師恵坊 | 蘇州日記

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2015年4月から蘇州に単身赴任しています。蘇州での生活をブログに書いてる人が大勢いて、赴任前にとても参考になったので、真似することにしました。

僕が外食時によく食べる場所について紹介していきたいと思います。

今日は園区星海広場駅から徒歩10分のところにある師恵坊(スーフイファン)についてです。


僕の通勤ルート上なので、よく利用しています。





僕の夕食のパターンは、だいたい次の5つに分けられます。

A. 仕事上の公式な会食(中国人と)
B. 仕事上の公式な会食(日本人のみ)
C. 日本人の同僚との食事
D. 一人での外食
E. 一人で家で食べる

この5つのパターンの中でB, C, Dの3つに役立ってくれるのが師恵坊という変な名前の場所です。



ちなみに日本では今では「坊」というと僧侶を指しますが、元々この漢字は「横丁」という意味。日本では「横丁の主」という意味で付けられた「坊主」という言葉がいつの間にか僧侶全般を指すようになったそうです。日本と中国で漢字の意味が違うことが結構あるのですが、それって日本が勝手に意味を変えちゃっただけなんですよね。



師恵坊というのは要するに商店街みたいなものなのですが、日本では見たことのない形状をしています。

この写真を見ると商店街そのものに見えると思いますが、この道路らしきものは公式な道路ではなく、師恵坊の敷地内の駐車場用の通路です。





そして、よく見ると並んでいる個々の店舗の建物は完全に繋がっています。長屋みたいな感じです。

師恵坊は一種のショッピングセンターであり、なぜか建物の形状が上の方に伸びるのではなく長屋形式になっているということなのだと思います。

とは言え、個々の店舗に協力関係があるわけでもないので、客としての感覚はやはり別々の店舗が並んだ商店街というものです。



師恵坊には床屋、マッサージ屋、ホテル、コンビニなど色々な店舗が並んでいるのですが、半分くらいを飲食店が占めています。そして、どういうわけかその飲食店の半分くらいを日本人向けの店が占めているのです。さっきネットで調べたら15件の日本人向け店舗があるそうです。

これらの店では店員さんが日本語をしゃべってくれるので、大変楽に注文や会計をすることができます。

そんなわけで、多くの日本人が外食の大半をここで済ませています。



日本人向けの飲食店と言っても種類は様々ですが、一番多いのは「居酒屋」という形態の店です。

これは日本の居酒屋とはちょっとだけ違っていて、居酒屋と定食屋と寿司屋とそば屋とうどん屋とどんぶり屋とラーメン屋を合体させたような感じです。要するに、日本人が普通に食べるものはたいてい揃うという店なのです。そして、日本人赴任者の多くが単身赴任であることを踏まえて、すべての店に一人客用のカウンター席が用意されています。

こういう店は世界各国で、日本人赴任者が多い街には結構あります。



一軒一軒紹介するのは面倒なので、僕が食べたことのある師恵坊の日本人向け店舗を写真だけ紹介したいと思います。

明日葉(居酒屋)





魚一(居酒屋)





一炉一会(居酒屋)





蜜柑(居酒屋)





神宮と筑前(居酒屋)





スタミナ苑(焼肉屋)






ちなみにインターネットで検索すると「村さ来」という店があると書いてあるサイトが複数ありますが、見たことないので潰れたものと思われます。結構店舗の盛衰が激しいようです。



尚、新区には師恵坊よりも更に規模の大きい淮海路(通称「商業街」)という飲食店街があります。

師恵坊にある日本料理店の大半は、淮海路にあるお店の2号店です。



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