読了!『ビジネスモデル分析術 数字とストーリーでわかるあの会社のビジョンと戦略』 | 発想の方程式〜知恵が価値を生む時代

読了!『ビジネスモデル分析術 数字とストーリーでわかるあの会社のビジョンと戦略』

「ヤフーはグーグルのエンジンを使ってるんだよね」
という方は多いけれど、
「なぜ?」と聞かれて答えられる人は少ないかもしれない。

いるんです。
明快に、スパッと答えられる方が。
会計士の望月実さん、その人。

本書の63ページから113ページまで、およそ50ページにわたり
●沿革、経営理念
●主要な数字
●ビジネスモデル分析術
●経営戦略と注目ポイント
●ヤフー
●決算書分析
●分析に使用した資料

など仔細に書かれています。
ビジネスモデル分析術 数字とストーリーでわかるあの会社のビジョンと戦略/阪急コミュニケーションズ

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そのほか、同様に

●フェイスブック Vs. グリー
●アップル Vs. ソニー
●サムスン Vs. パナソニック
●アマゾン Vs. 楽天

と、グローバル企業のビジネスモデルについて
立体的に理解できるようにじっくり書かれています。

望月さんは
「フェイスブックの売上げが伸びた」という記事を読むと
「最終的な利益はどうなっているのか」と考えるそうです。
そして朝日新聞などで「最終損益が赤字だ」と書かれていると
「会社の成長を表す売上げはどうなっているのだろう」と考えるそうです。

さすが、数字からビジネスを解き明かすプロフェッショナルですね。
望月さんが「数字」を手がかりに、
次から次へと企業のプロフィールを明らかにしていく様子は
まるで点から線、面、立体へと、ビジネスを再構築していく建築家のようにも見えます。

会計士さんの頭の中はこうなっているんだ!
と、とっても興味深く読みました。

ビジネスモデルのつくり方や考え方について
書いた本はいろいろありますが
本書のようにグローバル企業を対比させながら
数字上のさまざまな曲面を紹介しつつ
理解を深めていくスタイルの本はあまりないように思います。

中小企業の経営者の方のなかには、
「大企業のやりかたとは違うから」と考える方もいるでしょうが
ビジネスの大小を論じるよりも
ひとつひとつの曲面で、王道のやり方を知っておく。
それが大切です。
ストレートを知っているから、カーブも投げられる。

小さな成功を積み重ねて、盤石のビジネスをつくっていきたい。
そう考えるかたにおすすめします。

随所にコラム的に挿入された談話なども、読み手を飽きさせません。

全334ページ。
読み応えたっぷり!です。







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