春休みになると、都心に住まう親族の子達や寮制の私立の子、大学生の子達が帰省して田舎にもどってきます。
そうすると毎日、どこかの家に集まったり、趣味の似ている子達が集まって何かをしていたり、ぼーっとして何もしない子達は適当に回収して遊び場へ連れて行ったりと、親族の大人たちが交代で手分けして子供たちの世話をします。
不登校をしている子達はすでに2月ぐらいから戻ってきていたりしてました。その中の一人が、ちょっと前に帰省した時に親族のお兄ちゃんから囲碁を教えてもらい、すっかりはまってしまって、一人で色んな本を読んで学習しています。
(囲碁関連の過去記事「囲碁」で、自分の視野の狭さ、思い込みの深さを知った、親族の話。 )
この子は小学校4年生が終わり、4月からは5年生ですが学校には戻らず、教育センターの不登校児を集めたサポート教室へ行ける日は行く感じになります。4年生もそんな感じで過ぎていきました。
集団の中では「どうしたらいいか惑う」この子は、どちらかというと一人でいたほうが困り感が出ず、生活も乱れず、学習もそれなりに一人でできるのであまり不自由がありません。お友達も習い事先のスイミングや囲碁教室に年齢を問わずに広く知り合いもいて、大会に出たりもしているので社会に出ていないということもないので、親もあまり心配していません。
囲碁の教室は段持ちの先生がいて、子供も習いますがおじいちゃん、おばあちゃんというお年寄りも大勢習いに来ていますので、時間のある時はお手合わせしてもらったりと、人と接するのに「囲碁」はこの子にとって良いツールとなっています。
なにより、囲碁というのは技術があれば年齢にかかわらず級や段を持てるので、彼よりも小さい子が強くて上の級にいたり、逆に中学生でも彼より弱くて下の級を持っていたりするのは当たり前の世界なので、「負けず嫌い」な性質でしたが、「人と比べて泣き叫ぶ」というこだわり部分が出なくなりました。
学校のように同年齢の子と同じクラスで1日過ごすなら自分の劣等感に苦しめられるのかもしれませんが、囲碁の世界では年齢や男女差に関係なく、「自分が力がついた分だけ強くなる」努力が目に見えて形になるものなので、「グループ」という概念がそもそも必要なく、自分と向き合って強くなりたければ自分がやるしかない、というシンプルな方法に目を向けやすいのかなと思います。
それに、とても熱心です。
一族の中には子供や大人に囲碁ができる人が数人いるので、いつもその誰かと手合わせしていますし、よく囲碁の勉強もしていると思います。好きなこと一つにしか興味が向かない特性ですが、探求心、粘り強さ、他人との関わり、(手合わせやアドバイスを)お願いすること・聞くこと、自力で学習することなどは、全部この好きな「囲碁」を通じで経験を積んでいます。
この経験があれば、それほど心配せず、成長とともに囲碁以外の部分でも応用できるようになってきますので、好きなことから自分の能力を引き出していけるというのは理想的だなと思います。
彼は今10級台にいて初段を目指しています。同じ教室には小学校低学年ですでに初段の子がいるらしく、その子を尊敬しています。ここぞという時に、すばらしい手を打つそうです。目が覚めるような、たまらない魅力のある手をうつので、いつもその子の対局を見るのを楽しみにしているようです。
田舎では、2月末にこの子の誕生日をお祝いしたのですが、ご両親と相談して、今一番欲しがっている囲碁のソフトとDSを、一族みんなからということでプレゼントしました。「小学校の勉強をした時間と同じ時間だけDSを使っていい」という親との約束だそうで、2時間は学校の学習を通信教育の教材や動画で学んだら、2時間は囲碁をする、というようなスケジュールを組んでいるそうです。田舎に帰省しても、ちゃんと約束を守っています。
勉強とゲームを両立できる、いい提案だなと思いました。
最後に、彼が使ってよかったという囲碁の本やDSソフトを、興味がある子がいた時のために、以下に紹介しておきます。
本を使いだしたのは、囲碁教室へ通いだして3か月ぐらい経ってからです。最初は人に教えてもらうほうが良いようです。
↓ これは一族でプレゼントしたDSです。前よりは安くなってますよね。
