大好きだった大矢ちきの『カラー完全復刻版・回転木馬』発刊に寄せて | いばりこぶたの 気ままな生活

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「復刊ドットコム」という絶版・品切れ本を読者の投票で復刊させる読者参加型のリクエストサイトのおかげで(?)、伝説の漫画家・大矢ちきの名作「回転木馬」がまもなく発刊される運びとなったそうです。
$ナチュ☆かわ オバサンの 気ままな生活
amazon から引用しました。
内容紹介
◎作品あらすじ 交通事故で母を失いシモオンの家に引き取られたギイが、シモオンのフィアンセ、ミュリエルを好きになってしまい悩み続けるが、ミュリエルへの愛を断念できない。いつしかミュリエルもギイの事を愛している自分に気づき、二人は愛し合うが、あることをきっかけにギイはミュリエルが自分の腹違いの妹だと知ることから、彼らの悲劇が始まり…
出版社からのコメント
伝説の少女漫画家・大矢ちき、唯一の未単行本化作品がカラーを含め完全復刻いたします。 少女漫画の歴史の中でも、その美しさ・華麗さで伝説となっている幻の作品、雑誌時のカラーページも再現した完全版です。

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大矢ちき・・・、「回転木馬」にしてもこの「おじゃまさんリュリュ」にしても、舞台がヨーロッパで登場する男性陣は皆イケメンの西洋の殿方たち、丁寧に描かれた背景の風景や雰囲気から、遠くヨーロッパに思いを馳せ夢をふくらませたものでした。池田理代子の「ベルサイユのばら」とはまた違う、小粋で軽妙洒脱な男たちになんともいえない魅力を覚えたものです。
おじゃまさんリュリュ (小学館文庫 おE 1)/大矢 ちき

¥660
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キャンディとチョコボンボン (小学館文庫 おE 2)/大矢 ちき

¥600
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「おとめちっく」に憧れる、夢見る少女だった1970年代後半を集英社の漫画「りぼん」で育った世代です。このニュースを聞いて、あの頃、特にその丁寧な作品のタッチが大好きだった大矢ちきという漫画家の名前を目にした途端いてもたってもいられなくなり、さっそくアマゾンに注文いたしました。そうこうするうちに、これまでうん十年間すっかり封印していた「りぼん」の思い出が一気に溢れてきました。
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りぼんといえばなんと言っても看板漫画家の一条ゆかり、「デザイナー」など数々の名作があります。
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そして個人的には篠崎まことがヨカッタ。
「ラブドキドキカルテット」に「この秋のおわりに」、「8月のシンフォニー」など、恋に憧れる年頃の女の子にとっては恋愛の教科書みたいでした。
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太刀掛秀子の「ミルキーウェイ 降っておくれよ さみしい人が 眠ってる 青く冷たい 湖に・・・」ふぇ~~~!感激の涙です。 
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うっく☆・・・陸奥A子は「たそがれ時に見つけたの」でしょ、「樫の木陰でお昼寝すれば」でしょ、「黄色いリボンの花束にして」でしょ、そのかわゆいタイトルに今でも胸がドキドキしちゃう。この人の漫画を読んでいた頃の自分のくすぐったい、何とも言えない思い出がゆるゆるとあふれ出てきます。
(これはりぼんの付録、レターセットの表紙ですぅ。)
たそがれ時に見つけたの (陸奥A子りぼん名作選) (集英社文庫―コミック版)/陸奥 A子

¥690
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そしてそして、大矢ちきに負けずとも劣らないその精密な素晴らしい技が冴える孤高の漫画家、内田善美が誰よりも一番好きでした。
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どうかこの精巧な筆致を見てください!!
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寡作だった彼女の玉のような作品はどれも今では絶版となり、オークションでは高値で取引されているようです。どうか皆様、ぜひ内田善美の作品も復刻されますよう、「復刊ドットコム」で投票いただけると嬉しいですあせる

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