ひと振り | 嗚呼 ソフトバンクホークス

嗚呼 ソフトバンクホークス

九州に本拠を置く唯一のプロ野球チーム・ソフトバンクホークスの試合結果を語る場。

6月14日(金)阪神1回戦(福岡D)、2-0で勝ち。対戦成績1勝0敗。モイネロが12奪三振で7回零封、若手2人が挙げた2点を守り抜いた。白熱した好試合だった。

モイネロは再三走者を出しながら要所で三振を奪って無失点に抑えた。当たりの止まっている打線にとって、1試合だけで捉えるには難しい投手。的を絞り切れずにあと1本が出なかった。

甲斐のリードは内角を使いながら、ストレートを見せ球にして良いところで落ちるボールを要求していた。ベンチで海野のリードを見る機会が増え、より客観的に配球を考える時間ができたのが効いているのではないか。

伊藤も劣らず好投した。球速は平均以下でフォークも投げない軟投派。素人目には凡庸なピッチングに見える。しかし和田と同じく球の出所分かりづらく、タイミングが取りにくい。

今日のゲームでは、今宮や栗原が初球の真ん中付近のボールに飛びついて、力のないゴロを打っていた。しめた、と思ってスイングするが、ボールがまだ来ていないといった風だった。左の肘が出て来たあとに左手先が遅れて前に伸びると言えばいいだろうか。この人のピッチングを見ると、投球の奥深さを知らされる。球界を見渡しても、同じようなタイプは直ぐに思いつかない。

笹川は背番号からして若い頃の柳田を彷彿とさせる。まだまだ未知数だが、立派な体格をしており、将来が楽しみだ。広瀬は指揮官の我慢にようやく応えた。スイングのあとにずっこける場面が多かったが、あの打席は思い切りよく振り抜いて好結果を生んだ。

主力が決定打を打てないゲームで、ラッキーパンチにしろ若手が挙げた2点を守り抜いたのは大きい。あすは松本・オスナが公休日でヘタレ右腕が先発だから、今日の白星は余計に価値がある。


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