【腹掛け着用画像あり】やっぱ着物は楽しいですよ、着物業界の男子たち! | はすのやにっき

【腹掛け着用画像あり】やっぱ着物は楽しいですよ、着物業界の男子たち!

昨日の記事ラストで腹掛けの画像載せますと予告。結果は意外とシンプルでしょう?


↓これです。


はすのやにっき-HARAGAKE


着用の感想は


・衿元が開いてきてもカッコイイ。

・ドンブリ(4次元ポケットのような部分)周りが暖かい

・腹掛けには肩まわりや背中の布が無いのでそこは涼しい


というところ。


1日着ていましたが、動作的に不具合はありませんでした。


先ほど書いたドンブリは、入れようと思えば財布なりを突っ込んでおけますが、衿元をガバッと

開く(腕を懐奥まで差し入れるため)必要があり、ワイルドな着物の使い方になりそうです。


片肌脱ぎや諸肌脱ぎをすると、実にイヤーンセクスィーな感じがしますが、そちらの画像はここでは

ご勘弁をということでお願いいたします。<(__)>ペコペコ



コメント欄でパッチや股引の話が出ましたので(文吉さんありがとう)、そこもちょっと。


大量の若山牧水


股引はいて旅路の途中


尻端折りを何とか現代でも有効に出来ないだろうか、と。


かつて京都大学の「現代着物企画」にて、ボーダーのパンツにしか見えない股引が試作販売され

ていたことがありました。今思えば買っておけばよかったのですが、何せ赤貧時代。


そうそう、現代着物企画はいまのichi・man・benさんの原型です。

当時と今の取り組みは随分方向性が違いますが、10年近くも前から着物と社会について学生から

のテーゼは送られ続けていますね。彼らが働きたいと思う業界にしていかなきゃ!


その股引は今もしっかり頭に焼き付いていますし、画像もいただいたものが保管されています。


尻端折り(尻からげ等呼び名は様々)は、アクティブな着物シーンに有効なのですが、ファッション

スタイルとしても価値を再認識できるはずのものだと考えています。


あまり例えにするのは好きではない、むしろイヤなのですが、黄表紙(江戸マガジン)に描かれた

通人のスタイルにも取り入れられていたり、それでなくても多くの庶民にとって「当たり前」の服装

だったことが、今ではなかなか知られていません。


それらが面白いのは、案外脚にピッタリの股引ではなく(こちらは職人絵の方に多い)、ゆるっと

したパッチであること。綿パンを着物の下に履くような感じかもしれません。



着物の切り口をどこまで広げられるか、この秋からの楽しみにしてみます。


もちろん、やったらこちらで画像公開です☆



最近、度々書いてきていることですが、着物でご飯を食べる方(特に男性)は率先して着物を着る

ユーザーであるべきです。その姿や存在そのものが、着物の次のユーザーを増やすためのメッセ

ンジャーとして機能するからです。


「やってみせて」が大きく欠落している着物業界ですが、多分、そうではない若手を僕は次々と発

見出来ていますので、こちらにも期待を寄せるところです。



腹掛け+股引はカッコイイですよー、ホント

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