブログにも記載しましたが、CVSでは今回特別に奨学金を出して、ホームステイ体験をしてもらいます。今回の記事に書いたことを意識し、しっかりとそのチャンスをものにする、魅力的な大学生を探しています。LAで20日間、昼間はビジネスのクラスと小学校でのボランティア活動ができ、魅力的なロサンゼルスのホームステイ先で 99900円とはありえない金額です。(その分奨学金で負担しています)。是非とも魅力的な人を紹介してください。

 

最後に

私の学生時代のホームステイ体験の写真をいくつか文中に貼っておきました。私の人格形成にかくことがない、貴重な体験でした。ホストファミリーの皆さんにとても感謝しています。

アメリカは、ホームステイのメッカ、世界中から人が集まります。最近ではヨーロッパ、中国、ラテンアメリカからの学生などがかなり増えています。それだけ、アメリカのホームステイプログラムの価値が世界で評価されているのです。CVSでは、これからの国際社会で活躍するビジネスマンを育成する支援をしています。どうかこの機会を利用し、アメリカでのホームステイを体験してみてください。これは大学生の時にしかできない貴重な体験です。

NPO団体のCVS Leadership Instituteでは、この度、CVSの卒業生奨学金を活用し、5名に限定してアメリカホームステイ滞在のサマープログラムを僅か99900円でオファーすることにしました。優秀だけど、英語力がまだ一歩の学生を発見し、国際的にキャリア展開できることがその目的です。CVSのホームステイ留学プログラムには以下の特徴があります。

 

1.       学習環境のあるホストファミリー:大学の副学長や、コンサルティング会社の経営者、エンジニア、学校教員など、会話に魅力ある家庭です。アメリカのホームステイでよく聞くのが、副収入だけあてにしてあまりケアのない家庭や、夫婦共働きで多忙で家庭での会話のあまりない家庭、ベビーシッターやお年寄りの世話をさせる家庭など、必ずしも英語を学習するのにベストではない家庭もよくあります。CVSは過去の実績と主任講師で公認会計士の萩原氏のコネクションで魅力的な家庭を準備しています。

 

2.       アメリカの公立校でのESL学習及びボランティア活動:CVSは過去ロサンゼルスのパサデナ市の公立学校で教壇に立ち、算数を教えるというボランティア活動をさせています。同時に、それらの学校で提供するESLのクラスなどにも参加できるので、「英語をしっかりと学び、さらに英語を使わなければならない環境」を提供することで、短期的に英語を上達させる環境を作っています。

 

3.       ロサンゼルスという町の魅力:2024年のオリンピックの候補地ロサンゼルスは、魅力がたくさんある町で退屈することはありません。ハリウッド、サンタモニカ、Disneyland、Universal Studioなどのテーマパークだけでなく、UCLAやUSCといったアメリカでも主要な大学もあり、移民も多く、アメリカでのキャリア、人生を体感できるとても良い環境にあります。ホームステイプログラムの中にはアメリカの片田舎で過ごして、退屈してしまうものも少なくないようです。CVSのホームステイプログラムは刺激が多く、退屈させません。

 

4.       安全性の確保:よく「審査を受けた家庭」ということで安全性を主張しているホームステイの斡旋団体がありますが、それだけでは安全は確保されません。実際ホームステイ先でホストファーザーから性的ないたずらを受けたり、異常なほど拘束されたりと、必ずしもよい体験ができていないホームステイプログラムを聞きます。CVSの場合は、1)実績ある家庭、2)地元の由緒あるキリスト教の教会から紹介された、宗教的、モラル的にも高い家庭、3)教会などのコミュニティー単位での学生の受け入れをする。ことで、集団的に安全を守る環境を作っています。更には、通学途中でのトラブルや誘拐などのリスクを回避するために、CVSのバンを使っての送迎や、携帯電話で連絡を取り合ったうえでの集団での登校といった通学面での安全管理に関してもしっかりとした体制を持っています。

5.       プログラム終了後のアメリカへの短期・長期留学プログラム、インターンプログラムの提供:CVSではただ、お客さんとして海外でのホームステイ体験をすることだけをゴールにはしていません。プログラム参加を通じて実績がある、しっかりとした学生に対しては、CVSから奨学金を出し、UCLAなどに留学をするプログラム、米国公認会計士取得支援、更にはアメリカで価値あるインターン先の提供などもしています。ただのホームステイではなく、将来的なキャリアをサポートするのが、CVSでの留学です。

 

6.       現地日本人カウンセラー・スタッフによる支援:海外留学は、英語ができない参加者や保護者にとっては非常に不安です。CVSで提供するクラスもすべて英語なので、内容的に大学レベルのコンテンツを英語で学ぶのでかなり厳しい部分もあります。そのような際に、現地にて、日本語でアシストしてくれる現地カウンセラー、スタッフがいます。彼らがいることで英語ができない人や海外留学が初めての人などによくある「全く分からない期間」を最小限にすることが可能になります。ご家族の方も非常時の連絡や現地でのお子様の状況に関して日本語での対応を受けることができます。更には現地で起業したり、就職したり、UCLAに留学したりしている経験から、アメリカでのキャリアなどに関してアドバイスを受けることができます。

尚、5名の枠に入らかったとしても、1399ドルにて、このプログラムに参加できますので、他のホームステイプログラムに比べてかなりお得になっています。

更に、5名の枠に入りつつも、ホームステイ期間のみならず、ワシントンDC期間、メキシコでの国際ビジネスコンテスト期間を含め、フルにCVSに参加したいという人に対しては奨学金を適用し300ドル引きにて提供致します。すでに合格をして、参加が確定している皆様は、7月1~2日に那須高原で開催される事前セミナーにて面接をし、そこで結果に応じ奨学金を受けることができますのでご安心ください。

20日ホームステイ99900円プランに関する明細

期間:2017年8月12日~31日(19泊20日)

場所:アメリカ合衆国、カリフォルニア州パサデナ市・ロサンゼルス市

費用に含まれるもの:ホームステイ代(19泊、1日2食)、CVSにて提供するクラス(後述)授業料、送迎支援(Pasadena地区のステイ先のみ)、ミッション(体験学習)参加費、アワード費用(ミッションの成果によりアワードがもらえるかどうかは決まります)。

これ以外にかかる費用:アメリカへの渡航費、海外旅行者保険、入学金として日本円で

奨学金審査明細:興味がある人は、応募をし、選考を受けた上、CVS卒業生の推薦状をもらったうえ、主任講師、あるいはCVSの日本法人役員の面接を受けてください。面接は日本にて、東京、京都で実施します。SKYPEで面接をする場合もあります。評価項目として、1)リーダーシップの潜在性、2)特殊技術やCVSのCommunityに対する貢献価値、3)本人のやる気とCVSに対する理解、4)卒業生推薦状の評価。CVSの卒業生などにお知り合いなどがいない場合は、応募の際に、リクルーティングチームから担当者をアサインさせますので、その人に推薦状をお願いしてください。

審査期間・結果発表:応募2017年5月30日迄。結果発表2017年6月15日

この期間中CVSでオファーするクラス(各クラス2時間+試験+ミッション):

·         英語関連

o   English Communication Skill1(関連ミッション:Ethnic Background Research, English Listening Comprehension)

o   Negotiation Skill(関連ミッション:Negotiation Contest)

o   English Assessment Test TOEFL, TOEIC, GMAT(関連ミッション:Mission TOEFL TEST)

o   English Presentation Skill(関連ミッション:ご当地プレゼンテーションコンテスト)

