水泳大会の日の夜寝る前に

「おかあさん、今日は楽しかったよ」

とつぶやく長男。


「出番を待っているのも楽しいし、順番がきて並んで待っていて、みんなが見ているところで飛び込んで泳いで・・・結果が出て。」


そうか・・・。ダントツのびりだったことなどを気にする自分が小さく思えてくる。

でも、一方で、私も小学校の頃は、田舎の小学校で夏は水泳の選手に選ばれて市の大会に出ていたので、その気持(チョー気持ちいいんだよね)はよくわかる。


「お願いがあるんだけど、スイミングのクラスを育成にしてもらえないかな。いっぱい練習して、もっと速く泳げるようになって、大会にもっと出たいんだよね・・・」


いまのスイミングではすでに1級で、希望すれば、「育成」というコースに入る権利は息子にはある。ただ、育成が6時~7時なので、娘とのスイミングの時間が変わってしまうので娘のお迎えに私が行かなければになったり、疲れてそのあと勉強ができない、などの理由で普通に1級を1年くらい続けていた。


「でも、スイミングに行く前に学校の勉強を終らせて、塾の勉強も土日で終らなかったらやらないとだけど、できるの?」

「やる」


うーん、ますます忙しい小学生になってしまう・・・。

でも、あんなめったにない経験からのその長男のやる気は尊重してあげたいと思う母なのであった。