ロックとファッションについて…
今回は、私が敬愛する
レッド・ツェッペリンのギタリスト、
御大ジミー・ペイジに焦点を
当ててみよう！
ロックファンの方には、
今さら説明の必要はないだろうが、
知らない方はコチラを！
ビートルズやストーンズほどではないにしても、彼らの音楽シーンに与えた影響力は絶大だ。
さて、以前から私は、
不思議に思っていたことがある。
ジミー・ペイジについては、
当然音楽面で語られることは多いが、
ファッション面で語られることは
意外に少ないのではないだろうか？
前回の記事でも書いたように、
ロックとファッションが、
これだけ深い関係にありながら、
現代のメンズファッション史に
影響を及ぼしたアーティストに、
ジミーペイジの名が
あまり出てこない。
ロック界の頂点を極めた男なのに。
何故だろう？
黒魔術の祟りだろうか…。
決してダサい人ではない。
むしろ彼はアートスクール出身で、
芸術全般にも造詣が深く、
ステージでのスタイル像全体に
誰よりもこだわっていた。
あの腰より低い位置で構える
ギタープレイスタイルは、
鳥肌もんのカッコ良さ！
有名な白のケシの花スーツ
（写真は引用）
゛アイツのギターは下手クソだ゛
だなんて、
普通のギタリストは弾けませんよ、
あんな位置で！
しかも、ギターをバイオリンの弓で弾かないでしょ、普通は！
それだけ美意識が高かった証拠なのだ。
そんな彼の
ファッションにおける影響力を、
公言して憚らない
世界的トップデザイナーがいる。
その名は、
゛ジョン・バルベイトス゛
カルバン・クラインやポロ・ラルフローレンのデザイナーを経た後、2000A/Wシーズン自身の名を冠したブランド「ジョン・バルベイトス」をスタート。
ロックなど音楽からインスピレーションを受けた、モダンなテーラードスタイルとカジュアルウェアが人気を博す。
（写真は引用）
ファッション界から、
やっとジミー・ペイジを正当に評価する
人物が現れたのだ。
これは、大ファンの私にとっても
喜ばしいことである。
ここでジョン・バルベイトスの
インタビュー記事を抜粋してみよう。
「自分の世代を超えてファッションにインパクトを与えたミュージシャンはあまりいません。ジミーはその短いリストに載った一人です。彼が60年代・70年代、更にその後も切り拓いたさまざまなスタイルは、現在でも世界中のデザイナーに影響を与えています。」
「ミュージシャンの中には自分なりのスタイル感覚を持ち合わせている人もいますが、あまり多くはいないですね。大抵のミュージシャンは分かっちゃいませんから。ジミーはスタイル全体にこだわりがあった。」
「70年代にはファッションはすごく中性的になったんですね。で、ルー・リード、ボウイ、ボランといった人達は非常に女性的な格好をしていたけれども、ジミーは決してその一線を越えることはなかったんです。時代の風潮に合ったスタイルをしてはいても、それに呑み込まれることはなかった。追従者ではなく自分なりの視点というのを持っていた。」
「ジミ・ヘンドリックスもそれなりのインパクトを持っていた。彼が着てたミリタリージャケットはいまだにファッション業界じゃよく見られるイメージでしょう。若い人達は今でもヘンドリックスを見てクールだと思う。でもジミー・ペイジはそれよりもずっと大きな存在なんですよ。」
あ～、スッキリした。
バルベイトスさん、
私の気持ちを代弁してくれて、
ありがとう❗
ジミー・ペイジといえば、
やっぱり黒のドラゴンスーツ❗
（写真は引用）
さすが英国人、
ブリティッシュトラッド時代もあり。
（写真は引用）
40年以上の旧友、
ポール・スミスとのツーショット！
（写真は引用）
《 結論 》
ジミー・ペイジのファッションにおける
センスとバランス感覚は
ズバ抜けているため、
一般の人には分かりにくいのである。
その点、デヴィッド・ボウイは分かりやすい典型例だ。
ジミーのコーディネートには品がある。
だから歳を重ねても実にカッコいい。
ジミー・ペイジは、
ファッションの世界でも
レジェンドだったのである。
終わり…。
次回は、゛ジミー・ペイジ日本人説゛
について迫ってみよう！
ドクター中松やノッポさんとの類似性についても検証して・・・
あ、ウソです❗
……………………………………………………