さて、メディアを利用した東京都知事のパフォーマンスの劇場の幕が再びあがった感じです。

 

 ネット上でも賑やかになり、日曜日のテレビも全部見るのが間に合わないくらい賑やかになりました。

 

 まさに賛否両論。しかし、発信すべき側の弱者とも言える東京都の担当者側にとってみれば身内に言いがかりをつけられた感のある事案です。

 

 冷静に考えただけで、「土壌汚染対策法」「建築基準法」に則って、事業の推進をしているとしか思えない事案です。

 

 私が船橋市の土壌汚染対策法の対象事案の書類を見せてもらっとき、ものすごい量のものでしたが、そもそもが、汚染土壌は「除去」以外無いはずです。

 

 従って、この豊洲もあれだけの長い年月をかけて、議論と対策を取ってきたのですから、当然、「除去」は完了しているはず。

 

 それでも念には念を入れての対応が「盛り土」のはずです。

 

 次に、地下の空洞というか、空間の話もありますが、これまた建築基準法に基づく「建築確認」の申請をして、確認も取っている建築物に決まっています。

 

 さて、情報をホームページで公開していることと実態が違うということで、騒ぎ立てていますが、さて、さて、何もかもごちゃまぜにして、あたかも、都の職員と議会が悪いように騒ぎ立てていますが、そうでしょうか?

 

 そして情報公開と称して、都の内部会議をテレビに撮らせて放映させていましたが、それって良いことでしょうか?それって情報公開でしょうか?

 

 アホかと思いますね。都の内部会議を公開し始めたら最後まで徹底的に公開していただきたいものですね。

 

 これって正直申し上げて「狂気の沙汰」だと思います。

 

 ホームページに公開していたことと竣功図面並びに実際の工事の状況とが違っていたことはよろしくないと思いますが、竣功図面が最終的に実際の工事と違っていなければそこは問題がないと思います。

 

 少なくとも、汚染土壌は除去されている。この事実がまず一番大きいことだと思います。

 

 盛り土をすることと、コンクリートや砕石の組み合わせとでの効果効用がどんなものかをしっかり説明すべきではありますが、いずれにしても、そもそも、「土壌汚染対策法」はその多くの権限を都道府県知事に委ねています。

 

 そこには、環境省との協議等も生じるとは思いますが、そのすべてが東京都で完結できるものだと思います。

 

 そして、その手続きにおいては、余程のことでない限り、瑕疵が生じるとも思えません。

 

 あまり素人が騒いではいけないと思いますね。