
目黒川と言えば、東京の花見の名所として5本の指に入る素敵な桜並木が続くところだというのは知っていましたが、実は一度も訪れたことがありませんでした。たまたま、先月ライン川クルーズで7泊8日の旅を楽しんだ際に、朝食のオムレツを毎朝丁寧に焼いてくれたイタリア人シェフのアンドレアから、「日本に友だちがいるんだ」と聴いていた岡野健介さんをご紹介いただき、彼がシェフを務める「カシーナカナミッラ」へぜひいってみたいと思い、11月24日のランチを予約したのでした。このお店が目黒川沿いにあるお花見レストランとして有名だったのです。
そして、直前になって次のニュースが飛び込んできました。
中目黒・目黒川で初のイルミネーション!幻想的な「Nakameguro 青の洞窟」
春のお花見シーズンには、川沿いの桜並木が大人気だった目黒川。あれから半年がたって、今度はその桜並木が..........≪続きを読む≫

こんなイベントがあるのなら、ディナーを予約すればヨカッタと思いましたけれども、実際にはランチのあと点灯時刻の午後5時までは3時間もないので、ランチをゆっくり楽しんでそのあと青葉台・代官山界隈を散策してから目黒川に戻り、5時ちょうどの『Nakameguro 青の洞窟』ライトアップの瞬間を愉しむことができました。
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中目黒駅から徒歩6分ほど、目黒川沿いを歩いて行くと『カシーナカナミッラ』に到着です。

こちらが入り口、テンションが上がります。

店内は清潔な白を基調としたゆったりとした空間です。
休日のランチですので、プロセコとワインのお任せセットを注文しました。
4500円のランチのコース、サッパリとしていながらコクもあるレンズ豆とスペルト小麦のズッパが最初です。

そして前菜の5点盛りもまた驚くほど繊細な味付けでした。ベルペッパーが苦手ないばりこぶたには別メニューが用意されていました。

パスタはテーブルで2種類を選択します。これはイトヨリのリングイネ、ボラのからすみサッパリ風味です。

シェフが得意なピエモンテ州のメニュー、アニョロッティ・ダル・プリンは外せません。

連れが頼んだメインは真鯛の蒸し物、黒米を添えて。私はウサギのロースト、とっても柔らかでした。

コースが終わりに近づき、店内のお客さんの半分くらいを丁寧に見送ってから、シェフの岡野さんがわざわざ私たちのテーブルまで挨拶にいらしてくれました。ベネズエラ生まれでサッカー好き、トリノの名店『ラ・バリック』で修行したというシェフの素顔は気取るところのない、素敵な青年でした。あっという間に2時間以上経っていて、贅沢なランチタイムとなりました。

お店を出てそぞろ歩く目黒川沿いにはオシャレなお店がたくさん並んでいます。セレクトショップに立ち寄り、ついつい可愛いベレー帽を購入してしまいました。

少し歩くと、とても綺麗に整備された菅刈(すげかり)公園があり、お隣は西郷山公園でとてものどかなところです。

代官山もすぐそば、蔦屋書店に入って本を物色したりロボットをからかったり、2階の『Anjin』でお茶をいただいたりしました。そうこうするうちに日が暮れて、もうすぐ5時、目黒川に下りてまいりましょう。

5時ちょうどに川沿いが一気に青い世界になりました!川面に映る青い灯りが青の洞窟にそっくりです。

きらきら、ロマンチックな雰囲気に包まれました

お店からこのライトアップを眺めながらディナーをいただくのもいいですネ、でももしかしたら既に予約がいっぱいかもしれませんね。こちらの記事もご覧くださいな。