·         ビジネス関連(これらも原則英語ですが、日本語での支援も受けれます)

o   Sales & Marketing Skill (関連ミッション:営業ミッション)

o   Value Creation(関連ミッション:ファッションミッション)

o   Education Methods(関連ミッション:Math Dojo)

o   Design Advertising & Art(関連ミッション:CMミッション、料理の鉄人)

o   Resource Management(関連ミッション:バトルテニス)

o   Operations Management(関連ミッション:オペレーションズレース)

o   Cost Accounting(関連ミッション:オペレーションズレース)

o   Film: Shooting (関連ミッション:ミッションハリウッド)

o   Film: Editing (関連ミッション:ミッションハリウッド)

o   IT:Networking & E Business(関連ミッション:Eコマースミッション)

o   IT:Database & ERP1&2(関連ミッション:ERP Audit)

講師はハリウッドの現役アニメーター、現地でのプロのコンサルタントなどです。それぞれのクラスのインプットだけでなく、アウトプットをする場があるので、学んだ学問をスキルとして体で覚えることがCVSの学習スタイルです。

尚、プログラムの明細に関してはホームページから募集要項をダウンロードしてください。www.cvsli.org、お問い合わせは遠慮なく、CVSのホームページからメールを送ってください。多くの皆様と出会えることを楽しみにしています。

 

日本人は英語を勉強するのが好きです。そして民間の英語教育プログラムの市場規模だけでも8000億円を超える(矢野経済研究所)と言われます。昔日本で英語を教えているオーストラリア人が、「日本で英語を教えると金になる。もうすぐオーストラリアに戻って家が買える」と言っていたことを以前紹介したことがあります。日本での英語教師はドル箱ビジネスで80年代以降外国人の若者が次々とおしよせてきました。80年代当時、日本政府がお金を払うJETプログラムで来日した大学を卒業したばかりの友人が当時のお金で600万円を超えるかなりの年収+家賃などの補助を得ていて驚きました。英語教師で来ている外国人たちのPartyに行きましたが、教員としては人間として???を感じる人が多く、倫理的に問題ある言動などを聞かされ、日本にとって良いことは何もないのではないかと当時からJET廃止すべき論を掲げていました。そのJETプログラムで使った予算は3000億を超え(自治体総合政策研究所)、それでいて一般的な日本人の英語能力が上がっていないのを見ると、税金の無駄遣いだと思いませんか?データはありませんが、ANAのフライトアテンダントの英語力に関してもそうですが、日本人の若者の英語力は昔に比べ上がっているようには思えません。英語教育の成果が出ていないのです。JETプログラムに関しては、国際交流として外国人の若者に日本で良い体験をする場は提供しましたが、「外国人の若者をあまやかす」場所を提供したにすぎず、日本国民にとってのメリットはあまりなかったと思います。それは来た外国人教員の問題ではありません。むしろまじめに日本が好きな外国人がたくさん来ています。問題はそういう場をつくるのに無駄なお金を使ったことです。使ってしまった税金はしょうがないにしてもなぜ、効果が出ていないのかということは謙虚に反省すべきです。英語はただNativeと話をするからうまくなるものではありません。語学を習得するのはそれなりの使う用途と使うことによる効果がないと無駄なスキルなのです。漠然と英語は大切だからと勉強するのではなく、なんのために英語を勉強するのかと考えるべきです。

 

英語を学習する目的を明確にし、より焦点を絞り込んだ英語勉強をする:

前回の文頭に述べた、CVSで運営する外国人を日本に招待して日本の魅力を知ってもらうVISIT JAPANプログラムで来たメキシコ人に「日本にあった中で誰が英語が最もできた?」と聞いたことがありました。その際、「姫路城のガイド」と答えた人がいました。私もその時姫路城に一緒に行ったのですが、その無料ガイドの人はリタイヤした方で、英語はそこまでうまいとは思いませんでしたが、熱心にお城に関するガイドをしてくれていました。なぜその外国人が英語が上手だった日本人としてそのガイドさんをあげたのかと言えば、興味あることをわかりやすく教えてくれたことにあるのではないかと思います。英語はあくまでもコミュニケーションのツールです。それを使って伝えたいことを伝えるということが会話学習の目的です。そしてその会話は状況により大きく異なるので、一般化するのは限界があります。むしろ、英語をどういったコミュニケーション手段として使うのかを明確にしたうえで、英語力を強化すべきです。そうなると日常会話は中学校ぐらいでマスターでき、そこから先は社会問題などに関する文化的な要素も含めたことに関する理解と、論理的な議論構築などの力になるので、むしろ体系化された勉強が必要になるので、英会話は中学校の期間に限定し、高校や大学では別な英語の勉強方法に力を入れるべきです。英会話に関しては社会人や観光ガイドを目指す日本人がべとそれぞれの用途にあわせたトレーニングを再度社会人になってから自費や社費で受けることでそのニーズは満たせるはずです。

 

 

昔の英語教育の方が良かった!

昔の日本の英語の学習は英語の単語、文法などを学び、英語の文献を日本語にするという翻訳的なものが中心でした。おそらくこれは明治以降、西洋の文献を読み、日本人の教養や社会レベルを高めるといった目的に沿って開発されたのでしょう。それが、バーバルコミュニケーション能力が低いので会話を強化していったというのが80年代以降の英語教育の流れです。前述したJETプログラムなどはその結果採用された手段の一つです。翻訳型の英語の学習を批判する人もいるかもしれませんが、語彙力や読解力を高めるという点では効果があったと思います。特に英語を日本語にすることで、「わかった気になる」のではなく、「より正確な理解をする」という効果がありました。私は当時の教育を受けた人間ですが、英会話は、海外留学の際に、外国人と一緒に生活をする1か月ぐらいで多くの人はキャッチアップできていた気がします。ただ、最近の学生を見ていると、アメリカに留学をしているにもかかわらず、英語を上達するのに時間がかかります。さらに、会話などでは、「わかった気になっている」だけで、的確なダイアローグがもてていないという問題を感じます。その原因として、語彙力、センテンス構成、そして背景となる教養の不足などがあげれると思います。未熟な状態でアメリカに来ても能力はつきません。

 

英会話教育に力をいれているはずのの日本人がなぜ、昔に比べてもでいないのはなぜでしょう。おそらく、会話のクラスなどに力をいれる一方、文法や、英作文などのウェイトが減り、もともと必要性の低い会話をやっても役に立たないので、相対的にどっちもできなくなったというのが現代の日本の英語教育なのではないでしょうか?そもそも外国に興味がない若者が増えてきた中で会話をわざわざ外国人を雇い学校で教える必要があるのでしょうか?ネットの広がりで、テキストや文書でのコミュニケーションが増え、更に日本人のビジネスマンは海外での契約など、文書ベースで重要なコミュニケーションを必要とする中、読み、書き、文法、語彙などにむしろ力をいれるべきではないかと思います。つまり、英会話ではなく、昔の日本人の英語教育を実用的なビジネス系の契約、交渉、議論といったエリアを中心とした、読み、書き能力に力を入れるべきです。

 

