ホソヒラタアブ 飛翔 | 私家版里山図鑑

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おもに、宮崎県南部平野部の里山に生息する生き物・・・昆虫・鳥などの図鑑を目指しています。

ホソヒラタアブ 飛翔 ハエ目ハナアブ科

フィリピンや台湾に大雨をもたらした台風16号が接近していますが、当地もその余波なのか影響をうけ、雨の日が続いています。
台風の余波と言うより、秋雨前線の影響ですね。

ただ、この台風16号の影響で、明日、明後日と予定されていた長崎への修学旅行が延期になってしまいました。
ちょっと可哀想。
でも、危機管理のありかたを学ぶ上では絶好の機会なので、そちらの方をこのさい学習して身につけて欲しいと思います。
延期になったときから、修学旅行は始まっているのですから。

さて、今日のブログ。
ムシたちの飛翔写真の撮り方について、お問い合わせをいただきましたので、ちょっとその話です。

私がいつも使っている虫撮りのシステムは、以下の通りです。
カメラがオリンパスのE-M1。
これに50-200mmのズームレンズをつけているわけですが、この50-200mmのズームレンズはE-M1とマウントが違うので、マウント変換アダプターをつけて、さらに2倍のテレコンをつけています。
これで100-400mmの望遠システムができあがったわけですが、フィルムカメラに換算すると実質200-800mmの超望遠レンズシステムになってしまいます。
ただし、これだと最大長46.5cm、重さ2.0kgになってしまい、軽く小さいがウリのマイクロフォーサーズシステムの長所を、完全にスポイルしてしまいます。
でも使い勝手やレンズ性能、描写力(=できた写真)を考えると、今のところこれ以外は考えられません。

で、今日の写真のデータですがすべて、絞り8.0、シャッター速度1/5000、ISO感度6400です。
いつもは翅のブレにはあまり頓着しないのですが、今回は翅を停めたかったのと、杉林の中で暗かったので、このような速いシャッタースピードと高感度になっています。
ピント合わせは通常も置きピンが多いので、カメラの設定を親指AFにしています。

とまあこんな設定ですが、いろんな方の撮影スタイルを見ると、カメラの構え方をしっかりすれば良いのにと思うことがあります。
しっかりカメラを保持できれば、被写体ブレはあっても手ぶれ写真は少なくなっていきますので、構え方をぜひマスターして欲しいと思います。

これからのカメラの発達によって、飛翔写真はより簡単に撮れる時代になるでしょうね。実際4K動画からの切り出した写真をみて、びっくりしましたから。

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撮影日 2014/9/11 撮影場所 宮崎県串間市

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撮影日 2014/9/11 撮影場所 宮崎県串間市

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撮影日 2014/9/11 撮影場所 宮崎県串間市

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撮影日 2014/9/11 撮影場所 宮崎県串間市

【これまでのホソヒラタアブの記事もご覧下さい】
2009年12月19日「ホソヒラタアブ」
2011年2月21日「ホソヒラタアブ ♂ 低温期型」
2011年2月22日「ホソヒラタアブ ♀ 低温期型」
2011年3月18日「ホソヒラタアブ ♀(高温期型)」
2012年4月7日「ホソヒラタアブ ♀ ハナニラと遊ぶ」
2012年10月31日「ホソヒラタアブ ♀ 産卵」
2012年12月10日「ホソヒラタアブ ♂ 低温期型 12月1日に・・・」
2013年1月9日「ホソヒラタアブ 飛翔&吸蜜」
2013年2月6日「ホソヒラタアブ ♀ 吸蜜よりひなたぼっこ?」
2013年9月2日「ホソヒラタアブ 花に取り付く」
2014年1月8日「ホソヒラタアブ 小春日和の飛翔」
2014年1月27日「ホソヒラタアブ 体の手入れ」
2014年2月7日「ホソヒラタアブ 梅の花に喜ぶ」
2014年9月12日「ホソヒラタアブ ♂ 高温期型 花粉を食す」

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