今回の豪雨による洪水の被害にあわれた 被災者の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く復旧されますよう心からお祈り申し上げます。




ただね、残念なのがやっぱり「まさか」なんですよね、いつも日本は。


NEWS 「まさか鬼怒川が…」 避難の住民、不安な夜

NEWS 住民「まさかこちらまで」=小学校に続々避難-渋井川決壊・宮城県大崎市




まさか我が家が。まさか鬼怒川が。まさか渋井川が。
まさか。
まさか
まさか。
まさか。
まさか。
まさかーーー!!!!



ほとんど避難する人はいなかったらしい。

「まさか自分が被災するなんて……」って思ってるんですよね。

避難指示が出てなかった所もあったようだけど。。。
役場も「まさか」決壊するなんて思ってなかったのかも。
堤防の決壊は防げなくても、もっと早く別の場所に避難できていれば、と思うとやりきれない。

絶対自分ところは大丈夫という根拠のない自信が被害を大きくしてる気がする。
あんなに大きな地震が4年前にあったのに、もう喉元すぎればなんとやら。

日本人の危機管理意識の低下は、ちょっとやそっとじゃ良くなるもんでもない。

私もどこかで「まさか」って思ってる節はあるから偉そうなことは言えた立場ではないけれど。。。(小声)


この生ぬるい平和がそうさせたのか。いつか 日本国民全員が茹でガエルになるようで怖い。


50年に1度、100年に1度の割合で起こるかもしれない自然災害に備えるというのは
「まさか」という気持ちを失くし、「明日は我が身」の気持ちでいなければ、
またどこかで同じように大きな被害が起こるでしょう。




逆にしょっちゅう洪水に見舞われているフィリピンは、慣れたもんで
雨が強くなりそうなら、大切なモノは二階に上げるとか
車も高台に避難させるらしい。
で、隣近所声掛け合ったりしてるんだろうな、きっと。
近所のお節介なおじさんやおばさんが声をかけまくってたりね。

毎年何度も街が水没すると「まさか」ではなく「またか」の気分。

慣れたくはないし、しょっちゅう洪水になるのは褒められることではないけれど
しかし、皮肉にも洪水に慣れてしまっている国民。
上手に洪水と共存しているという…。 

複雑だなぁ。



下の写真は日本とフィリピンの洪水の写真比較。

上が今回の洪水被害の写真をニュースから拝借。
下が今までのフィリピンの洪水被害の写真まとめ。


上
日本人って絶対に濡れないのね。
二段目の右の写真、足首ぐらいしか水がないのにジャケット着て
ボートに乗ってる中年男性たち。ボートが水に浮いてるのかすら疑問。
歩けそうだけど歩かせないのね。




下
こちらは見慣れたフィリピンの洪水。
住民の皆様、慣れた様子でどっぷり身体を水につかったまま避難。たくましい。
この避難の仕方を褒めてるわけではなくて、何て言うか、たくましいよなー。





日比の水害を比較することに意味は無いのですが、
写真で見ると、お国柄が表れるなーって思いましてん。



地震や火山噴火、そして台風による洪水… ただ今、自然災害の総合商社状態の日本。
どうぞ、お気をつけて。
明日は我が身です。


フィリピンのコンドが全部ヘーベルハウスでできてたら安心なんだけどなー(遠い目)