完敗 | 嗚呼 ソフトバンクホークス

嗚呼 ソフトバンクホークス

九州に本拠を置く唯一のプロ野球チーム・ソフトバンクホークスの試合結果を語る場。

7月26日(水)楽天14回戦(仙台)、1-4で負け。対戦成績5勝9敗。柳田が声をかけて捕球しにいったのならともかく、あの飛球を人に任せて傍観するから、高田は印象が悪いとこの前書いたのだ。あのプレーは実質エラー。白熱した投手戦に冷水を浴びせる痛恨の適失だった。

休養十分の速球派エースは序盤のチャンスに得点しないと、エンジンが温まってからでは手遅れ。3イニング連続の併殺。相手が上ではあったが、ここで1点でも取っていれば、少なくとも追いかける展開になる確率は低かったはず。

デスパは、まあこんなものと諦めてはいるが、初球の絶好球を打って6-4-3は、失望するのに十分だった。内川が今季厳しいというから、4番はこの人しかいないが、少しは頭を使った打撃をしてくれないと、柳田が四球攻めに遭って調子を落としてしまう。そうなると今宮の活躍も無駄になる。

バンデンハークは、一発を食らったものの、前回に続いてナイスピッチングだった。7回の失点は防げたので、自責点は1である。ただ、7回の2死から松井にフルカウントから歩かせたのはまずかった。

きょうも、甲斐のリードは駄目だった。1-2とリードされた8回1死。嘉弥真から森に代わった。打者はアマダー。こういう場面で、外国人打者が初球のストレートを強振するのは、球界の常識だろう。それを忘れるようなら、キャッチャーはやめたほうがいい。なんのためにスタメンで出ているのか。アマダーの3打席は、どうやって料理したのか。それが生かされないのなら、終盤は交代だ。

そのあとは一転して変化球主体になり、ウィーラーにはカーブ攻め。歩かせると、左打者銀次の時に、ディレードスチールを決められ、被弾した動揺を見透かされた。厳しいようだが、この2失点はバッテリーのエラーである。

しかし、クルーズを補強して内野を固め、松井を起用し、福山を抑えに持ってくるなど余裕をかまされ、完璧に負けた。試合になったのは6回までで、バンデンハークは好投したものの、高田の凡ミスで試合が崩れてしまった。投手陣は踏ん張るものの打線が見殺し、という構図が出来上がっている。

3打席で交代させてだましだまし使っていた内川が大怪我をして使えなくなり、全く役に立たない52番を怪我があるのに使い続けた。高田の凡失は、無駄に川崎を使って好調だった高田の出番を削いだ報いだろうし、内川の起用方法も、結果的に何の得もなかった。

明日も、東浜はよく投げたが1点では勝てない、という展開が浮かんでくる。明日負けると、今季も駄目だろう。楽天は横綱相撲をしており、選手層が厚く、投打にわたってスキのない、素晴らしい野球をしている。ちょっとやそっとでは、崩れない。直接対決で5つの借金というのは、5ゲーム差と同じである。

 

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