フィリピン滞在中には必ず参加しようと思っていたパヤタスツアー。
年末にレガスピビレッジのサンデーマーケットに出店していたソルトさんで、
ツアー告知の案内を頂いて、友達と参加決行!
こちらが、ツアーを企画されているソルトさんです。
特定非営利活動法人ソルト・パヤタス http://www.saltpayatas.com/
パヤタスというのは、ゴミ処理場の場所で、下の地図の☆のマークのあたり。
ケソン市北方のルパンパンガコ地区にあります。
Google 写真で見るとこんな所。
大きな地図で見る
パヤタス・ダンプサイト(ゴミ山)について、こちらにコンパクトにまとまってるのでお読みください。
ウィキペディア
パヤタス・ダンプサイト 実際どんな所?と思われたらこちらの写真を御覧ください。
画像
前置きが長くなりましたが…。
今回のツアーは半日コース。3時過ぎの解散予定の、少し気が楽なコースです。
当日、8時にマカティのA.Venue Mallの近くで集合。
ソルトさんのご用意いただいた車で日本人13人を乗せ、いざパヤタスへ出発。
スケジュールの流れはこんな感じ。
(1)ゴミ山を遠くから視察
(2)ソルトの事業内容の説明
(3)崩落事故慰霊碑訪問
(4)集落散策とご自宅訪問
(5)若葉図書館の視察
(6)Likahでの刺繍作業の視察
(7)ランチ
(8)質疑応答
女性の自立支援事業として刺繍の商品の作成と販売をされている女性のおうちにお邪魔して
お話を聞かせていただきました。
56才の6人の子どもとたくさんの孫に囲まれたお母さんで、レイテ島からやってきて、
旦那さんや子供さんはゴミの山からゴミを拾う仕事;スカベンジャーとして働いていて
13年ほど前からこのソルトのサポートを受けて、刺繍をしながら生活しているそうです。
今では刺繍のお師匠さん。リーダーとしてテキパキと働いてるそうです。
お母さん、歯は全くなかったけど、よく見るフィリピン人とは違う目の輝き。
パヤタスに住んでることがコンプレックスで、どうせ私なんか…と思う人が多い中
彼女は自信に満ちた表情で、とてもピシッとされていて
レイテ島にいた時より、今のほうが幸せだよってお話くださって。
貧しい生活をしていることには変わりはないだろうけれど、それでも心が豊かに生きてるというのが
ほんとうによく分かる。くったくのない笑顔で。
女は強いな~~って、こういう時も感じます。
(男、もっとがんばれよ~)
パヤタスは色々と問題が起こっていて、
今の大きな問題は住人の立ち退きだそうです。
ごみの山を広げるために、山の麓に住んでいる住民をどんどん追い出しているらしく。
パヤタスの住人は、他から移り住んで来た人ばかり。強制的に来た人もいるのに、また追い出されてしまって。
刺繍をしてた女性の中にも立ち退かされた方がいらっしゃるそうです。
いつも国から家を奪われて、あてもなくさまよわないといけない人生なんて、考えられない。
ここで刺繍をされているフィリピン人の女性の皆さん、奨学生のかわいいカレッジの女の子たち
みなさん本当に美人さんなんです。
なんて言うのかな、りりしいと言うか、凛としてると言うか。
だらーーーっとした方がいなくて、そういうのって顔に出るでしょ。
彼女たちの表情が、マカティでスーツを着てオフィスに通勤しているフィリピン人と同じぐらい
りりしいんです。
ちゃんと物事を考えて行動されてるって感じでね、とてもステキな女性ばかりでした。
ランチもこちらの女性の皆さんが作ってくださったアドボをごちそうになりました。
美味しかった~♪
このツアー、最初はもっと汚くて臭い場所を歩きまわるのかと思っていましたが
埃っぽさとハエや犬の糞は当然ありますが、今は乾季のせいもあって、ニオイもひどくなく、
町並みも、整備されていて、メインロードは八百屋や魚屋や肉屋などのパレンケが並んでいるし、
それこそ、マカティのハズレのローカルエリアと似たような雰囲気の街で、抵抗はありませんでした。
家庭訪問させていただいたお母さんのお家は、トタン屋根で出来たお家でしたが、テレビや扇風機も照明もついてました。
あとね、子どもが本当にかわいいの。
芋の子洗うぐらいたくさん子どもが家の中から湧き出てくるんだけど、