英会話学習の限界とより効果的な英語勉強の仕組み

会話というのはコミュニケーションなので、その状況により大きくことなります。通常の挨拶、道の聞き方、買い物、といた生活系の会話を習得するのはそんなに難しくはありません。中学生程度で終わります。困難なのはそのコンテンツにまつまる英語です。例えば、姫路城のガイドさんはお城に関する英単語や西洋での城のつくりと日本の城のつくり、日本の歴史と政治といたことを英語にしなければなりません。ビジネスの世界ではビジネスに関係する技術的な話、商法、会計、ITなどのことを英語で話さなければなりません。それらはそれぞれの背景にもよって異なるし、どのエリアを強化するかによっても変わってきます。なので、Genericな英会話教育をしても無駄ですし、専門的なことを教えるのはただのNativeではだめです。むしろ専門知識を持っている人でなければ意味がありません。大学生の場合は、専攻が決まっているので、その専攻に関する英会話の学習の目的はその状況により異なるのではないかと思います。大学教育の場合は、日本の大学の教授の多くは海外の学校に留学経験があるので、そういう先生に英語でクラスをやってもらえれば良いと思います。ビジネスマンの場合は、それぞれの目的にあった英語教育を会社の海外駐在経験がある人や、海外事務所の外国人社員との交流プログラムを持たせることでSKYPEなどでの英語教育は可能です。その方がより、現場の話ができるし、同じ会社としてのモチベーションにもなるので効果があると思います。英会話のコースに会社がお金を払うより、そういったプログラムをスポンサーした方が、教育費が彼らの報酬にもなるのでIncentiveにもなるので効果が高いと思います。より時間がかかる読み、書きといった能力も同様です。海外の大学で学位をとった教授などがいる大学はレポートなどをすべて英語で書かせ、それを添削してあげることで英作文のかなり効果的な勉強になります。会社の場合は、海外の子会社の社員やその家族に日本本社の社員の英作文などを添削させることで、良いアルバイトにもなり、ただでなくても人気がない現地の日本企業で働くことの追加のモチベーションにもなりうるので、プログラムのガイダンスだけしっかり作れば実行可能ではないかと思います。

 

ビジネスマンの英語勉強方法のステップ

英語はコミュニケーション手段なので、マスターするのはそれほど難しくありません。2017年の間にマスターしてしまいましょう。スピードラーニングを買わなくてもスピードラーニングできちゃいます。ビジネスマンの場合は以下のプロセスを試みてください。

 

ステップ1:まずはBusiness WeekやWall Street Journalあるいは海外のビジネス系のウェブサイトなどを定期的に読む習慣をつけてください。そこで重要なのはまずはわからない単語を拾い、覚えること。次に、日本語のニュースなどで背景となる知識を得て、それとつなぎ合わせること。これを1日1時間1年間やります。(これだけでかなり力がつく)。

 

ステップ2:次に自分が興味があるトピックなどで話ができるLanguage Partnerを見つけます。これは日本語を勉強している外国人で良いかと思います。大学だったら留学生、社会人だったら、外国人とネットワーキングできるCHURCHや、バーなどの場所で見つけるといいでしょう。でもめんどくさがる外国人が多いし、日本では外国人が英語を教える=有料というカルチャーがあるので、SKYPEなどでみつけても良いかもしれません。事前に、素直に英語が上手になりたいので、Language Partnerをやってほしいと言えばいいでしょう。

 

ステップ3:短期間海外留学をする。UCLAのEXTENSIONなど短期(1か月程度)のクラスもあるし、Community Collegeなどで社会人向けのコースを安い費用で提供しています。会社が理解をしめしてくれるのであれば、2~4週間程度の超短期留学をして、会計、商法、投資、不動産など、それらのコースがオファーする短期のクラスやセミナーに参加することにより完成度を高めることができます。特にStep2のLanguage Partnerを日本で見つけることができなかったり、SKYPEなどの外国人は胡散臭い人が多いので、そういった短期留学期間にLanguage Partnerとなれるような人と知り合いになることで継続的に英語をマスターできます。(CVSではサンタモニカにアパートを契約しており、短気でUCLAのEXTENSIONなどに留学する人の支援をしています。興味がある人はお問合せください)。

 

上記のプロセスを併用することで、1年間でかなりのレベルの英語、更に使える英語をマスターできることをお約束します。

 

CVSでは

CVSは2か月のコースですが、部分参加もできるので、社会人などにも活用してもらいたいと思います。この夏はワシントンDCに行き、アメリカの政治や経済の勉強に力をいれるます。CVSではアメリカの公立小学校で算数の教師をする体験もありますが、その傍ら、教育委員がスポンサーする英語教室にも参加できるようになりました。そこでの英語は商談、契約といった外国から来た人がアメリカ社会に同化して働けるようにする支援をしているクラスなので、まさに実用的なビジネス英語です。プレゼンテーションに関しては外国人とチームを組んで実施する国際ビジネスコンテストへの参加(メキシコ市、モンテレイ工科大学にて)や、日本の商品や出身地などをプレゼンテーションするコンテストなどもあります。突然ですが、2月からのCVS26期にまだ余裕があるので、2月~3月の期間で部分的にでも参加できる人がいたら是非ともコンタクトください。アメリカの家庭にホームステイもでき、豪華なクルーズにも行き、かなり良い体験ができるかと思います。英語を勉強する上記2~3にも匹敵するので、是非ともご検討ください。優秀な卒業生には大手経営コンサル会社からスポンサーされている奨学金も出ます(就職内定への近道になります)。卒業生は上記の短期でのUCLAへの留学コースの奨学金なども受けることができます。

 

同時に27期(8月~9月)の募集も開始しています。前述した通り、前半は先着15名に限定していますが、ワシントンDCで特別にアメリカの政治と経済を学習するプログラムがあります(27期のみの限定です!)このプログラムは3月までに選考を完了し、合格が確定、支払い完了すると300ドルの割引を受けることができます!お早めにお申し込みください。www.cvsli.org からどうぞ。

 

 

世界中の人が英語を学ぶ中、日本人の英語能力は相変わらず低いと言われます。TOEFLという世界各地の大学生がアメリカ受験の為に受ける試験でも、平均点は最低レベルで、カンボジアより上で北朝鮮より下程度だと聞いています。CVSでは10年以上、Visit Japanというプログラムをやっています。アメリカやメキシコから大学生を日本に招待し、ホームステイやトレーニングをするプログラムなのですが、来る人の多くが日本人が英語ができないので驚いたということを言っています。でもメキシコなど英語レベルが平均的にかなり低いので、「なんでお前らに言われなければならないんだ!」ということを言ったことがあります。でも要は彼らのポイントは、「日本人は一般的に豊かで平均的な教養が高いにもかかわらず、大学生でさえろくに英語ができない」ということに対する驚きであるとのことでした。確かに大学生というレベルで比較すると日本人の英語能力は高いとは言えません。

 

私は大学生時代、将来の日本は人々が普通に英語を話し、海外に日本人がどんどん進出し、色々な企業で日本人の存在感がある時代が来ると思っていました。英語教育が注目され、日本が海外にどんどん進出した80年代です。その後、ジョージタウン大学に留学していた時の友人に、「そんな日本になっていないね」と言われてしまったのですが、今の日本は30年前の日本と比べて、一般的な日本人の英語能力は伸びたとは思えません。日本人は英語を勉強していないわけではありません。むしろ、英語教育には力が入っており、かなりの工夫もみられます。Nativeで英語を話す外国人を政府で雇用して日本各地の学校に派遣したり、大学での外国人講師の採用、企業での英語教育、英会話学校なども普及しています。制度は充実しているのになぜ英語が上手にならないのでしょうか?「日本人は英語を学ぶプロセスが好きで、本当に英語をうまくなろうとは思っていないのでは」と英会話教師をしていたアメリカ人に言われてしまったことがあるのですが、もし本当にそうならもう絶望的ですね。但し、CVSに参加する大学生などに聞くと「英語力を強化したい」と希望しているので、「英語ができるようになりたい」という気持ちはあるのではないでしょうか?皆さんが英語が上手になりたいのであれば、まずはなぜ英語がうまくならないのかを考えてみてもらいたいと思います。今回は私なりになぜ日本人の英語能力が伸びないのかの原因追求と、それを克服するための方法を提案したいと思います。

 

