もう5月も終わりに近づいていますが、新小学1年生は4月から、調子はどうだったでしょうか。

 
親族の子達は、保育園から小学校へ、幼稚園から小学校へ、幼児教室+無認可一時保育等から小学校へ、家庭のみ+習い事教室(療育園を含む)から小学校へ、と色んな進学経路を通過しています。
 
どの子にも、小学校生活が安定して送れるために必要なのは、「小学校という新しい・初めて出会う組織とシステムに驚かないように」、事前に知識や体験を与えてあげることです。
 
最近では、民間の療育先が小学校生活の「模擬体験」をさせてくれるところが出てきているようです。
 
そんな感じの、小学校でやるだろうことを家庭で模擬体験している親族も相当数います。椅子とテーブルになりそうな段ボールを4つほど部屋に置いて、そこにぬいぐるみ3つと子どもをそれぞれの椅子に座らせて、先生役の大きなぬいぐるみさんの指示に従わせる。(親が先生役をすると聞かない子が多いので、興味を引くために先生役はぬいぐるみです)
 
席を立っておはようございます、の挨拶をしたり、プリントを配るので後ろに回してください、という定番の動きを練習したり。筆箱をどこに置くか、とかもやります。
 
その時に「他にどんなことを教えておけばいいかな。どんなシュミレーション(体験)をさせておくと、小学校に入った時に『あ!これやった!僕・私、できるもん!』と思えるかな。」と思いをはせる時に役立つ本として、親族がこちらの本を情報として提供してくれました。
 
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小学校へあがるための準備というと、お道具をそろえたりランドセルを購入したり・・・という部分が先行しますが、発達障害の子には「どれだけ、前知識を入れて、実践の現場=小学校に入った時の不安を取り除けるか、経験したことがある、知っている!という自信につなげられるか」の方がずっと大事です。

入学前の2月や3月は、幼稚園や保育園でも「卒園」のムードが高まり、その変化を敏感に感じて不安定になる子供が多いので、そうした行事とは全く関係のない今の時期から、夏休みや秋など時間も余裕もある時期から、ぽつり、ぽつりと慌てなくていいように、
「家庭内小学校」が時々登場するような、お芝居のような演技のような楽しい時間として設定しておく方が、親も子も焦らず・疲れずにすみます。

子供が気が乗らない時には、ぬいぐるみさんに「ねーねー、またお名前書きかき教室、しようよ!○○ちゃん、先生になって!」など、先生役を時々させてあげたりもしています。

小学校というのは、とにかく「小学校独自のルール」が多いです。多くの子供は、それを自然と、毎日の生活の中で習得していきますが、発達障害の子は「入口で恐怖で脅える・不安で心を閉ざす」ことが多々見られますので、毎日の生活が「行き渋り」や「泣き叫び」、「不安から座っているだけ=静かなパニックをしていて頭に何も入ってこない」状態で過ごしてしまい、周囲との差がどんどん開いて、子供自身がよけいに焦る、ということになる場合もあります。

この「ありがちな入学後の戸惑いや不安、恐怖、パニック」を防ぐための工夫が、こうして事前に、時間をかけて体験させていくことであるだけです。

黒板や教科書、ノート、鉛筆に消しゴムというそれぞれの存在について前もって知っておかないと「使い方がわからない」ので、黒板に先生が書いた物を書き写す、という事自体ができません。

その場でいきなり使って書いて先生の話も聞いて発表もしよう、なんて多数の「初めての」同時処理を要求されたら、1日で発達障害の子は「もうむり」と頑張って話を聞いたり書いたりすることを「あきらめて自分の心が壊れるのを防ぐ・守る」自己防衛に入るか、この自己防衛が立ち歩きやぼーっとする、他の手段でこの不安な時間をまぎらわせようと「独自の手作業を始めたり、大声で授業に割って入る」など、不適切言動に見えるような言動をするきっかけとなったりします。

朝の用意や帰りの用意も、給食や掃除を子供達だけでチームでするのも、小学校独自のやり方です。子供が「自分で何をするか、どの手順でやればいいか」をある程度知っておかないと、「何からはじめたらいいのか、みんなはテキパキしてるけど、自分だけわからない・・・」と途方に暮れてしまう結果になると、小学校生活が暗澹たるものに変わります。

ほんの少し、今から「小学校でやること」を意識して、家庭でも導入していけば、慣れが安心を、練習の回数が体験からくる自信を連れてきます。

時間がたくさんあるうちに、こうした取り組みをぽつりぽつりとしていくことが、来年の4月以降に花開くための種まきだと思いますので、時期外れだと言われそうですが、「小学校の入学準備」について、またその参考になりそうな書物について書いておきました。
 

 


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