必死になって、自分の議案質疑の答弁を書き出しました。議会の中継録画を見ていますと、N村ステルス戦闘機的発想だと、中継を見せたくない輩がいたずらをしているのではと思うくらい、画像の汚い、見たくなくなるものでした。
が、我慢我慢。

さて、私は今回、国の基準と船橋市の公立保育園の実情、私立との乖離、今回の民間移管のスキームから将来の私立保育園のあり方を考えた場合の予算の増大に対する懸念を言いたかったのです。
何のための民間移管か。です。

子育て支援部長は、
「保育に関係する栄養士、看護師等の配置基準についてお答えいたします。栄養士、看護師については、国が定めた児童福祉施設最低基準では、配置は求めておりません。」と答弁しました。

私が従来から申し上げているのは、国基準で公立と私立を比較したら、私立の方がずっと効率的な運営をし、保護者満足度も高いですよ。というのが原点。それなのに、船橋市は、過去の歴史の中で、職員組合のいいなりになって、私立では考えられない、子どものための保育園ではなく、「労働者としての保育士の職場環境を良くするために」「加配」をしてきました。それもなし崩し的に。
その結果が、次の答弁です。

「公立では独自の基準で看護師、栄養士を各園に置いております。」と国基準よりずっと良い基準になっています。

「私立園では市の補助制度としてありますけど、全体で5園ほど配置しているところでございます。栄養士につきましては、市の調理員としての補助制度がありますけど、これは各園まちまちで、栄養士が配置しているところもあります。」

言葉では聞き流しちゃいますけど、文章にすると「おや?」って思います。
ここの発言は、市の補助制度があるにもかかわらず私立園は配置をしているところが少ないというふうに聞き取れます。部長は原稿を読んでいますから、意図的に原稿でこのような書きっぷりにしていると思います。

ここでいう補助制度は「看護師」のものです。補助制度があると言っても、微々たる補助金であって、看護師の有資格者を雇用できる制度とは言えないものです。それをあたかも私立園は、補助制度を市が用意しているにもかかわらず、5園しか配置をしない、雇用をしないという言い方はいかがなものでしょうか?

その次もそうです。調理員としての補助制度があります。という言い方は、まったくおかしな話。栄養士としての補助制度があるならまだしも、調理員と栄養士は大してかわりませんとでも言っているようです。「それなのに私立は栄養士を雇用していません。」と言っているようにも聞こえてしまいます。

ともう途中でこのブログを書くのもイヤになってきたのですが、続きの部分は後日書きます。

これだけ手厚く公立を運営してきました。これを後戻りさせることができますかね?民間移管した保育園に、この船橋市基準を当てはめたあとに、後戻りさせられると思っているのですかね。み~んな無責任。
5園の民間移管が終わったあとに、この基準を後退なんてさせられるわけがない。だとしたら、その基準維持のためにどうなるか明白です。後に残る職員の方々がかわいそう。船橋市の高齢者福祉とまったく同じ。もうあきれてものも言えない感じです。

どうなるか。まずは市立の基準は存続。移管園も市立と同基準。しかし正規職員の年齢が上がるとともに、経営が厳しくなりますから、私立の移管園の経営判断が必要になる。そこで運営費の補助単価などの見直しをするか? 法人が移管から撤退?
補助単価を見直せば一般私立は黙っていない。同じ私立なのにどうして補助単価が違うんだという議論になる。

その頃は今の関係職員は担当課にはいない。他の部署へ異動。で、詳細なことを知らない職員がどう対応するか? 結局は誰も責任を負わない。ひどいもんだ。
人事異動で逃がすのは最近の船橋市役所の手口。
これが全体の奉仕者?