1.       問題:コミュニケーション教育自体の不足

もう30年も前になりますが、アメリカのトップのMBAの大学が日本人全員に面接を要求するようになったということがありました。その背後にあったのが、優秀な日本人を合格させたと思っていたが、まったく貢献がない、クラスに参加しないということでした。アメリカの大学はケースなど議論といったVerbal Communicationを手段に学習をするというスタイルを取ります。そんな中、日本人の留学生がそれについてこれないという問題があったのです。でも実際のところ、合格者は全員TOEFLで満点近く、私を含めて学部でアメリカに留学をしている人もすくなくありませんでした。問題なのは英語ではなく、「議論をする」ということでした。この議論能力の低さというのは英語の問題ではなく、もっと深い教育の問題があります。私は小学生の子供をアメリカの学校、日本の学校それぞれに行かせています。アメリカの学校の教育は、考えさせ意見構築をしたうえで、意見を交換するという教育要素があります。一方、日本の教育は教員が言うことに従わせる、やり方を習得するということにあります。なので、一つの定義に従った算数などは進んでいると思いますが、意見構築、スピーチ、議論といった能力育成には効果がありません。更に、意見を文章に書かせるということはしていますが、それらにかける時間(思考時間)が長く、直感的に議論を進める議論のキャッチボールの習慣がないように思えます。日常生活でも活発に親子で議論をしたり、友人たちと論理的に議論をする習慣などもありません。必然的に英語での意見交換は難しくなります。

 

対策1:議論トレーニングレベル1 議論をするにはそれなりの背景が必要になります。特にアメリカで仕事の場での議論などになると、具体例、ジョークなどを盛り込みながら議論を進めていくので、かなりの背景理解、一般常識が必要になります。これは初心者にとってはかなり難しいことなので、まずは日本にいる外国人を対象に日本についての議論をすることを勧めます。「日本」という皆さんが知っている背景知識で議論や会話ができます。更に、日本にいる外国人は日本に興味があり、日本人に対して理解を示そうという態度もあります。英語が下手でも忍耐をもって接してくれる人もいます。私は学生時代慶応大学に交換留学をしている学生をホームステイさせ、日ごろから議論をしたり、一緒に商売をしたりしました。お金をもらいながら英語をかなりの水準にもっていくことができました。これはアメリカ人だけでなくても良いと思います。私の実家は私が幼少のころから、インド、タイ、ビルマなどから研修生を受け入れていて、一緒に生活をしていたので、英語での議論に関してはかなりのトレーニングになりました。日本にいる外国人の数は昔に比べて格段に増えていますので、わざわざ外国に行かなくても日本でかなり英語を勉強することができます。日本は観光にも力を入れており、更に観光に関してはガイドの説明がないと【背景知識がないと】難しいので、それなりのニーズもあります。まずはそういうOpportunityを活用することからスタートすると良いでしょう。 

対策2:議論トレーニングレベル2 議論はトレーニングです。意見交換をする習慣をつけるしかありません。日本だと意見構築に関してファジーなままでも良い習慣があるので、政治、法律、経済といった比較的白黒つけやすく、論理的な裏付けがしやすいテーマを見つけ議論をする習慣をすると良いでしょう。ただ、周りが議論する習慣がない人ばかりだとトレーニングにならないので、日本ではやや難しいかもしれません。日本人同士での議論練習は良いのですが、ベースが日本式議論になるので、限界があります。英語での議論に関してはまた次元が違うスキルなどが要求されます。これは幼少から鍛えておいた方が良いので、一番簡単なのが、小学校や中学校レベルでアメリカなどに留学をすると良いと思います。大学生レベルであれば大学の正規留学などをすると、意見交換の場があり、中にはそれで成績がきまるようなクラスもあるので、そういったプロセスで鍛えるのが良いでしょう。

 

アメリカに来る学生を比較すると、英語を中心に勉強に来た語学留学の人より、エンジニアや医師など専門知識を持った人の方が格段に英語能力が伸びています。それはもともと頭が良いということだけではないと思います。専門知識を持っていると、それらをベースに議論ができるのと、それなりの「こだわり」をもって一緒に仕事や実験などをします。なので、cvsでは英語留学には奨学金は出しませんが、専門コース(ucla)などを取るコースは奨学金を出します。というのもその方が英語の上達に関しても近道だからです。更に仕事をする水準の英語であればそのレベルの英語力がないと結局は【使える英語】の水準にはならないのです。議論をするにはそれなりの背景理解と知識が必要です。知識が低いと、習慣として人に言われたことを鵜呑みにする傾向があります。深く考える習慣を身に着けてもらいます。なので、一番底が浅く専門知識を得れるのが会計なので、CVSでは会計のコースを勧めています。会計は就職にも大いに役立つし、アメリカで仕事をするにはITか会計が最短のコースでしょう。アメリカのクラスなどでやる会計のケースに関する議論は、会計のルールに対する理解と実態に対するものが多いので(3A、それぞれのアプローチのAdvantage、使い方Application、実態へのAnalogyなどの議論が中心)文化的な背景が低くても誰でも議論に参加できるという利点があります。そういった経験を通じて英語議論能力を鍛えるのがベストでしょう。これから将来的にも日本が経済的な繁栄を維持するには海外での日本人の活躍が重要です。そして英語での議論能力はそれに欠かすことができないツールなので、将来を背負った日本の学生は真剣にこの能力を高めてもらいたいと思います。

 

CVSでは:CVSでは小学生、中学生を対象とした1年間の親子留学制度をサポートしています。それだけでなく、CVSの春と夏のセミナーではホームステイをしてアメリカ人家庭の家に泊まって生活をするだけでなく、特定のトピックに関してホストファミリーと議論をする課題などもあり、ホームステイを通じての英語議論能力育成をしています。これらの機会をまずは使ってみてください。更に通信教育で会計を学べ、会計での留学には奨学金も出します。そういうOpportunityを活用してみてください。

 

【練習】

ちなみにこれは大統領選挙でのDebateですが、これはアメリカの一般の人にわかりやすいものなので、大学などでの議論よりわかりやすいものです。ただ、アメリカの社会などに関することなので、アメリカに関するある程度の理解が必要ですが、皆さんどの程度わかりますか?まずはビデオを見て議論の仕方というのに慣れてもらいたいと思います。

 

新年あけましておめでとうございます。

 

今年は久しぶりに日本で新年を過ごしています。アメリカでの大騒ぎと違い、日本の新年はのんびりと、静かで、とてもいいですね。浅草の姉のところにいるので、早朝、スカイツリーに向かって歩いてきました。桜橋から撮った写真ですが、ここに来ると大学時代のことを思い出します。今、大学時代を振り返り、自分の人生でうまくいったことなどを考えました。すると、以下の言葉が浮かんできました。

 

1)「偉大なことは思い付きではなく、小さな努力の連続として形になる」

“Great things are not done by impulse, but by a series of small tings brought together” Vincent Van Gough

このゴッホの言葉は日本のことわざの「大事の前の小事」とも同じですが、小さなステップを継続することが自分の人生でとても役に立ったということです。自分の人生を振り返ると、短気で一気にやったことはあまり身についていませんが、時間をかけてじっくり培ったことは身についています。受験勉強など短期に一気にやったことはそれで大学に合格したというAchievementに対する価値はありますが、あまり覚えていません。逆にピアノやテニスなど毎日少しずつやっていたことはいまだに忘れない体で覚えたものとして残っています。少しづつでも日々、努力して培ったものは大きいものです。今浅草の姉の家にいますが、大学と社会人時代にここ浅草で過ごしたのですが、当時毎朝5時に起き、ジョギングをし、その後1年間毎日20分だけ勉強し、GMAT目標点数をパスし、UCLAのMBA留学をしたときのことを思い出します。ここは自分のキャリアの原点です。成功の秘訣はそういった小さな習慣(Habit)にあります。日々、積み重ねる努力をすることをHabitにするのです。成功する人の秘訣はHabitだといわれますが、新年を迎えるにあたり、そんな良いHABITを習慣づけることが重要です。今日はそんなHabitのスタートのDAY1です。

