「看板は必要ですか?」 | 広島で乳がん治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二のブログ
広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二です。

 私が広島市民病院在職中は日本各地の先生から声をかけていただき講演に行かせていただきました。先日、何年か前に新潟に行かせていただいたときに知り合った先生からお電話をいただきました。
 「お久しぶりです。新潟・・病院の・・です」で始まった電話は意外な内容でした。
 「実はこのたび開業を考えているのですが・・・いろいろと教えていただきたくて・・・」
 そこで改めて私は開業を決意して約1年で開業をしてしまった私が世間では驚くべきことだと思われていることを知りました。それも開業半年前までは誰にも口外(相談)せずに進めたのですから。
 電話の中で「看板は必要か」との質問に、私は「要らないのでは」と答えてしまいました。「そうですよね。値がはるし、看板をみて来てくださる方は今時おられませんよね」
 「・・・」
 電話が終わってから診療をしながら、そういえば広島本通を歩いていると看板が目についたので受診したといわれた患者さんがおられたことを思い出しました。
 いまの私はこれから開業を考えている方々へのアドバイスはまだまだ無理だと実感しました。
 
広島で乳がんの治療をしているひがき乳腺クリニック院長・檜垣健二でした。