そうすると毎日、どこかの家に集まったり、趣味の似ている子達が集まって何かをしていたり、ぼーっとして何もしない子達は適当に回収して遊び場へ連れて行ったりと、親族の大人たちが交代で手分けして子供たちの世話をします。
不登校をしている子達はすでに2月ぐらいから戻ってきていたりしてました。その中の一人が、ちょっと前に帰省した時に親族のお兄ちゃんから囲碁を教えてもらい、すっかりはまってしまって、一人で色んな本を読んで学習しています。
(囲碁関連の過去記事「囲碁」で、自分の視野の狭さ、思い込みの深さを知った、親族の話。 )
この子は小学校4年生が終わり、4月からは5年生ですが学校には戻らず、教育センターの不登校児を集めたサポート教室へ行ける日は行く感じになります。4年生もそんな感じで過ぎていきました。
集団の中では「どうしたらいいか惑う」この子は、どちらかというと一人でいたほうが困り感が出ず、生活も乱れず、学習もそれなりに一人でできるのであまり不自由がありません。お友達も習い事先のスイミングや囲碁教室に年齢を問わずに広く知り合いもいて、大会に出たりもしているので社会に出ていないということもないので、親もあまり心配していません。
囲碁の教室は段持ちの先生がいて、子供も習いますがおじいちゃん、おばあちゃんというお年寄りも大勢習いに来ていますので、時間のある時はお手合わせしてもらったりと、人と接するのに「囲碁」はこの子にとって良いツールとなっています。
なにより、囲碁というのは技術があれば年齢にかかわらず級や段を持てるので、彼よりも小さい子が強くて上の級にいたり、逆に中学生でも彼より弱くて下の級を持っていたりするのは当たり前の世界なので、「負けず嫌い」な性質でしたが、「人と比べて泣き叫ぶ」というこだわり部分が出なくなりました。
学校のように同年齢の子と同じクラスで1日過ごすなら自分の劣等感に苦しめられるのかもしれませんが、囲碁の世界では年齢や男女差に関係なく、「自分が力がついた分だけ強くなる」努力が目に見えて形になるものなので、「グループ」という概念がそもそも必要なく、自分と向き合って強くなりたければ自分がやるしかない、というシンプルな方法に目を向けやすいのかなと思います。
それに、とても熱心です。
一族の中には子供や大人に囲碁ができる人が数人いるので、いつもその誰かと手合わせしていますし、よく囲碁の勉強もしていると思います。好きなこと一つにしか興味が向かない特性ですが、探求心、粘り強さ、他人との関わり、(手合わせやアドバイスを)お願いすること・聞くこと、自力で学習することなどは、全部この好きな「囲碁」を通じで経験を積んでいます。
この経験があれば、それほど心配せず、成長とともに囲碁以外の部分でも応用できるようになってきますので、好きなことから自分の能力を引き出していけるというのは理想的だなと思います。
彼は今10級台にいて初段を目指しています。同じ教室には小学校低学年ですでに初段の子がいるらしく、その子を尊敬しています。ここぞという時に、すばらしい手を打つそうです。目が覚めるような、たまらない魅力のある手をうつので、いつもその子の対局を見るのを楽しみにしているようです。
田舎では、2月末にこの子の誕生日をお祝いしたのですが、ご両親と相談して、今一番欲しがっている囲碁のソフトとDSを、一族みんなからということでプレゼントしました。「小学校の勉強をした時間と同じ時間だけDSを使っていい」という親との約束だそうで、2時間は学校の学習を通信教育の教材や動画で学んだら、2時間は囲碁をする、というようなスケジュールを組んでいるそうです。田舎に帰省しても、ちゃんと約束を守っています。
勉強とゲームを両立できる、いい提案だなと思いました。
最後に、彼が使ってよかったという囲碁の本やDSソフトを、興味がある子がいた時のために、以下に紹介しておきます。
本を使いだしたのは、囲碁教室へ通いだして3か月ぐらい経ってからです。最初は人に教えてもらうほうが良いようです。
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