 

2)「力や知識ではなく、継続的な努力が我々の眠った才能を起こす」

Continuous effort – not strength or intelligence -  is the key to unlocking our potential.  Winston Churchill

ウィンストン・チャーチルは第二次世界大戦での連合国の勝利を導く実質的なリーダーであったと思います。戦後の状況を考えると大きな挫折もあったと思いますが、その彼が継続的な努力について語っているのには興味があります。ヤルタ会談でもうちょっと頑張ってボケたルーズベルトがしてしまったスターリンとの合意に強硬に反対してもらえれば、我々日本人の100万人にも登る民間人犠牲者をかなり減らすことができたと思いますが…私がコンサルティング会社で若手の社員を試すのには必ず試練を課して、リーダーがそこでどこまで耐え、どう結果に結びつけるかを見ていますが…CVSでも、スタッフのトレーニングでも、リクルーティングチームなどはまさにそういった試練の場を作っています。でも最近はそういった困難を避ける傾向があります。すぐに諦めたり、仕事を放置したり、「大変なことを避け」「簡単な道をさがす」ということを「要領が良い」と勘違いしている若者が多いようです。困難を伴うチャレンジを乗り越えること、地道な努力をすること、その重要な育成をないがしろにしないでください。以前、キャリアがうまくいかない人と、成功者を比較した際に、唯一の違いは困難にあったときの対象方法で、そこでやめてしまうか、なんとか突破口を見つけ出すかその違いがありました。日本では昨年の電通での自殺事件などをうけて、若者が大変な状況にあうこと自体を否定する風潮があります。確かに電通の場合など、日本の会社環境は抜け道がないカルチャーがあり、その中でのプレッシャーはあまり訓練としての効果はないかもしれません。映画Officer & Gentleman の中にあるエリート訓練のように、「これができなかったら、自分の会社をやめろ」といった逃げ道を準備させた上でチャレンジをさせるほうが訓練としては効果があると思います。CVSでは今回もリクプロジェクトのリーダーが途中でドロップアウトしてしまいましたが、リーダーシップのトレーニングをしていて、リーダーとして続かない人間が増えてきてしまったことは日本の将来的な強さに対する懸念事項です。若い間は苦労をし、簡単に諦めない習慣を身に着けてもらいたいです。そしてその困難に直面した際に自分の弱さが見え、同時に自分の隠れた才能が開花します。環境を変えること、困難に直面すること、そしてそんな中で諦めないこと、耐えるすべを見出してください。若い間にそういった修羅場をくぐることは大人になるうえで欠かすことができない育成のステップだと思います。

 

3)「今日が一年で最も良い日だと、心に書き留めよ!」エマソン

Write it on your heart that everyday is the best day in the year. Ralph Waldo Emerson

Transcendentalist の詩人エマソンらしく、すべての人が内面にもっているパワーが、毎日を最高のものにしようという姿勢にあることを述べています。まだ元旦なので、全ての人にとって今日が2017年でベストな日であるはずです。でもこれが何日たってもそうである可能性は高いと思います。それは家族が一緒で食事をしたり、人によってはお年玉をもらったりするから?ということではありません。それは今年が始まったばかりだということです。マラソンのスタートの時のようにまだ全員にチャンスがあり、その差は最も少ないのです。アメリカでは新年になるとNew Year’s Resolution 新年の誓いといって新年の目標を決めます。多くの人はダイエットだったりしますが、新年は何か小さな努力(Habit)を始めるときです。そしてそれを365日継続し、1年後にその成果が表れるというのが重要なので、New Years Resolutionの価値があります。なので、それを毎日やること、やり遂げることで1日のゴールを達成します。毎日の満足はやるべきことをやることで、あとは日々の出来事に追われます。だから朝いちばんにそれらをこなしてしまうことが重要で、1日の最後には自分の努力に満足をし、それを毎日繰り返すことが重要なのです。そんな日々の努力をするDAY1として皆さんに提案したいのが、以下の3つの努力をすることです。それぞれ20分使うことを想定し、1日1時間の投資を1年間続けてみてください。

 

英語と会計は社会人になる前にマスターしよう!

大学生の皆さんに対して私が言いたいのは、もう少し大学時代に身に着けておかなければならない「力」であったり、「スキル」をしっかり身に着けるようにしてもらいたいということです。

 

1) 英語:その一つが「英語」です。大学生にもなり、10年近く英語を学習してもろくにできない、これは社会人としては恥ずかしい次第です。社会人になったら英会話学校にいって英語を学ぼうなどというのは甘い考えです。だから会社でも配属をする際に入社時点での英語能力を参考にするのです。英語をマスターすることに関してはもう少し真剣に取り組むべきです。そしてそれはフィリピンなどに留学するような短期的な安易な留学プランで補おうとしてほしくはありません。私は日本人は「英会話」ができないと思っているようなのですが、実際には、語彙、読み、書きなど日々努力が必要とする部分が圧倒的に不足しているのが問題だと感じています。通常の挨拶などの英会話はできて当たり前であり、もっと重要なのはより複雑な専門的な分野に関し、説明、議論、そして相手に影響を与えるといったコミュニケーション能力です。その為に毎日、語彙を増やすこと、さらに英語の文献を読むことにもう少し力をいれるべきです。文章をたくさん読むと、必然的に書く能力もましてきます。こういった基礎トレーニングが弱いので日本人の英語能力はいつまでたっても幼稚な水準でしかないのです。2017年、毎日単語を覚えてください。1日3語X365日=1095語、SAT(アメリカの大学の共通試験)に必要な単語1000語をマスターできます。(そこから抽出した特に日本人の英語能力が低い英単語をサイトにアップしておくので、CVS参加者はそれらをカルタゲームで競うので覚えておいてください)。

 

2) お金(経済)に関する理解:大学生のお子さんを持つ保護者からすると、大学卒業は子供の自立を意味しており、自立させることをゴールとした子育てにとってそれは重要です。ただ、ここでいう自立は「お金」の管理を自分でできるということですが、実際問題、大学生はお金の管理ができません。更に、バブル・デフレ世代の親はお金の価値に関する算定方法などを知りません。今後、想定できる円の価値の低下、インフレ、そういった時代にどのように備え、どのような通貨を保持するのか、さらに、年金が退職基金としてあてにならないなか、どのように資産を増やすのかといった今後必要とする能力を持っている大学生はほとんどいません。日経新聞を読めばいいと信じている人もいますが、時事的な情報はその本質がわからなければただの事象を読んでいるにすぎず、それらが社会、経済、そして自分の将来にどのような影響があるのか、まで落とし込むにはある程度の経済能力がないとダメです。これらに関しては、大学の一般教養の経済で学べれることではありません。1)の英語と兼ねて有名な経済関連の本を英語で読み、経済の理解を深めつつ日経やWall Street Journalを読むとそれらを購読する価値が初めて実感できるでしょう。なので、今年はそういった経済的な書物を読み、それぞれのテーマに応じた理解を深め、将来の経済環境について考える習慣をつけましょう。これらのシリーズの文献のリストにアップしておきます。CVSの学生には課題図書として産業の将来性について書かれた本を読んでもらいます。産業の将来性と国の経済、そして自分がどういった産業に就職するのかなど考える上でも重要です。人生に大きな影響があるので、しっかりとした将来に関する各産業の展開を考えておく必要があります。1日3ページづつ読めばX365日で1095ページなので、3冊は読めます。英語で経済の本を3冊は読みましょう。

 

