林 英夫のNEWSな日々-神戸空港 関西国際空港と大阪(伊丹)空港が経営統合し発足した新関西国際空港会社の安藤圭一社長は31日、兵庫県伊丹市内での講演で「やはり将来は関西3空港が一緒になって海外の空港と競わないといけない」と述べ、関空、大阪に加えて、将来的に神戸空港を含めた一体運用に言及した。

                               (31日、神戸新聞


空港の民営化、一体運用は世界の常識です。


林 英夫のNEWSな日々-ロンドン空港 例えば、ロンドン周辺にはヒースローをはじめ5つの空港がありますが、一番都心に近いロンドン・シティ・エアポートは滑走路が1500mで、神戸空港の2500mより小さい空港で使い勝手の悪い空港でしたが、他の空港と一体運用したことで、ビジネス客に特化した空港として利便性を高めています。


エアラインや空港側の都合ではなくて、あくまで利用者のニーズに基づいた一体運用なのです。


これまでの関空=民間、伊丹=国営、神戸=市営という構図は、関空と伊丹の経営統合で姿を変えましたが、それはあくまで関空の借金返済が主な目的であり、関西3空港の在り方を根本から変えるものではありません。


神戸空港から韓国や中国へ行きたいという声をよく聞きます。


アジアのゲートウェイとして関西3空港の在り方が問われて久しい感じがします。


国の“場当たり”航空政策が、いまだに尾をひいています。