3種類の「何かできることがあれば」 | 発想の方程式〜知恵が価値を生む時代

3種類の「何かできることがあれば」



松の内ぎりぎりで あえて 

ご縁を大切にしたいからこそ

新年の苦言を一言。

「何かできることがあれば声をかけてください」

というお声をよく聞きます。

この言葉が発せられるのは たいてい

1・心からの親切
2・社交辞令
3・一緒に仕事をしたいという意思表示


こんな気持ちからだろうと思います。


1・心からの親切 の場合

まず 本当に温かく親切な気持ちから
「この人を助けてあげよう」というメッセージは
はっきり すぐに しっかり伝わります。
あなたのお気持ちをしっかり前田は受け止めています。
そして心から感謝しています。

だからこそ、損得抜きにお会いしますし
「この人に役立つ」と思った情報をお送りしています。
あなたはいつも心を込めて私に接してくださっているでしょう?
そう感じてくださっている方には
何も気に病んでいただく必要はありません。
以下を読んでいただく必要もありません。
どうぞご心配なさいませんように。


2・社交辞令の場合

社交辞令であるかどうかは
すぐに判断がつかない場合もありますが
徐々に分かります。
必ず分かります。
「何かできることがあれば声をかけてください」と
おっしゃったのでお声をかけても、
何も動かれなかったり、儀礼的なご返事であったりする場合には
ああ、社交辞令だったなと分かります。
お声がけしてもごめいわくだろうと思うので
段々控えるようになっていきます。


3・一緒に仕事をしたいという意思表示

新年の苦言としてあえてこれから書くのは、
3の場合で「何かできることがあれば」とおっしゃる人のためにです。

「何かできることがあれば」

その「何か」は何ですか?

相手をよく知らずに、相手にその「何か」を知ってもらえますか?

もしあなたが

「この人と一緒に仕事がしたいなあ」と思う場合

まず相手を知ることが肝心です。

相手を知るにはどうするか?

近くなら、会うことが一番でしょう。

その人が何かセミナーや交流会をするなら
会いに出かける。

遠くなら、その人の情報発信に耳を傾ける。

そして相手を知り、自分のことも知ってもらう。

そうすれば

「何かできることがあれば声をかけてください」

という言い方にはならないはずです。
直接会う時間が少なくても
交流できる方法はいろいろありますよね。

一番すぐできるのはブログのコメントでしょう。

そのブログを読んだから書けるわけですから
これ以上の意思表示はないといってもいいくらいです。

「あなたのことを知りたいと思ってブログを読みました」という意味ですから。


人生は短い。

人の一生は限られています。

時間は、いのちなのです。

大切な相手だと思うならなおさら
そのいのちを奪ってはいけません。

とりあえず言うとこ、という安易さからであっても
「何かできることがあれば声をかけてください」と言われた相手は
「この人は何ができるか」考える時間を用意するし
事実考えるわけです。

それだけに、まずは自分から相手を知る必要があります。

「○○さんのお考えやお仕事はこういうことですね。
私の仕事の○○と共通点があり、○○の部分でご一緒できそうな気がします。
機会があればぜひ恊働しましょう」

私もなるべくそんな風に
アプローチをしています。

まず相手を知ることは
相手の時間を奪わないための
当然のことだと思っています。


なんてこと書くと
前田さんは高飛車だな~と思われるかもしれません。

けれど何のためらいもなく 書いた記事ではありませんし

人間としてとても大切なことなんです。

ご縁を大切にしたいからこそ

気持ちが伝わる方には伝わると思えばこそ 書いています。

あえて

小さく狭くいくことに決断しましたから

八方美人はやめることにしましたから

今年、私は

「何となく」の交流会はしない予定です。

もちろん、いままでも「何となく」したことは
一切ないつもりですが
今後は一層、小さく狭く濃く深くと思っています。

関心を持ってくださる方に
関心のありそうなテーマの場合に
お知らせしたいと思います。

そして

自分が関心を持つテーマや
関心を持つ人のいる場所に
出かけたいと思います。


だから

「何かできることがあれば」

と 本心からお考えの方は 

ぜひ積極的に絡んでいただければうれしいです。

こう書くと絡みづらいかもしれませんが

そこのところは「エイヤッ」と
ブレーキを外して、絡んでくださいね。

広く浅くお付き合いしたいとは思いません。

小さく狭く濃く

大切なお付き合いを育んでいけたらうれしい。