3) 会計:現在社会は歴史的に最も経済の力が社会、生活に影響ある時代です。「お金」は生きるすべとして、価値が高まり、「お金」を稼ぐことに必死な時代です。そしてその「お金」を管理する仕組みとして会計があります。会計は私は義務教育の中に組み入れるぐらい価値があるものだと思います。会計は公認会計士になるから、経理をするからといった学ぶものではなく、ビジネスの共通言語なので、すべての人が知っているべきです。法律的な動きもそうなりつつあります。経営判断をするには会計の能力は不可欠で、我々が経済的な自立をするなかで、小規模ですが、日々、そのような判断をする必要があります。お金を何にどうつかうのか?そして貯金すること、投資すること、使うこと、それらの判断が各自の経済的な状況により異なります。家計簿事態本来は帳簿であり、QuickenのようにBSPLのあるソフトを使うと家計も経営判断的に管理することができ、家計が経営と同じであることがわかります。つまり、会計はだれしもが持っていなければならない知識です。更に、アメリカで働く際にもグリーンカードを得る際に優先的な職業にもなるので、会計を学ぶことはまったく無駄がありません。CVSでは会計の通信教育を提供しています。経営の角度からの会計と、米国公認会計士の問題を組み合わせたものです。コースが進むたびにポイントが出るので、CVSの学生は是非ともがんばってもらいたいと思います。将来的にCVS参加を考えている人は年会費を払えば通信教育にアクセスが得れるので、是非ともお問合せください。社会人も歓迎します。会員(年会費3300円)を払っていればアクセスできます。会計はこれからSKYPEで週1のクラスもします。是非ともご活用ください。会計のクラスは問題が全部で300問程度あります。毎日学習したら、必ず例題を解いてください。会計は「やることで覚える学問」です。問題を解いたり、実際に帳簿をつくらないと身に好かないので、日々それをやれば、どんな人でもCVSの会計の通信教育も確実に終わらせることができ、公認会計士試験を受けるだけの力がついたことになります。

 

それでは皆さん、2017年が豊かな成長の年となることを願っています。そしてその願いはこのブログを読んで、すぐ行動に移すことから始まることでしょう。興味がある人はCVSを受験し、合格をすれば通信教育には参加できます。興味がある人はこのサイトから受験をしてみてください。

www.CVSLI.org

バレエ出演

クリスマスの季節になるとバレエNutcrackerがあちこちでやっています。昔、日本でも見に行ったことがあるのですが、チケットの値段が結構高かったですね。アメリカでは50ドル程度でしょうか?デフレで日本では安くなったかな?今回は息子のノアがPasadena Dance TheaterのNutcrackerにParty Boy役で出演しています。一番小さくワンパクな役なので、まさにノアそのものです。もともと娘の花が出たくてオーディションを受けに来たのですが、一緒にいった息子が入ってしまいました。まだ半年しかバレエをやっていないのですが、男の子が少ないので、結構簡単に出演できました。バレエのレッスンも男の子だと奨学金がもらえたりして、マイノリティーであることは悪くないですね。今回はCVS奨学金制度え留学している荒巻君も招待しました。居眠りをしないでほしいですね。彼はあまり興味がなく、このバレエの音楽さえ聞いたことがないとのことです。ちなみに彼はワシントンスクールから市場価格450ドルもする1月2日のローズボウルのフットボールチケット2枚もらいました(4枚もらったのですが、2枚返しました)が、あまりエキサイトしていません。ふむ、来年は女性のほうがいいかな?CVSではサンタモニカの高級住宅地に無料で1年間住めるuclaへの留学奨学金を出します。1月に面接をするので興味がある人は応募ください。社会人も歓迎です。ワシントンスクールで算数の先生もします。かなり良い体験になると思うので、是非とも応募してくださいね。

 

くるみ割り人形

私はジョージタウン大学に留学中、ワシントンDCのケネディーセンターで初めてくるみ割り人形を見たのですが、クリスマスのデコレーションがきれいで、見に来る人も皆、きれいなクリスマス調のドレスを着て集まるので、とても良い伝統だと思い、ほぼ毎年行くことにしています。このバレエは音楽は有名ですが、振り付けもバレエによりやや異なり、毎年あきずに楽しめます。皆さん見たことがある人はいますか?あまり日本ではなじみがないのでしょうか?cvsの学生はあまり知らないので、チケットをプレゼントをしてもがっかりだったのですが…大学生というより、子供向けのストーリーなので、大学生はたしかにあまり興味がないのかもしれませんが。チャイコフスキー作曲のこのバレエミュージックは、クリスマスになるとあちこちでかかっているので知っているはずです。このバレエはロシア帝国劇場館長のIvan VsevolozhskyがSleeping Beautyや白鳥の湖などの実績があるピョートル・チャイコフスキーに依頼して作られたバレエです。セントピータズバーグの有名なマリンスキ劇場1892年の12月に初公演にをしましたが、評判はまあまあで、チャイコフスキーはその翌年にコレラで急死しているので、まさかこれだけインパクトあるバレエになるとは思っていなかったでしょう。第一幕はクリスマスPartyのシーンで息子のノアはそこでのParty Boyの1人をやっています。そこで主人公のクララがくるみ割り人形をもらい、それが弟のフリッツと悪ガキたちに壊され、そこに出てくる謎のマジシャンのおじさんに直してもらう。夜、クリスマスツリーのところで人形とクララが寝てしまうと、その夜ネズミたちが現れ、クララを襲い始める(というかクッキーなどを食べ始める)するとくるみ割り人形とネズミが戦いはじめ、最後にはクララがなげた靴がくるみ割り人形を助け、お礼にくるみ割り人形がおとぎの国(人形たちの国)につれていくというものです。後半は有名なSpanish Dance, Arabic Dance, Tee Dance, Russian Danceなど色々な国の人形たちがダンスを見せてくれるというもので、色々な音楽要素とダンス要素があり、楽しいものです。最後にクララが夢が覚めてあさになって終わりという単純なChristmas Dreamの話ですが、ストーリーがわかりやすく、子供の夢の世界なので、子供たちが楽しむバレエです。音楽は多分知っている人も多いのではないかと思いますが、どうでしょうか?ビデオをUPしてみます。私はRussian Dance が一番好きですが、今回はノアの先生がダンスをしていて是非とも将来はこれに出れるようになってもらいたいと思います。来年もたぶん出ると思うので、来年CVSの奨学金でUCLAに留学する人は是非とも楽しんでもらいたいと思います。

 

くるみ割り人形はよく見ると怖い話

クリみ割り人形のストーリーは一見ホラー映画にもなりそうな話です。人形が話しだして、子供が夢の中で人形の国に連れていかれる…。まるでチャッキーとフレディが一緒になった恐ろしいホラー映画にでもなるようなストーリーです。でもDISNEYマジックのように、チャイコフスキーの素敵な音楽と、綺麗なバレエでおとぎ話となるのです。私は原作は読んだことがありませんが、原作者の19世紀ドイツ人作家のETAホフマンは、「黄金の壺」などの著者で、その後DickensやPoeに大きな影響を与えたホラー的な要素がある作家なので、確かに原作は奇妙なストーリーでもあったようです。私は読んだことがありませんが、特にポーは昔、「モルグ街の怪事件」「黄金虫」「アッシャー家の滅亡」など高校時代にはまったことがある好きな作家なので、そこに大きな影響があったということは「奇妙」なストーリーであったということは間違いないでしょう。原作だとネズミのボスに7つの頭があり、まるで聖書の黙示録に出てくる悪魔のようです。更に主人公のマリーはガラスで腕を切り血だらけになったり、人形が動く話を誰も信じてくれなかったり、くるみ割り人形が親戚の一人とダブったり、といったような奇妙な展開です。でも主人公の弟は原作と同じフリッツなのですが、クララではなくマリーです。クララはホフマンの別な小説「砂男」に出てくる女の子の名前なので、どこかでMix upしてしまったのでしょうか?実際くるみ割り人形は「三銃士」や「モンテ・クリスト伯」の著者で有名なデュマが作り直したとのことなので、彼が名前を混乱したのかもしれません。いずれにしてもバレエをする女の子たちの夢が「くるみ割り人形」のクララを演じることなので、是非ともいつか娘もクララを演じることができればと思います。でも女の子はかなり競争が厳しいので、ノアがフリッツをする可能性のほうが高いかもしれません。

キリスト教右派アメリカ保守はなぜ強いのか?

