顧客(素人)こそ真のプロ | 建設業ISOお助けブログ

顧客(素人)こそ真のプロ

銀座

イスタンブール市街

はじめて昼の銀座を歩きました。なるほどうわさの要因がすぐにわかりました。きれいな町並みだということですね。要は歩道の幅の広さと適度に空を感じられる建物の高さの統一感ですね。上が銀座で下がイスタンブールです。よく似てます。でも私が住む神戸の旧居留地一帯の町並みのほうがはるかに高級感がありますね。主観が相当入ってますが。

ネタも尽きてきましたので、普段思っていることを書いてみます。

私は土木技術者ですから土木のことはプロと思っています。ついつい専門家ですから、その他の方々は素人と思いがちです。ここに大きな落とし穴があります。

例えば、道路を作るときに歩道を歩く車椅子の方々や、お年寄りの方々の細かいニーズまで把握して作っていません。使い勝手がいいか悪いかの判断ができるプロはまさにそれを利用される歩行者のプロとしての車椅子の方々や、お年寄りの方々です。

また、ガンだとか神経痛とか関節が痛いとか患者が言います。そのような痛みの経験のないお医者さんは必死になって治療してくれますが、その痛みを決してお医者さんは知りえません。痛みの程度を的確に把握し判断できるのはプロとしての患者さんです。

さらに、新築の家を作るのはプロとしての建築屋さんと思います。しかし、家の使い勝手がいいか悪いかの判断ができるプロはまさに家に住まわれるプロとしての住民の方々です。

常にこのような観点で自ら経験していないものは、相手の立場に立っているかを考える必要があると肝に銘じています。

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