私達が細い路地を歩いていくと、すれ違う子どもたちがみんな「ヘロー」って挨拶してくれて。
子どもたちの方から挨拶されて、日本人のおばちゃん、はずかしいわ。
ゴミ山も、入るのにもIDがいるぐらい管理されているので、私達は離れたところから山を眺めるだけ。
山の麓のぎりぎりの所にあるお家から、ごみ山を見上げることもしましたが、
ダンプカーが走って行くのは見えたけれど、人が働いているところまでは見ることも出来ません。
ただ、麓ギリギリの家は、雨季は多分ニオイがすごいと思う。
ゴミ山の写真を撮ることは禁止されていて、ゴミ山からパヤタスを管理する組織(POG)の人が見張ってます。
写真撮影が見つかってしまうとソルトさんの活動にも影響が出るぐらい、オカミから圧力がかかっているそうですので、今回はゴミ山の写真はネットからお借りするしかできません。
駐妻は安全できれいでお金持ちなところだけしか知らず、貧困のフィリピンを知る術も機会もない生活をさせてもらっています。
貧困から目を背いて、臭いものに蓋して生活して優雅に暮らしていくことも可能ですが
こういう現実を自分の目で見ることで、別の面のフィリピンを知ることが出来たと思います。
本で読むだけ、写真を見るだけでは決して沸かない感情がありました。
とてもいい経験になりましたが。。。
なんかねー、その日からゴミの捨て方どうしようか考えるようになりましたー。
どうすることも出来ないけどー。
分別したところで、全部まとめて車で一箇所にぽいって捨てられるだけだし。
フクザツな心境だー。
ソルトのみなさんがパヤタスの女性や子どもの人生を大きく変えた功績はとても大きいと思います。
長い時間をかけて少しずつ女性の自立をサポートしてこられた活動には本当に敬服します。
お母さんたちの刺繍の商品など、レガスピビレッジのサンデーマーケットにて、隔週で販売されています。
また、今年3月1日(土)MJSで行われるバザーと
3月5日(水)比日友好協会にてNGOおみやげバザー
にも出店されます。
自分は何も出来ないけど、せめてタオル一枚買って、パヤタスの女性や子どもたちの
自立に貢献できたらと思われたら、ぜひ立ち寄ってみてください。
年末にレガスピビレッジのサンデーマーケットに出店していたソルトさんで、
ツアー告知の案内を頂いて、友達と参加決行!
こちらが、ツアーを企画されているソルトさんです。
特定非営利活動法人ソルト・パヤタス http://www.saltpayatas.com/
パヤタスというのは、ゴミ処理場の場所で、下の地図の☆のマークのあたり。
ケソン市北方のルパンパンガコ地区にあります。
Google 写真で見るとこんな所。
大きな地図で見る
パヤタス・ダンプサイト(ゴミ山)について、こちらにコンパクトにまとまってるのでお読みください。
ウィキペディア
パヤタス・ダンプサイト 実際どんな所?と思われたらこちらの写真を御覧ください。
画像
前置きが長くなりましたが…。
今回のツアーは半日コース。3時過ぎの解散予定の、少し気が楽なコースです。
当日、8時にマカティのA.Venue Mallの近くで集合。
ソルトさんのご用意いただいた車で日本人13人を乗せ、いざパヤタスへ出発。
スケジュールの流れはこんな感じ。
(1)ゴミ山を遠くから視察
(2)ソルトの事業内容の説明
(3)崩落事故慰霊碑訪問
(4)集落散策とご自宅訪問
(5)若葉図書館の視察
(6)Likahでの刺繍作業の視察
(7)ランチ
(8)質疑応答
女性の自立支援事業として刺繍の商品の作成と販売をされている女性のおうちにお邪魔して
お話を聞かせていただきました。
56才の6人の子どもとたくさんの孫に囲まれたお母さんで、レイテ島からやってきて、
旦那さんや子供さんはゴミの山からゴミを拾う仕事;スカベンジャーとして働いていて
13年ほど前からこのソルトのサポートを受けて、刺繍をしながら生活しているそうです。
今では刺繍のお師匠さん。リーダーとしてテキパキと働いてるそうです。
お母さん、歯は全くなかったけど、よく見るフィリピン人とは違う目の輝き。
パヤタスに住んでることがコンプレックスで、どうせ私なんか…と思う人が多い中
彼女は自信に満ちた表情で、とてもピシッとされていて
レイテ島にいた時より、今のほうが幸せだよってお話くださって。