今回の選挙戦を見て、「まさかあのMediaに叩かれたトランプ氏が大統領に…」と驚いている人も多いのではないでしょうか?選挙結果を最初に受けた日本市場は先行きの不安から株価が暴落しました。(心理的な要因での株価下落はBUYの決定的なチャンス!私は株を買いあさりました。)共和党は株式相場にとってプラスの面も多いので、アメリカ市場は実際のところそこまで多くのインパクトはないでしょう(なので昨日に買いを入れてます)。ではなぜ、日本人にとってこれはサプライズだったのでしょうか?日本のMediaはアメリカMediaからの情報をうのみにするので、「まさか」という感じが強く、市場が不安になったのだと思います。アメリカのMediaはリベラルが強く(全米37誌中トランプを支持したのは2誌)、CNNなどでも「トランプに投票するのは衆愚政治だ」、などというコメンテイターを出していました。メディアが生み出したタレントである、ドナルド・トランプが政治になるとマスメディアから見捨てられました。トランプは、Twitterを愛用しながら独自の情報配信をし、過激な発言を恐れないトランプらしい発言をリアルに続けました。その新たなマイクロコミュニケーションが、マスコミュニケーションを上回ったという意味で今回の選挙結果は非常に面白いケースだったと思います。ケネディー大統領の選挙でスタートしたメディアの大きな影響力が薄らぎ、情報を消化するのにマス(マスメディア)ではなく、直接本人が発する情報をみて個別の判断をするという行動パターンの変化という意味で画期的だったと思います。そしてこの選挙結果を分析すると、民主党がMediaのサポートを受け、メディアの出す前評判に安心し、あまくみていた「戦略ミス」があります。今回の選挙はアメリカの変化であり、今後どうなるかを読むうえで、今回の選挙分析をしておく必要があります。

 

2分化したアメリカ

アメリカのElectoral College(選挙人代表者)の投票を分析するとそこに2分化されたアメリカの特徴が見えます。都市部は主に民主党に投票しますが、地方は圧倒的に共和党が強いということがわかります。トランプの出身ニューヨークは圧倒的にクリントン(民主党)です。カリフォルニアも同様です。そしてそれら「都市部」にあるのがメディアであり、あたかも都会の人たちの考え方がDefaultになっているかの報道をします。都市部には移民や人種的マイノリティー、同性愛者なども多く、女性の社会進出も顕著で、リベラルなクリントンは彼らのことをよく代弁していたと思います。ただし、忘れていけないのが、それら都市の人々はアメリカ人全体の声を代弁してはいないということです。バイブルベルトと言われるアメリカ南部は圧倒的にトランプが強さを発揮しています。テキサスなどを中心としたこれらの州は、社会的な観点から保守層の本拠であり、民主党にとってこれらの州を共和党に奪われることは想定済みでした。問題は民主党の伝統的なベースとなる中西部の労働者を逃したことです。オハイオ、ペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシンといった州を落としたことは大きな戦略ミスです。特にペンシルベニアは民主党副大統領バイデンの地元であり、そこをトランプに奪われたことは大きな問題です。今回の選挙は、南部に強い社会的な保守層が、労働組合なども取り込み、新たな保守層を作ったという意味で画期的です。トランプ自身はニューヨークの人で、社会的な価値感として宗教心も強くなく、むしろリベラルな都会的な生活をしています。なので、伝統的保守層との価値観での接点は薄いと思います。でも保守層は選挙で勝つこと、リベラルを打破するという点で、共和党に忠実であり、どんなに顰蹙発言があっても、税金を払っていないという大統領としてありえないようなことがあっても、トランプに票を入れます。そこにアメリカの保護主義の強さがあり、それがClintonの言うGlass Ceiling(ガラスの天井)であるとも言えます。そしてそれは厚く、今回の敗北は新たなNew Conservatismの時代の幕開けであるとも言えます。

 

保護主義(Conservatism)対革新(Liberal):Fiscal Policy(経済政策)

民主党のミス2:自由貿易への加担のしすぎ(ビル・クリントンの罪)

共和党が保守(Conservative)で民主党が革新(Liberal)だということは周知のことです。保守派は政策的には小さい政府(予算や政府機能が小さく、民間主導で社会が動くというもの)を好み、保守的な価値観に基づく社会を目指します。リベラルは政策的には大きい政府で社会保障の充実や貧富の差をうめることに政府が大きく関与します。高所得者には税金を課し、企業には規制を強め、その予算を社会保障などを充実させるというものです。リンドンジョンソンのGreat Societyなどはその典型です。ただし、共和党のロナルド・レーガン大統領以降、共和党のサプライサイド政策など、政府が積極的に税金を使ったり、「大きな政府」的な経済政策に立っています。更に、ビル・クリントンに始まる民主党政権もWall Streetとの関係を強化し、規制緩和をするという従来共和党的な路線にシフトしました。民主党は伝統的に労働者の代弁をし、労組がその支持層のベースでした。本来雇用を守るという観点から、貿易政策に関しては保護主義的な立場をとるはずの民主党政権下でNAFTAやTPPなどを押しすすめ、そこを共和党のトランプにつかれ、本来共和党の考えと矛盾する保護主義的な政策をトランプに推し進められました。ヒラリーがオハイオ、ペンシルベニア、ウィスコンシン、ミシガンなどの中西部で、労働組合の本拠で負けたのはまさに、資本家よりになってしまった(「裏切った」)民主党とヒラリーから離れていったということです。クリントンもTPP批判の立場になり、保護主義的なことを後半は言ってはいましたが、今までの実績がその信憑性にはつながりませんでした。キャピタリスト(資本家)の代表であるトランプに労働者たちがかなりの票を入れたことは民主党にとって大きな反省点であり、共和党にとっては貿易面に関しても「保守化」することで、より強固な支持層を得ることになるでしょう。なのでトランプはAmerica Firstと言っていたので、保護主義の枠組みの中で、競争をさせ、景気を回復させるというアクションを取るでしょう。中にいると得をしますが、外から中に入るのは困難になります。日本企業もそれを意識しておくと良いでしょう。

 

 

保護主義対革新:社会問題

民主党のミス3:保守的な社会的価値観に対する配慮の低さ

ジョージタウン大学に留学していた時に大統領選のDebateを見て以来、アメリカの大統領選挙のDebateは必ず見ています。今回も3回見ましたが、どう見てもDebateとしてはヒラリーの方が良くやったと思いました。さすがベテランの弁護士、政治家です。多くの専門家や、実際の国民投票でもヒラリーの圧勝だと言われました。ただし、それはあくまでもDebateの話であり、選挙の票を得るという観点では必ずしも成功であったとは言えなかったのが今回の選挙の結果に表れています。これは民主党で2期大統領を務めたバラク・オバマ大統領のDebateでの姿勢との違いに表れます。ヒラリーは若者、特に社会的なリベラルな人の喜ぶメッセージを流ちょうに語っていましたが、それは中間層や共和党よりのアメリカ人の投票を得るのには失敗しました。彼らはどうせヒラリーにいれるので、むしろヒラリーは中間層の票を集めることに特化すべきで、そちらに気を使ったメッセージを送るべきでした。それに無頓着であったことが命取りで、フロリダ、アイオワ、ユタなどでの票を集めるのに失敗していました。今回、トランプが唯一Debateでよかった点として挙げられていたのが、保守的な価値観を主張した3回目のDebateでした。それが以下の社会的な3項目になります。これはアメリカでは重要な議題であり、よく議論される問題です。オバマとヒラリーを比較し、それぞれの対応の仕方を比較すると、民主党の「おごり」が今回の敗北を生んだことがわかります。つまり、Nasty Womanとトランプがコメントをした際に、それに同調するアメリカ人が多くいたという事実がこの配慮の違いです。

