久しぶりの講師 | 広島で乳がん治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二のブログ

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。

 

 昨日の土曜日は午後から講師をさせていただきました。会場は広島駅のすぐ近くでしたので路面電車で行くことにしました。

 外の暑さは半端ではなくいつも冷暖房のきいている診察室にいる私は幸せ者だと感じました。その日の聴衆はは広島県内の事業所に所属する保健師・看護師さん約100名とのことでした。

 テーマは「がん治療と就労の両立に向けて 産業保健職が果たす役割 ~乳がんの最新の診断・治療の現状をふまえ~」でした。講演時間は90分でした。

 この手の内容の講演はあまり経験はありませんでしたが開業していたこともあり何とかなりました。というのも私が開業している本通ヒルズの近くには女性の職場がたくさんあるからです。

 そのため患者さんの中には職場の行きや帰り、または昼休みにクリニックに来られるためか仕事のことを話して帰られる方が多いのです。しかも手術しない代わりに毎日外来だけをしている私には患者さんから仕事のことなどの相談に乗らせていただく時間がとれるようになりました。

 今回の講演を通じて私は改めて乳がん患者さんを就労の立場から見直しました。妻であり母であり娘であり・・・そして職場での顔をもつ一人一人の女性の大変さを再認識しました。

 この講演の機会を作っていただいた広島県産業保健研究会の皆様に心から感謝申し上げたい思います。

  

広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。