東浜、8回無四球粘投 | 嗚呼 ソフトバンクホークス

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九州に本拠を置く唯一のプロ野球チーム・ソフトバンクホークスの試合結果を語る場。

6月16日(木)ヤクルト3回戦(神宮)、12-3で勝ち。対戦成績2勝1敗。2度の中断、それも打席に立ったあとの長いインタバルがありながら淡々とストライクを取る姿は監督賞もの。ぬかるんだマウンドで投げるのは1イニングでも嫌なものだが、8回を無四球で投げ切った精神力は大したものだ。

東浜の長所のひとつに、昨日の和田と同様、投球術がある。打ち気のない雰囲気を感じると、大胆に真ん中へズバッと投げ込んでくる。打者を観察しているからできることだろう。この2人は大学時代、多くの試合に出て培った経験が生きているのではないか。

会話を聞いていても、頭の良さを感じる。これも和田と共通している点だ。解説の高木氏がベタ褒めだった。各チームのエース級と当たり、良い刺激をもらっているのも、急成長を後押ししている。交流戦でローテに入り、3試合とも自責点1。後半戦は、この安定感からして和田に次ぐ2番手と考えてもいいのではないか。いままで苦労してきただけに、この5連勝は大きな財産になっており、その自信がマウンドの態度に表れている。体力さえ気を付ければ、大崩れしないはずだ。

1、2番の活躍が目覚ましい。今宮は2打席目のライト前タイムリーが光る。昨日、秋吉の魔球スライダーに振り回し過ぎたが、きょうは外角攻めにはきっちり右に運ぶ基本ができていた。8回の打席も、一発狙うかと思ったが、じっくり見て四球を選んだのは、成長の証。これで打率がなんと265。トリプル「2」(2割・20本・20盗塁)が現実味を帯びてきた。

城所のバットはさらに脅威だ。不思議なことに、城所には甘いボールが良く来る。以前なら、ど真ん中でも空振りだった男が、いまは高い確率でヒットにする。パンチ力もあり、これは、ひょっとするとひょっとするかも、である。

本日唯一の反省点は、最後に出てきた岡本のピッチング。大量得点差があり、投げにくかった面はあるが、こういうワンサイドゲームは、最後の締めが大事。打たれたくないのは分かるが、11点差あって先頭打者を歩かすのは駄目。明日、甲子園に帯同できるかどうか。


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