ISOは無用の長物か | 建設業ISOお助けブログ

ISOは無用の長物か

建設業は工事のロットが大きくISOのコストは取るに足らないと言いました。同じことが人件費でも言えると思います。粗利益が10%としますと単純に言えば10倍の完工高が必要なのですが、ここにも原価のドンブリ勘定が見え隠れします。ISOにかかる人件費は給与として固定費で支払うもので腹を痛めない「出費ゼロ」の意識がどうしても出てくるのです。

さらに粗利益というのも非常に不確定要素を含んだ指標だと思います。現場の所長は血眼になって粗利益を確保します。でも粗利益の細目の分析を棚上げして粗利益確保は本末転倒と思います。

どうも建設業は、いま述べたように構造的にISOはロゴを取得するだけの無用の長物なのでしょうか。つづく

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