昨日は、土井英司さんの『土井英司の「超」ビジネス書講義』出版セミナーに参加してきました。
いつものことながら、これからの時代を生き抜いていくために有用で、且つ示唆に富んだお話を聴けました。
詳しい内容をここで記すことは控えますが、ひとつだけ紹介します。
「他人の利害に侵害してはいけない」
これは、お世話になった人、親しい人の客をとっちゃいけないよ」ということです。
サラリーマンの方が起業するとき、
自分が勤めていた会社やお店の顧客を奪っていく人がいます。
その人にしてみれば、奪ったという認識ではなく、「ついて来てくれた」という捉え方をしているかもしれません。
でも、「それをやっちゃあ、お終いよ」と、私は思います。
顧客だけではなく、従業員を引っ張っっていくときも同様です。
人を採用するにはお金がかかりますし、まして“優秀な人”を採用するのには、時間もエネルギーもかかるわけです。普通。
しかし、元同僚、元部下に声をかけるなら、費用はかからないし、どれほどの実力を持っているかも知っている。連絡先も、自宅も知っていることもあるから、誘致が簡単にできる。
だけど、胸を張って、自分で会社を作り上げていく、そのスタート期から、
「他人の米びつに手を突っ込むようなマネはしてはいけない」。
このことは、以前こちらの記事 に書いたとおりです。
また土井英司さんは、こんなことも仰いました。
取引先と仲良くなっておくといい。しかし、サラリーマンの中には、会社での立場を守りたいことを優先し、取引先をいじめる人がいるでしょ。それでは、独立したときに味方になってもらえない。
取引先も守りつつ、自分の会社の利益も守る。それができるといい。
そうなんですよね。
それができない人が多いように思います。
最近、私の周辺にも出ました、まさに調子よく、手のひらを返すようなマネをする人が。
ハセガワの本 を見つけて、「へえー、千波ちゃん、頑張っているんだー」と言ったそうです。
あのね、会社員時代、トラブルがあった時、取引先の私に罵詈雑言を浴びせた人は誰ですか?
それに、一度でも私のことをファーストネームの“ちゃん”付けで呼んだこと、ないでしょ。
「ハセガワと親しいです」っていうアピールは、おかしいですよ。
ものの言い方を知らず、相手を傷つけてしまうことがありますが、
間違っている、と思った時は、強いものに迎合することなく闘っていきたいものです。