毎年、12月か3月に、体調を崩して数日間寝込んでしまうはめになる。
今年は、クリスマスイヴイヴの時期にそうなってしまった。
やろうとしていたことの予定は繰り下がり、
年末になっても
きっと、何かの作業をしているんだろう。
お取引先さま、
いまは電話にすら出られませんが、
すぐに体調は元通りになるので、
ご遠慮なく、仕事を回して下さいな。
というわけで、
前回のブログでは、(1)って書いちゃったから、
(2)を書かなきゃ。
ある、ビジネスマン向けの雑誌の取材を受けました。
その号の特集記事のテーマに合わせてコメントさせていただき、
えびす顔の写真も撮っていただいたのだ。
また、詳細は、その掲載誌の発売日が近くなったら
告知します。
かの雑誌は、読者の80%は、男性とのこと。
でも、よくよく考えてみれば、
私の日頃、コンサルティング先では、
研修対象者の80%前後は、男性だ。
研修テーマによっては、女性比率が高まることはあるけれど、
営業担当者向けになると、やはり男性が圧倒的多数。
だから、普段通りといえば、そうなんだ。
午後は、エリエスセミナーへ。
この日はゲスト講師が4名という豪華布陣。
とくに、『僕は君たちに武器を配りたい』(講談社)
『武器としての決断思考』(星海社新書)の著者、
瀧本哲史さんの講義は圧巻だった。
瀧本氏は、京都大学で「起業論」を指導なさっている人で、
東大大学院助手を辞め、マッキンゼーに入り、
現在は投資家でもある人。
そこらへんに、易々と登場する人ではないので
実際の講和を聴けるチャンスは、めったにない。
いやいや、もっと聴きたかったな。
著書も、相当に痛快な筆致で、
毒のある話も、大人の事情で中和したりせずに書ききってくれている。
さて、ライブで聴く瀧本氏のお話は、
その著書の文章と同様に、キレキレ!
聴きながら、反省したことが、ひとつあった。
自分も、独立したての頃は、
セミナーで話したり、自分で作る資料に書く意見は、
相手が面喰らうことがあるほど、
ストレートに表現していたはずだった。
最近、
「断定的な書き方をしないでもらいたい」
「こんなふうに言い切る根拠は何か。感情論ではないのか」
一部ではあるけれど、
リスクをとれない人に、
私のコンサルタントとしての発言を
コントロールしようとする人たちがいる。
絶対的な正解のない問題に切り込んでいって、
講師なりの意見を講師がリスクをとって述べていくのが、
セミナーなのではないのか。
「どうすればいいのか、答えを示してほしい」
そんなリクエストをしてくれるけれど、
断定的に話すことも許されない。
……といった可能性も考えられなくはない。
……という恐れがある。
こんな、政治家の答弁のような講義をするくらいなら、
私でなくてもいいはずだ。
そういう、気概を取り戻すきっかけを与えてくれた日だった。