Sweet Cane Cafeは成長して移転しています。
新しいカフェのことはこちらの記事から
→畑からテーブルへをゆったりと楽しめるヴィーガン・カフェ
ヒロには少しずつカフェやベーカリーが増えていますが、
一番最近増えたカフェのひとつがここだと思います。
Sweet Cane Café
ケーンはサトウキビ
ハワイでは西洋人達が移住し土地を手に入れてビジネスを拡大しはじめた
1800年代前半から大規模なサトウキビのプランテーションが広がりました。
ここハワイ島もヒロサイドは一番北の小さな町ホノカアからヒロ、
そしてこの近くの一番南の町パーホアまでサトウキビ列車が走っていたそうです。
時はちょうど南北戦争の頃、アメリカ本土へ砂糖を輸出しても儲かって
いた時代でした。このプランテーションで働くために、日本からも1869年に
初のハワイへの移民がその後は西日本や沖縄からたくさんの移民がありました。
（いまのこのヒロサイドは日系人がたくさん住んでいます）
アメリカへの輸入の関税をかけずにアメリカ本土にサトウキビを
売りたいというプランテーションの農主たちの思惑により、
ハワイ王国はクーデターを受けて倒されたという歴史があります。
その後、キューバなどから安く砂糖を輸入できるようになり、
ハワイは人件費等で安い砂糖に対抗できなくなり、プランテーションは、
コーヒー、マカダミアナッツ、アボカドやパパイヤそして肉牛等の農場へと
姿を変えてきました。
と、話がそれましたが、サトウキビジュースをベースにしたドリンクや
ベジタリアンなランチがあるのが、ここスイートケーンカフェです
ドリンクメニューは、しぼりたてのサトウキビのジュース、ハワイの
代表的なハーブであるマーマキのアイスティ、ココナッツウォーター、
サトウキビジュース入りの地元のコーヒー豆を使ったアイスコーヒー、
日本でもノニジュースが流行ったノニのショット、ととてもハワイ的なもの
フードメニューは、肉の代わりにタロを使ったパティのタロバーガー
（パティも手作りだそうです）やアボカドのサンドイッチ、
ウル（ブレッドフルーツ）のバーガー、生のズッキーニをむいてパスタ状にして
ペストソースで和えたローのズッキーニのパスタなど
スムージーにアサイボールなどもあります。
店内やカウンターには地元の手作りのクッキーやジャムが並びます
私は海でのひと泳ぎの帰り道にコーヒーが飲みたくなり立ち寄りました
サトウキビジュース入りのコーヒーを注文
「店内で飲みます！」と伝えたら、メイソンジャーに入って登場。
（メイソンジャーは家庭でもよく保存やジャム作りに使われる耐熱ガラスの
容器。いろんなサイズがあり、蓋はフラットの部分とリングがバラバラに
なるので熱処理をしてジャムなどを作る時に重宝するのです）
優しい味
私には少し甘すぎたけど（普段はエスプレッソのショットなので。笑）
優しい味のアイスコーヒー好きにはたまらないと思います。
もし、ウルを食べた事がない人がいれば、ぜひお試しを！
タロは他のレストランなどでもバーガー等で登場しますがウルはなかなか
見かけないと聞きます。ウルは若い間はおいもみたいな食感。
熟れると甘くそして少し酸っぱくなり、スプーンですくって食べれる
不思議でユニークな食材です。また別の記事でウルのこと、詳しく
紹介しますね！
Sweet Cane Café
1472 Kilauea Ave, Hilo
808-934-0002
月曜～土曜の８時から１８時まで
場所はアイランドナチュラルズが入っているヒロショッピングセンターから
キーラウエア通り沿いを少しボルケーノの方角へ走った角にあるショッピング
モールに入っています。マイカップやマイグラスも重宝されますよ
アロハをたくさん込めて
Keiko