世界の街かど; 第7回 京都・俵屋旅館 (京都市中京区) | いばりこぶたの 気ままな生活

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先週の11月13日から14日にかけて、京都の、というより日本を代表すると言っても過言ではない、憧れの俵屋旅館に初めて泊めていただきました。先日書きましたロンドンのホテル・リッツ同様におもてなしの基本をしっかりと心得た、素敵な旅館でありました。



地下鉄の京都市役所駅近く、広い御池通りの南、本能寺を過ぎてもう少し行くと麩屋町通りに俵屋旅館があります。お向かいはこちらも有名な柊家旅館です。京都にお住まいの方にお願いしても11月の土曜日はなかなか予約がとれないと言われ、ようやくJTBのインターネット予約サイトでどなたかがキャンセルされた直後だったのか、たまたま空きをみつけました。



泊まったのは新館1階、竹泉の間、1ヶ月前にリコンファームのお電話を入れたときに、きちんと部屋の名前もお伝えくださいました。大きなガラスを配して、部屋ごとに庭の眺望が工夫されています。

江戸時代中期、石州浜田(現・島根県浜田市)で呉服問屋《俵屋》を営んでいた岡崎和助が京都に支店を開設した。呉服店を営むかたわら、上京した石州藩士の宿として利用されるうちに、そのもてなしが評判となり、旅館が本業に。1864年、蛤御門の変で消失するも復興。1957年の本館の増築、66年竣工の新館は吉村順三が手がけている。・・・Casa BRUTAS Travel 3号「京都入門」より



デスクの役をなす机の足元は掘りごたつになっています。



これは最初にもてなしのお茶と共に供されるそれはそれは美味しいわらび餅、よく冷えていて口の中でとろけます。



ミシュラン2ッ星でしたか、そんなことはどうでもよいのですが、部屋でいただくお食事はやはりリラックスしていいですね。これは先付き、カマスの東寺薄葛仕立て(海老芋・紅葉人参・いちょう赤芋・松葉牛蒡・若水菜・しめじ・針柚子)と、茶碗蒸しです。目で季節感に訴えかけ、口にほおばると優しい味付けが舌を喜ばせます。



高野槙のお風呂は少し狭いですけれど、一人で体を沈めるとそれはそれは疲れがほぐれました。



ふとんは柔ら過ぎず固すぎず、パジャマも気持ちいい素材でぐっすり睡眠できました。朝寝坊して、掘りごたつに入っているうちに朝ご飯が並べられていました。



また泊まりに行きたいです。俵屋旅館の気持ちいいグッズについてはまたあとでお伝えしますね。

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