 

1) 人工中絶:保護主義はPro-Life(原則中絶禁止)ですが、リベラルはPro-Choice(母親が決定できる)というPositionを取ります。私の友人でも以前Pro-Lifeの活動をしていた人がいたのですが、彼らにとってとても重要な問題です。オバマがPro-Choiceの立場を議論した際には、非常に遠慮的に、女性の選ぶ権利、そして賢く、命の大切さを意識した上での決定をRespectすべきだと遠慮気味に答ええいたのに対して、ヒラリーはPro-Choiceの立場を堂々と自信を持って、当たり前のように「女性の権利」である点を主張し、子供の命を絶つという点に関して安易にとらえていうように映っていました。これに関しては、この問題を、「無実の子供に対する殺人行為」と考える保守的な人間の嫌悪感を増したのは明らかで、数名のアメリカ人の知人はそれを意見していました。

2) 同性愛結婚:共和党は原則反対、民主党は賛成の立場(これも地方議員は反対している)にあります。これも同様にクリントンは強い口調で、それが正しいと主張していました。一方オバマは同様の問題に関し、神経を払いつつ、同性愛者も受け入れるような寛容性をもっていこうといったようなやや遠まわしの主張をしていました。ヒラリーはこの件に関しても、自信たっぷりに権利を擁護するということを主張していました。実をいうとこの問題はアメリカ社会で非常に大きな問題です。アメリカ人の75%はクリスチャンであり、最近この問題でアメリカでもっとも大きな宗派の一つである長老派教会(Presbyterian)で分裂騒ぎがおきています。都市部のリベラルな長老派教会が法律的な枠組みでの差別撤廃の観点から同性愛を認めていこうというのに対し、聖書的な観点から保守的な長老派がそれだけはゆずれないという対立構造があります。そして教会のメンバーという数字では、リベラルなキリスト教会は、メンバーが激減し、ファンダメンタルな保守的なキリスト教会が勢いを増しています。ドナルドトランプがどんな人間であれ、保守的なキリスト教徒にとって民主党の立場、そしてそれを堂々と主張するヒラリーは快く思われませんでした。オバマは非常にローキーにそして、キリスト教的視点を意識しながら対応していました。

3) 自衛の権利、武器を持つ自由:これに関してはキリスト教会でも武器のコントロールを主張する人も少なくありません。銃規制反対のロビーグループのNRA(National Rifle Association)は共和党の支持母体で、今回もいち早くトランプを支持しました。この武器に関してはキリスト教の教えに反する部分もあるので、保守派の中でも反対する人が多く、ヒラリーが最も保守票を確保できる「チャンス」の部分でもありました。ところが、ヒラリーは例のFBIからも調査を受けたEメールの問題や、ベンガジでの責任問題などもあり、「信用できない政府の象徴」となっていたことでした。保守派にとって、政府が自分たちの権利に関与することは上記同性愛を認めるというプレッシャーと合わせ、自分たちの信仰の自由に対する政府の関与のし過ぎという問題です。そしてその「信用できない政府」としてのシンボルとして長年ホワイトハウスにいるヒラリーがいたのです。このイメージを払しょくできなかったのが民主党のミスです。実際にトランプに投票をした友人は、「トランプは問題、でもヒラリーよりは良い」ということを言っています。それはヒラリーが自分たちの信仰に対する政府の関与のし過ぎのシンボルであり、民主党政権下で保守と反するリベラルな社会的な考え方の押しつけに関する反感です。

 

結論:アメリカ政治の視点で今回ユニークだったのは、新たな強固な保守層の形成です。今までは労働者と資本家という観点での分断があり、共和党は労働者の支持を得るのに苦労していました。白人の労働者で週末はファンダメンタルな教会に行くクリスチャンが、思想的にも経済政策的にも共和党を選ぶという構図ができたことです。共和党多数の議会と、共和党の大統領という圧倒的な保守的な強固な体制を確立したということです。リベラルにとって大きなSet Backです。2017年以降はその保守型の新たな政策が主流になることを意識しつつ準備をする必要があるでしょう。

 

トランプとどう付き合うか

私のビジネススクール時代のクラスメイトが、ドナルド・トランプのテレビ番組、アプレンティスという番組優勝して、賞金としてドナルド・トランプの下で働くことを得たことがあります。トランプは、ビジネスマン的な弱肉強食の哲学がその根本にあります。そして日本とアメリカの間の歴史的関係などとは関係なく、ビジネスライクに合理的かつ強硬な要求を突き付けてくるでしょう。阿部さんはクリントンに会いに行きますが、何をしに行くのでしょうか?トランプの注文聞きの為にわざわざアメリカに行くことにならなければ良いのですが…日本人が思うほど、アメリカ人は日本のことは特別に感じていなく、興味もないのが現実です。何らかの利点を明確にしないと、交渉にも応じてこないでしょう。アメリカの大学に留学すると、ヒラリー型のリベラルな雰囲気があります。リベラルな環境は、外国人でも非常にやりやすく、受け入れてもらいやすい印象を持ちます。ただ、就職すると違います。外国人だからという特別感はなく、日本に対する興味も浅い人たちが多いのです。そして、アメリカ人の7割が白人で、彼らの「やり方」「流儀」に従っていかないとうまくやっていけません。アメリカの保守化は、まさにその部分が重要になってくるでしょう。白人たちの中で実績を残し、彼らの流儀にあわせ、彼らとうまくやっていかねば先がありません。その壁は厚く、簡単ではありません。その保守的なアメリカ人の価値観を理解することが重要です。私が講師をしているCVSではそのようなアメリカ人宅にホームステイし、彼らの考えや価値観を理解するようなDiscussionの場を設けています。興味がない人に自分の言い分だけを伝えても意味がなく、むしろ彼らのアジェンダに深い理解を示すことを優先しないと埒があきません。日本にとって最大の友好国で、最も重要なトレードパートナーであるアメリカを理解するには保守派のアメリカ人を知ること、人間関係を構築することはMUSTです。

 

さて、来年からアメリカ政治は大きく変わるでしょう。下院も上院も共和党が多数、保守的な政策が次々と進められることが想定されます。アメリカは動きが早く、そしてリーダーが変化すると組織も大きく変わります。アメリカも変わるでしょうし、その変化に対する期待が今回の選挙の結果です。アメリカで利益を上げている日本企業もそれなりに準備をする必要があるでしょう。日本事態も保守化することは競争力を失いつつある日本産業にとっても悪いことではないと思います。TPPもアメリカ抜きには意味が低いので、保護主義的な路線の方が良いかもしれません。競争力を失いつつある日本の産業にとってはその方が救いになるかもしれません。環境の変化にあわせて戦略を早く組むことが環境の変化をプラスにするのには重要です。私も今までは民主党的なライフスタイルを送っていましたが、来年からは共和党的にする予定です(さて、何をするのでしょうか?)

 

CVSのワシントンプログラム:日本人にとってアメリカは最も重要な国、この国のことを知らずして、日本の将来は読めません。来年夏のCVSではワシントンDCに行き、アメリカの政治の仕組みなどについて学習をします。この春参加する中から無料で夏のプログラムに参加できる人も選びます。興味がある人はコンタクトください。デロイト・コンサルティングの奨学金もあります。CVSの教育の高さは企業や、卒業した学生の成功に表れています。多くの参加者と会えることを期待しています。内容の明細はこちらから

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