貧しい生活をしていることには変わりはないだろうけれど、それでも心が豊かに生きてるというのが
ほんとうによく分かる。くったくのない笑顔で。
女は強いな~~って、こういう時も感じます。
(男、もっとがんばれよ~)
パヤタスは色々と問題が起こっていて、
今の大きな問題は住人の立ち退きだそうです。
ごみの山を広げるために、山の麓に住んでいる住民をどんどん追い出しているらしく。
パヤタスの住人は、他から移り住んで来た人ばかり。強制的に来た人もいるのに、また追い出されてしまって。
刺繍をしてた女性の中にも立ち退かされた方がいらっしゃるそうです。
いつも国から家を奪われて、あてもなくさまよわないといけない人生なんて、考えられない。
ここで刺繍をされているフィリピン人の女性の皆さん、奨学生のかわいいカレッジの女の子たち
みなさん本当に美人さんなんです。
なんて言うのかな、りりしいと言うか、凛としてると言うか。
だらーーーっとした方がいなくて、そういうのって顔に出るでしょ。
彼女たちの表情が、マカティでスーツを着てオフィスに通勤しているフィリピン人と同じぐらい
りりしいんです。
ちゃんと物事を考えて行動されてるって感じでね、とてもステキな女性ばかりでした。
ランチもこちらの女性の皆さんが作ってくださったアドボをごちそうになりました。
美味しかった~♪
このツアー、最初はもっと汚くて臭い場所を歩きまわるのかと思っていましたが
埃っぽさとハエや犬の糞は当然ありますが、今は乾季のせいもあって、ニオイもひどくなく、
町並みも、整備されていて、メインロードは八百屋や魚屋や肉屋などのパレンケが並んでいるし、
それこそ、マカティのハズレのローカルエリアと似たような雰囲気の街で、抵抗はありませんでした。
家庭訪問させていただいたお母さんのお家は、トタン屋根で出来たお家でしたが、テレビや扇風機も照明もついてました。
あとね、子どもが本当にかわいいの。
芋の子洗うぐらいたくさん子どもが家の中から湧き出てくるんだけど、
私達が細い路地を歩いていくと、すれ違う子どもたちがみんな「ヘロー」って挨拶してくれて。
子どもたちの方から挨拶されて、日本人のおばちゃん、はずかしいわ。
ゴミ山も、入るのにもIDがいるぐらい管理されているので、私達は離れたところから山を眺めるだけ。
山の麓のぎりぎりの所にあるお家から、ごみ山を見上げることもしましたが、
ダンプカーが走って行くのは見えたけれど、人が働いているところまでは見ることも出来ません。
ただ、麓ギリギリの家は、雨季は多分ニオイがすごいと思う。
ゴミ山の写真を撮ることは禁止されていて、ゴミ山からパヤタスを管理する組織(POG)の人が見張ってます。
写真撮影が見つかってしまうとソルトさんの活動にも影響が出るぐらい、オカミから圧力がかかっているそうですので、今回はゴミ山の写真はネットからお借りするしかできません。
駐妻は安全できれいでお金持ちなところだけしか知らず、貧困のフィリピンを知る術も機会もない生活をさせてもらっています。
貧困から目を背いて、臭いものに蓋して生活して優雅に暮らしていくことも可能ですが
こういう現実を自分の目で見ることで、別の面のフィリピンを知ることが出来たと思います。
本で読むだけ、写真を見るだけでは決して沸かない感情がありました。
とてもいい経験になりましたが。。。
なんかねー、その日からゴミの捨て方どうしようか考えるようになりましたー。
どうすることも出来ないけどー。
分別したところで、全部まとめて車で一箇所にぽいって捨てられるだけだし。
フクザツな心境だー。
ソルトのみなさんがパヤタスの女性や子どもの人生を大きく変えた功績はとても大きいと思います。
長い時間をかけて少しずつ女性の自立をサポートしてこられた活動には本当に敬服します。
お母さんたちの刺繍の商品など、レガスピビレッジのサンデーマーケットにて、隔週で販売されています。
また、今年3月1日(土)MJSで行われるバザーと
3月5日(水)比日友好協会にてNGOおみやげバザー
にも出店されます。
自分は何も出来ないけど、せめてタオル一枚買って、パヤタスの女性や子どもたちの
自立に貢献できたらと思われたら、ぜひ立ち寄ってみてください。